ドラえもん「のび太の新恐竜」

#Fイズム


映画ドラえもん「のび太の新恐竜」DVDにて鑑賞。
劇場でドラ映画を観なくなってからもう余裕で20年以上が経過。原作者で
ある藤子・F・不二雄先生もお亡くなりになり、声優陣も全員が変わった。
3D系のSTAND BY MEシリーズはともかく、オリジナルシリーズはもう観る
ことは無い、と思っていたのだけど・・・。

正直、ドラえもん映画の第一作にして最高傑作とされる「のび太の恐竜」
リメイク版だと高を括っていたのだが、驚いたことに完全オリジナルストー
リー。のび太のパートナーとなる恐竜、今回はどうやら始祖鳥の模様。

キュウ・ミュウと名付けられた双子の始祖鳥がやたらカワイイ
最近の恐竜モノはやたらリアルなモノが多いし、ソレが嫌いなワケでは無い
のだが、ドラえもんの世界で描かれる恐竜はこうであって欲しい、という
理想の姿。彼らの為に頑張るのび太とその仲間たちの一喜一憂に引き込まれ、
上映中に何度も大粒のが流れた。

・・・が、いちばん泣いたのが↑↑このシーン。
海に落ちたのび太とキュウを助けた首長竜は、かつて「ピューイ!」と鳴い
ていたのび太の弟分(に違いない)。カメオで突然登場したピー助はさすが
に卑怯(^^;)。そりゃあ泣くわ!という圧巻のシーンだった。

F先生がいなくなっても、その意思は下の世代にちゃんと引き継がれている。
ドラえもんはこの先もずっと、Fイズムと共にそこに居続けてくれる、と信じ
ることが出来る、最高の映画だった。

・・・もしかしたらこの後、ドラ映画を遡ることになるかも(^^;)。

EGGS

#武道館23時集合


▼EGGS / 中江嘉孝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週、何かの拍子に急に思い出したマンガがあった。
しかし、思い出せたのは「内容」のみ。作者はもちろん、タイトルすら
忘れており、いろんなワードを頼りにネット検索。1時間くらい頑張り、
ようやくタイトルが判明。Amazonに古本が出品されていることを知り、
速攻で注文したのがこの1993年の作品。

どんな内容かと言うと、【コンサートアルバイト】の世界を描いたモノ。
あの頃は本当にありとあらゆる世界マンガになっており、何が書かれ
ても驚かなかったのだが、さすがにコレが出て来た時は驚いた。まさか
こんなニッチな分野の青春モノが刊行されるとは、と。

僕自身、ずっとコンサートバイトをやっていたクチ。
あの頃は明確に音楽が好きで、このバイトをしてればタダでライブが観
られるんじゃないか?というあまりに不埒な理由(^^;)で始めたのだけど、
実際やってみるとそんな事が全く考えられない程にハード100kg近く
スピーカーを運ばなければならないし、照明セッティング中は数時間
舞台にただ立ち続けなければならない。警備に立てば絶対にステージの
方を振り返ることは出来ないし、弁当を食べる時間は約10分。当時流行
りの言葉で言えば、3K極地のような仕事だった。

それでも続けていたのは、そこに集まる人たちがあまりに個性的であり、
その集団の中に居るのが本当に心地よかったから。結局このバイトから
発展する形で仕事を選び、今に至っちゃってるのだから我ながら凄いと
思う。

そういう極悪だけど素敵な世界が、しっかり正直に描かれた佳作。
中江嘉孝というマンガ家は間違い無く僕らとほぼ同じ時期にこの仕事を
していた人間で、その辛さも楽しさも知っている「同志」なハズ。
残念ながらコレ以降での著作は発見出来ないけど、渾身の作品を残して
くれた、と僕は思う。

個人的にはノスタルジーに浸れるが、そうでない人にもきっと響く。
額に汗して働くことの意味がきっと解るハズなので、万人が読むべし。
古本でもなんでもいいから入手せよ!

フシギ

#イヤミスの教祖 #ミスリードメーカー


▼フシギ / 真梨幸子(Kindle版)

ちょっとビックリ、なんと真梨幸子新作
前作「聖女か悪女」からまだ3ヶ月も経っていないことを考えると、この
ペースは驚異的。そしてファンとしてはもちろん嬉しいリリース。

今回も女史最大の持ち味である「イヤミス」のテイストは全篇にしっかり
ばらまかれている。状況描写だけでグロッとした雰囲気を出せるのはさす
がと言う他無いのだが、今作はちょっと違う感想が先に来た。それが何か
と言うと・・・。

・・・完っ全に騙された(^^;)。
中山七里に代表される「どんでん返し」は大好物なのだが、それらに引け
を取らない驚愕のオチ。個人的にミステリーはそこそこ読み込んでいる、
という自負があり、最近では結末に驚くことは殆ど無いのだが、今回は久
しぶりに気持ち良いくらいビックリした。終盤、「え〜!」という言葉が
本当に口を付いて出てしまったのだから。

誤解を恐れずに書くと、今作のどんでん返し、ハッキリ言って非常によく
あると思われるパターン。にも関わらず、最後まで全く気付かなかったの
は、何重にも仕掛けられたミスリードのテクニックが【超絶】のレベルま
で上がった、ということ。

これまでは幸子サマを『イヤミスの教祖』として崇めて来たが、今回から
新たに『ミスリードメーカー』の称号を付加したい。脱帽ですよ、ええ。

だからミステリー好きはもちろん、オカルトマニアの皆様も是非。
・・・さすがにちょっと空いちゃうのかなぁ、次は(^^;)。

Thunderbolt 1

#忘れがちなインターフェース


昨日、業務開始前に秋葉原へ。珍しくピンポイントで購入したいモノがあり、
お店も決め打ち秋葉館。ちょっと古いMac向けの周辺機器を取り扱ってい
るのは、アキバでもこの店だけになったかも。

購入したのは、ThunderboltUSB3.0に変換してくれるインターフェース。
いま日常作業メインのMacの引っ越し作業にかかっており、データをコピー
するのに少しでも速いインターフェースが必要になったため。

しかし、Thunderboltって忘れてたんだよなぁ、実際のところ(^^;)。
USB-Cになってからは意識せずに使っているが、ちょっと古いMacだと単な
外部ディスプレイポートとしてしか使ってなかったので。

試してみたらまぁ速いこと速いこと(^^;)。今さら手に入れてもあと数年し
か使えないことは解っているが、これでまたしばらく延命可能かと。
まぁ使えるのは古い17インチMacBook Airだけなんだけど(^^;)。

虚の王

#渋谷ノワール


▼虚の王 / 馳星周(Kindle版)

読むべき本がまもなくリリース、というタイミングで、繋ぎとしてチョイ
スしたのは定番・馳星周作品。これまで読んだ多くの馳作品と同様、善人
が一人も出てこないザ・ノワール

舞台は渋谷。主人公はかつて伝説のチーマーとして渋谷に君臨しながら、
現在は末端のヤクザでシャブの売人に身を落とした男。渋谷で高校生の集
団が売春を組織化していることに気付き、コレを乗っ取ろうとするのだが、
そこには得体の知れないリーダーが居て・・・という内容。

いわゆるネオ・ブランク・ジェネレーション世代の恐ろしさを描くのが狙
いなのだと思う。渋谷を根城にしている連中は昔からヤバいヤツが多かっ
たが、その「ヤバさ」極限まで誇張した内容。自分さえ良ければ平気で
仲間を裏切り、なんならカンタンに人を殺すのに、心にダメージを一切受
けない、という、完全なるサイコパスが登場してくるのが凄い。

例えば代表作の「不夜城」にも恐ろしい連中が多々登場するが、彼らは確
実に【理由】があって悪に染まっていた。しかし、この作品の「暗」を担
っているキャラには明確な理由がほぼ見えない。それ故に、底の知れない
恐ろしさが溢れ、連続して読むことが出来なかった。

馳作品の読後感の悪さは定評があるが、コレは更に一段階上の極悪作品
こういうのが大好物の僕でもちょっと引いたので、さすがに万人にオスス
メというワケには行かないかなぁ・・・。