#G1CLIMAX35
新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』、宮城・仙台サンプラザホール。
新日本の仙台大会は必ず盛り上がる、というジンクスがあるが、コレは棚橋社長
が若かりし頃に行った精力的なプロモーションの賜。無論、今回もかなりの盛り
上がりを魅せてくれたのだが・・・。
Aブロック公式戦5試合、全てに見どころが。
昨年以来の再戦となった辻vs上村のメインイベント、SANADAvsEVILのHOT対
決、大岩vsカラムの若手同士の一戦、どれも凄かったのだが、今回強烈に印象に
残ったのは・・・。
まず第六試合、棚橋弘至vsボルチン・オレッグ。
今や新日本の『宝』であるNEVER王者ボルチンに対し、タナが果敢に攻める、
という図。タナのハイフライアタックを受け止め、シェイクに繋げたボルチンに
驚愕したが、寂しかったのはハイフライが必殺にならなかったこと。勢いの差を
魅せ付ける様にボルチンが勝利したが、タナの終わりが近いことを改めて突きつ
けられた・・・。
そしてセミファイナル、タイチvsデビッド・フィンレー。
上村に勝利し、札幌で感動の渦を創ったタイチだが、さすがにフィンレーが相手
では分が悪い・・・と予想していたのだが、コレが大外れ。タイチはフィンレーの
ナチュラルなパワーに真っ向から立ち向かった上、力負けしている様に見えなか
った。しかも、勝利してしまったのだから凄い。もしかしたら、タイチ・・・!
今年のG1、予想以上におもしろい。この奇妙な流れ、どこまで行くのか・・・。