パンクライナーノート

#Punks Not Dead


▼パンクライナーノート / 森脇美貴夫

このところオリジナルパンクの楽曲を多々聴いているのだが、その途中
フッと思い出した本が↑↑コレ。若かりし頃に熟読した本で、今でも
どこかにある筈なのだけど、探索は困難(^^;)なので古本を当たってみた。

懐かしきJICC出版(現宝島社)から発売された音楽本。
著者の森脇美貴夫とは、音楽評論家にして雑誌「DOLL」の編集長。そし
てインディレーベル「City Rocker」の主宰者であった人。今現在、存命
なのかどうかもハッキリ知らないのだが・・・。

昔はこの本に載っているレコードが全て欲しかったことを思い出す。
あの頃、この手のジャンルのレコードは当然レンタル屋には存在しなか
ったし、FMラジオでオンエアされる機会もほぼ無かった。従って普通
に購入するしか聴く方法は無かったのだが、その頃には既に廃盤だった
りするからタチが悪い(^^;)。新宿の中古レコード屋で見掛けても、法外
なプレミアが付いてたりしたから、指を咥えるしか無かった。

じゃあ、今ならどうか?と言うと・・・。
Apple MusicSpotifyAmazon Musicでは、オールドな音源がかなり
の確率で発見出来る。ピストルズダムドジャムも、なんならDEVO
ゲイリー・ニューマン定額普通に聴ける価値観の問題はともか
くとして、なんとすばらしい時代になったことか。

ただ、この本に載っているアルバムはおおよそ聴いていたことも判明。
音楽にある程度お金を使えるようになってからも僕の音楽的な趣向は殆
ど変わらず、知らぬ間にパンクライナーノートをなぞっていたらしい。
それが確認出来ただけで、ちょっとした満足感が。

Punks Not Dead.
この言葉、もしかしたら今の世では死語なのかもしれないが、おそらく
僕はずっと引き摺ったまま最後を迎えると思う。そりゃあパンクは死な
ない。何故なら僕は、きっと死ぬまでパンクを聞き続けるのだから。