2018年7月8日放送の「笑点」

本日オンエアの「笑点」は、特別編成


若かりし頃(と言っても既に貫禄があるけど)の歌丸師匠の姿はやっぱ
り凜々しくてカッコイイ。さらに幼き頃の僕を夢中にさせた小円遊師匠
との絡みは、驚いたことに今観ても本当に面白かった

名司会ぶりを如何なく発揮出来たのは、やっぱり円楽師匠の存在があれ
ばこそ。「黄金コンビ」という代名詞を名乗っていいのは、猪木・坂口
の他には歌丸・円楽という名タッグチームのみ、と僕は思っている。

大喜利トリを取ったのは、その円楽師匠。
・・・名回答。誤解の無いように、全文を引用させていただきます。

「歌丸師匠!

一緒に回答者だった頃、そして司会になられても、私の悪口を優しく
受け止めてくれて、罵詈雑言にも耐えていただいて、どうもありがと
うございました。最後に一言言わせてください!

ジジイ! 早すぎるんだよ!」

ラストシーンで皆が客席に頭を下げる中、一人だけ中空に向かって手
を振る木久扇師匠。付き合いの長い彼には絶対、歌丸師匠の姿がそこ
に見えていた、と思う。

・・・こんな大爆笑は本当に久しぶり。でも、大笑いしているのに号泣
ている自分が、本当に不思議だった。これが「笑点」パワー。歌丸
師匠が完成させた、日本最強の演芸番組底力である。

あまりにもすばらしいプログラムを、たったあれだけの時間で作り上
げてくれた出演者制作の皆様日本テレビリスペクト感謝を。

また、来週。

めちゃイケ、最後の咆哮

フジテレビ土曜8時バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」最終回
5時間を超えるスペシャル編成、回顧シーンの殆ど無い気合いの入った内容。
22年間続いたお化けバラエティは、相応しい扱いで相応しい最期を遂げた。

フジテレビの土曜8時とは、「オレたちひょうきん族」から続く伝統のバラ
エティ枠。そもそも裏のモンスターショー「8時だヨ!全員集合」に真っ向
から勝負を挑み、勝利し、紆余曲折がありながらもフジテレビがずっと保持
し続けたお笑い枠。その枠に22年居座り続けためちゃイケは、やはり偉大な
プログラムだったと思う。

これはきっとめちゃイケの最終回のみならず、フジテレビバラエティ一時
代が終了した、ということ。今後もフジテレビでバラエティは制作されるし、
似たような形態の番組も多々生まれると思う。しかし、これから番組制作に
携わるクリエイターの人たちは、ひょうきん族もフジテレビの全盛期も体感
していない層となる。おそらく彼らの作る番組は我々の年代には響かない

・・・しかし、響かないのは、もうすぐ居なくなる我々のみ。
新しい層・新しい視聴者にはガンガン響く番組が、今後どんどん生まれて来
るに違いない。BPOやコンプライアンスの隙を突くような、凄いヤツが。

「変わる、フジ 変える、テレビ」
このスローガンで良いと思うし、逆に言えばこのスローガンしかあり得ない、
とも思う。ひょうきん族の時のように、勇気を持って爺どもを切り捨てて欲
しい。もちろん、我々も含めて

僕らの時代、全盛期を極め、我が世の春を謳歌したフジテレビは、最後の砦
だっためちゃイケと共に僕の中では本日終了。明日からきっと、全く新しい
フジテレビが始まる・・・筈。

「有田と週プロ」シーズン2ファイナル!

もしかしたら昨年内で一端終了するんじゃ?と思われていたカルト番組
「有田と週刊プロレスと シーズン2」が、昨日の25話を以て配信終了となった。

判官贔屓を抜きで冷静に言うが、この番組、Amazonプライムビデオの柱かも。
当初、コレを観る人は本当に限られていると思っていた。だって、あまりにも
ニッチな内容だし(^^;)。

ところが、周囲の人たちになんとなくヒアリングすると、実はプロレスになん
の興味も無い人が、わりと定期的に観ている、と言う。要はくりいむ・有田
ファンで、彼の番組なら観てみよう、という層。そういう人たちは本来リピー
ターにはならない層なのだが、この番組に出演する“プロレス素人”なゲストと
同様、その深さ面白さに一発でハマってしまう人が続出してるらしい。

いやもう、有田哲平という希有な才能に、感謝するより他無い。
この番組がきっかけでプロレスを好きになってくれる人が増えている、という
事実は、もしかしたら東京ドームより重いかもしれない。

とにかく、早急にシーズン3を!
僕はもうこの番組を観ないと、水曜日が来た気がしなくなってるのだから。

▼観てない人はすぐさまAmazonプライムビデオへGo!

DOCUMENTAL SEASON 4

松本人志の“公開実験”「ドキュメンタル・シーズン4」が本日より配信
開始。大物芸人が腐るほど出てるのに笑い声が殆ど聞こえない、それでい
観てる方は大爆笑、という恐ろしいプログラム

今回のキーポイントは勇躍参戦を果たした雨上がり・宮迫
いまや大物の一人に数えられる人気芸人が、こういう番組に出てきてしま
うのだから、松本の影響力って本当に凄いと思う。

とにかく、短いスパンで矢継ぎ早に配信されるコレは、もはやAmazon
プライムの最強兵器。この番組がある限り、他の配信キャリアは抜けない
だろうなぁ、プライムを・・・。

今のところDVDになっていない「水曜どうでしょう」まとめ

「水曜どうでしょうDVD第27弾」が届いた。
今作はレギュラー放送ラス前として有名な「屋久島24時間耐久魚取り対決」と、
「一挙公開!! 未公開VTR&NG集」のカップリング。“屋久島”がDVDになったこと
で、レギュラー放送分の再編集は終了、と(アンオフィシャルに)アナウンスさ
れていた。もちろん感慨深く観たのだが、視聴完了後、ちょっと気になってまだ
DVDになっていないシリーズを調べてみた。

いわゆるスペシャル(過去企画の振り返りや未公開VTRの放映)はかなり残って
いるものの、純粋な企画としては以下のレギュラー放送時の2シリーズがDVDに
なっていない。

・1998年2月:第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会(オンエアは全2夜)
・2000年11月:四国R-14(オンエアは事前・事後番組含め全7夜)

レギュラー終了から復活後のシリーズ、実はわりとDVD化されているが、単純に
今現在で新しい3シリーズが未DVD化。

・2007年1月:ヨーロッパ20ヵ国完全制覇〜完結編〜(オンエアは全9夜)
・2011年3月:原付日本列島制覇 東京−紀伊半島−高知(オンエアは全12夜)
・2013年10月:初めてのアフリカ(オンエアは全13夜)

カルトクイズ肖像権の取得が難しい素人出演企画だから、DVD化は望めないか
もしれないが、R-14復活以降の作品に関しては確実に再編集の上のDVD化があ
りそう。特に今やカルトドラマとすら言われる「四国R-14」に関しては、藤村D
による再編集が本当に楽しみ。

でも、コレ関係を全部観ちゃったら、後は新作に頼るしか無いのか・・・。
なんか寂しいなぁ・・・。