アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー

昨日両国に居たにも関わらず、いろいろあって殆ど観れなかった
「ジャイアント馬場没20年追善興行 – 王者の魂 -」。サムライTVで
生中継があり、その録画を本日やっと確認。内容的にかなりすばらしい
興行で、生で観なかったのを後悔したほど。取り敢えず今回は前半で行
われた「アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニー」について。

車椅子でなければ移動が困難になってしまったブッチャー。
セレモニー中は終始笑みを絶やさず、往年の「凄み」は全く感じられな
かったのだが、最後くらいはそれでいいんじゃないかと。昔は血の抗争
を繰り広げたマスカラス兄弟と笑顔で抱擁を交わすブッチャーの姿に、
ちょっとだけウルウル来た。

涙腺が崩壊したのは、ドリー・ファンク・ジュニアと堅い握手を交わし
た時。ブッチャーとファンクスはセットで語るべきプロレスラーであり、
だからこそ現役時代なら絶対にタブーだった握手を、ようやく人前で交
わすことが出来た2人に、完全にやられてしまった。

アブドーラ・ザ・ブッチャー全盛期を観ることが出来た僕は、本当に
幸せだと思う。リタイアの場所に日本を選んでくれた稀代の悪役に、心
の底から感謝を贈りたい。

呪術師にリスペクトを。長い間、本当にお疲れ様でした!