満願

#暗黒系短編集


▼満願 / 米澤穂信(Kindle版)

ちょっと長いこと「読むべき本が無い」時間が続いている感。
マンガやアニメのチェックが忙しいので、小説系の新規開拓が出来て
いないのは不徳の致すところ(^^;)。

で、お馴染みKindleのリコメンドでチョイスしたのが、米澤穂信
短編集。要所々々で読んでいる作家、と思い込んでいたのだが、調べ
てみると米澤作品はなんと11年ぶり(^^;)。

全六篇から成る短編集で基本的にはバラエティに富んだ内容なのだが、
全篇に共通しているのが「暗さ」。と言っても、読むのが辛い暗さで
はなく、「うわ、この後どうなっちゃうの?」という感覚がやたら継
続する、というすばらしい構成。キライじゃ無いです、こういうの。

特に印象に残ったのは、都市伝説を題材にした『関守』と、海外で活
躍するビジネスマンの事件を描いた『万灯』。後者はなんとなく既読
感があったのだが、かなり昔に読んだアンソロジーに掲載されていた
作品。完全に読み終わってから気付いたのがちょっと情けない(^^;)。

この読書ブランクを埋めるには、米澤穂信という作家は絶妙かも。
著作も多々あるし、作品の質も安定しているので。

伏魔殿のポリスマン

#JUDO


米国『グラップリング・マスター』と称される元プロレスラー・柔道家
“JUDO”ジン・ラベール氏が逝去。享年89の大往生。

UFCに出場したロンダ・ラウジーコーチとして有名になったが、古く
からのプロレスファンなら誰でもその名前を知っている【顔役】

かつてマイク・ラベールがプロモートしたLANWA HOLLYWOOD
ポリスマンであり、バックボーンである柔道の腕前は五輪レベル
旧オリンピックオーデトリアムでは、ジンに逆らう選手は皆無だったと
いうまことしやかなウワサが。

日本との繋がりも深く、旗揚げ直後の新日本プロレスと提携し、ハリウ
ッド・ブロンドス等の渋めのレスラーをブッキング。そして何よりも、
伝説の『猪木vsアリ』レフェリーを務めた事実は、その後彼の名前を
世界的なモノにした。

力道山時代から【伏魔殿】と称されたロスマット
しかし、新日本・WWEを含む現在のメジャーと呼ばれる団体はある意味
ロスマットの拡大解釈。良い意味での胡散臭さが溢れているので、今改
めて各種文献を読み返すと本当に興味深い。そういう団体で、言うこと
を聞かない選手・・・マスカラスも含まれていたとか・・・を実力で従わせる、
というのが恐ろしい。

その実績に感謝しつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします。

ちなみに、ジンのフルネームを英語で書くと『Gene LeBell』となる。
この名字を「ラベール」と読むか、「ラーベル」と読むかが悩ましい
ところ(^^;)。個人的にはラベールの方がしっくり来るんだけど。

Star Cycle

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
ハードロック界の世界三大ギタリストの一角であり、その中でいちばんの
テクニシャンとされるレジェンド・ギタリストインスト曲

Star Cycle by Jeff Beck.
ジェフ・ベックジミー・ペイジエリック・クラプトンの3名が三大
ギタリストとされるのだが、個人的にはクラプトンがブルース・R&B
ペイジがハードロックのステレオタイプな印象。コレに対し、ベックは
【ザ・ギターヒーロー】。とにかく超絶にギターが上手い上に、真似し
てみたくなるリフを産み出す天才。まぁ、普通の人は真似なんて出来な
いんだけど(^^;)。

で、このスター・サイクルなワケだが・・・。
この曲は昭和の時代、テレ朝の『ワールド・プロレスリング』にて、
次期シリーズ参加外人選手紹介時にかかる曲だった。つまり、僕が音楽
を意識して聴く前から身体に染みこんでいた曲で、今でもこの曲のイン
トロを聴くと気分が高揚する。

ギター小僧としてはあっという間に壁にぶつかったため、ベックを日常
的に聴くことは無かったのだけど、この曲だけは本当に特別。ライブ映
像もやたらカッコイイので、是非ご確認ください!

▼There and Back / Jeff Beck

ウタの歌

#OP_FILMRED


『ONE PIECE FILM RED』興奮が収まらない状況。
今年の春頃から劇場鑑賞した映画はどれも大当たりで、毎回感動を引き摺っ
ているのだが、REDはその中でもいちばんのインパクト。ストーリーはもち
ろんだが、やっぱり【ウタ】というアーティストの楽曲の力によるところが
大きいかと。

映画館で観たウタのパフォーマンスは紛れもなく最高。実際にはいろいろな
アーティストが提供した楽曲をAdoが歌っているのだが、とにかく全楽曲の
レベルが異様に高い。Adoという覆面ボーカリストの実力は充分に知ってい
るつもりだったけど、ここで改めて彼女の才能を認識した次第。

8月10日発売のアルバム、速攻で予約。
しばらくの間はきっとコレを聴き込みつつ、REDを反芻する気がする。
もう1回くらい観に行っちゃいそうだなぁ、RED。

▼ウタの歌 / Ado

CDラックで出窓潰し

#木工


こないだ完成したカスタムCDラック自室出窓にハメてみた。

バランスに不安があったので、上部に突っ張り棒を入れて固定。上部に若干
隙間が出来たので、フィギュアケースを4ケース置いてみた。見た目はそこそ
こいい感じなんじゃないか?と。

問題は手持ちのCDの量
取り敢えず部屋で無造作に置いていたCDと、リビング他の棚にしまってあっ
たCDを全部入れてみたのだが、全6段のうち4段を既に使用。倉庫にしまって
あるモノも持ってこようとしてたけど、絶対に全部保管するのは無理っぽい。

今の子たちは溜まらないんだろうなぁ、CDとかって。
もちろん僕も音楽配信とかダウンロード販売を利用してるけど、好きなモノ
ほどメディア・・・というか、盤面を持っていたい世代なんだよね、実は。

とにかく、あと200枚は仕舞える。厳選せねば!