#あの頃の二人
伏兵中の伏兵、EVILがIWGP王者となり、これまでになく混乱している
現在の新日本プロレス。さらにEVILの初防衛戦の相手が、ジュニア王者
の高橋ヒロムに決まった。いつもなら前哨戦を重ねてストーリーを紡ぐ
時期なのだが、コロナ禍で前哨戦は今日の後楽園大会のみに。
NJCからずっと主役で在り続けている高橋ヒロム。
今のヒロムは表情だけで魅せられる凄いプロレスラーに変貌し、ファン
の支持率も高い。今日はBUSHIと内藤を従えた状態で最後にコール。
石森・ディック東郷と共に対角線に陣取った王者のEVIL。
メイクを止め、表情豊かになった。たった数日で王者の威厳まで出て来
た感あり。人が変わるのは一瞬、という言葉には説得力がある。
試合開始前、革ジャンの下にBULLET CLUBのTシャツを着込んだヒロム
だが、すぐさまTシャツを切り裂いてEVILに襲いかかる。未だに流れを
作っているのはヒロムであり、ファンの注目を反らさない。
しかし、試合はEVILがBUSHIにイービルを決めて勝利。
この勝利を、プロレスファンとしてどう判断すべきか、今正直迷っている。
注目のIWGPダブル王座戦は、7/25名古屋大会。
高橋広夢と渡辺高章の二人、新人時代は正直うだつが上がらず、将来の
出世は難しい、と思っていた。でも、その二人がビッグマッチのメイン
で一騎打ち。この試合、僕はそういう意味で楽しみにしている。
・・・個人的には、3本のベルトを巻くヒロムの姿が観たい。
5日後を、期待して待つ!