2020・G1-30 at 横浜武道館(16/19)

#G1 #横浜武道館


『G1 CLIMAX 30』横浜武道館大会。
惜しまれつつ閉館した横浜文化体育館の近くでつい最近オープンした会場で、
キャパシティは約3,000人。後楽園ホールを一回り大きくした感じなのかな?
新日本プロレス今日が初めての使用となる。
正直、Bブロックの勝敗には既に興味が無い(^^;)。おそらく棚橋の決勝進出
が無くなったのが原因。何度も書いてるように推しSANADAなのだが、か
と言って棚橋がSANADAに負けるところは見たくない、というのが本音。
さて・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝7敗>【Game Over】<4勝4敗>KENTA
×J・ロビンソン<3勝5敗>【Europium Cratch】<5勝3敗>Z・セイバーJr.
×矢野通<3勝5敗>【School Boy】<6勝2敗>内藤哲也
EVIL<6勝2敗>【Evil】<4勝4敗>後藤洋央紀×
SANADA<5勝3敗>【Rounding Body Press】<3勝5敗>棚橋弘至×


[本日のピックアップ]


今日はG1云々は置いておくことにする。
久しぶりに「ザ・プロレスリング」が展開された。コレを無視してしまった
ら、昭和プロレス者として失格だと思う。

棚橋弘至vsSANADA
2人のプロレス観はおそらくかなり近いのだが、共通しているのは両者共に
藤波辰爾の匂いを強く感じさせてくれること。小手先では無い本物のテクニ
ックを持つ2人だから、鉄板で凄い試合になる、と思っていたけれど・・・。

・・・久しぶりに想像を超えた
スタンドからグラウンドへの流れ、グラウンドでの主導権の取り合い、安易
に出されない打撃など、ある意味でクラシカルな攻防なのだが、それを長々
と見せられても全く退屈しないのだから凄い。

SANADAがこういう試合が得意なことは知っていたが、そこに乗っかった上
である部分を上回って魅せた棚橋のセンスに思わず唸る。終盤、SANADAの
スカルエンド足を使った関節技で切り抜ける、という動きは、おそらく
棚橋にしか出来ない切り返しだった。

気が付いたら残り時間3分。結局予想通りラウンディング・ボディプレス
連発で決まり、若いSANADAの勝利。しかし、最後までどちらが勝つか解ら
ない凄い試合を創り上げた2人に、拍手を贈りたい。

今日の結果を受け、ブロック突破の可能性があるのは内藤・EVIL・SANADA
の3名に絞られた。行きそうなんだけどなぁ、SANADA・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 浜松アリーナ(15/19)

#G1 #浜松アリーナ


『G1 CLIMAX 30』、今日の浜松で巡業はフィニッシュ、後は首都圏での大会
を残すのみとなった。Aブロックで決勝進出の可能性を残しているのは、ここ
までを5勝2敗で切り抜けたオスプレイ・飯伏・ジェイ・オカダ4人に絞られ
ており、今日はそこから誰が脱落するのか?に興味が集中している。個人的に
もう一つ興味がある件があるんだけども。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×ウィル・オスプレイ<5勝3敗>【Tour of The Island】<4勝4敗>ジェフ・コブ
飯伏幸太<6勝2敗>【Kamigoe】<8敗>高橋裕二郎×
×鷹木信悟<3勝5敗>【Black Mephisto】<4勝4敗>タイチ
×鈴木みのる<3勝5敗>【Bladerunner】<6勝2敗>ジェイ・ホワイト
オカダ・カズチカ<6勝2敗>【Money Clip】<3勝5敗>石井智宏×


[本日のピックアップ]


今日もチョイスが難しいくらい好試合が続いた。最初に指摘した通り、今回
のG1はAブロックとBブロックの「人選」にあまりに差があり過ぎ(^^;)。
そんな中で、今日は敢えてこの試合をピックアップしてみて。

飯伏幸太vs高橋裕二郎
両者のリーグ戦戦績を見ればその差は一目瞭然、飯伏に負ける目は無い、と
予想すべき。実際、僕の予想もそうだった。

しかし、期待していたのは裕二郎の起こすサプライズ
度重なるケガからようやくG1に復帰したのに、さすがに全敗では目も当てら
れない。比較対象はBブロックYOSHI-HASHIということになっちゃうのだが、
今回YOSHI-HASHIは試合内容で評価されている上に、1勝を上げている。

試合運びには上手いし、受けっぷりも良い裕二郎。本当ならもっと評価されて
良い選手であり、ジョバーを甘んじて受ける年齢でも無いハズ。だからここで
キャリアに差の無い飯伏を破る、というアップセットを期待していたのだが・・・。

結局、飯伏のカミゴエがズバリと決まり、敢えなく轟沈・・・。
あと1試合残っているとはいえ、コブに凄い試合内容で勝って1勝したとして
も、ほぼ全試合で好印象を残しているYOSHI-HASHIにすら及ばない

冒頭に書いた僕の興味とは、裕二郎が1勝を上げるとしたらココじゃないか?
ということ。あのNO LIMITを動かしていたのは内藤でなくて裕二郎。あの頃の
裕二郎は、「強さ」に於いて群を抜いていたハズ。いつか必ずトップに上がっ
てくると信じているのに、この体たらくでは・・・。

・・・今後の裕二郎はともかく、Aブロック制覇は3人に絞られた。
圧倒的に有利なのはジェイだが、果たしてどうなることやら・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at ドルフィンズアリーナ(14/19)

#G1 #愛知県体育館


『G1 CLIMAX 30』、名古屋ドルフィンズアリーナ大会。
名古屋といえば棚橋の地元なのに、メインイベントにタナの名は無し。そりゃ
後藤との試合が組まれちゃったら、メインからは外されるよなぁ、と。
その代わりに、神宮二冠戦以来の内藤vsEVIL。今日の全カード、ある意味で
果が見えているカードばかりなのだけど、果たして・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝6敗>【Clarky Cat】<4勝3敗>ザック・セイバーJr.
KENTA<3勝4敗>【Ringout】<3勝4敗>矢野通×
SANADA<4勝3敗>【Rounding Body Press】<3勝4敗>ジュース・ロビンソン×
×棚橋弘至<3勝4敗>【GTR】<4勝3敗>後藤洋央紀
EVIL<5勝2敗>【Evil】<5勝2敗>内藤哲也×


[本日のピックアップ]


昨日と逆に、今日の試合はどれもあまり語るべき試合が無いような・・・。
ピックアップに非常に迷ったのだが、今日はメインにしておこうかと。

内藤哲也vsEVIL
前述の通り、神宮の二冠戦からあまり間を開けない状況だが、既にワンポイ
ント王者感の強いEVILにとっては、巻き返しに絶好の機会。

インサイドワーク技術に欠けるEVILだが、セコンドのディック東郷のおかげ
結構なヒールぶり。しかし、内藤は悉くEVILを上回る動きを魅せ、役者の
違いを見せつける。

と言いながら、最後はEVILが東郷を上手く介入させた上で姑息に勝利する
と予想していたのだけど、勝負は東郷が介入出来ない状態での一騎打ちへ。
ここでフィニッシュのEvilを爆発させたEVILが、文句の無い勝利を飾ってし
まったのだから、ちょっとだけ驚いた。

これで内藤EVIL10点同士首位に並び、その後をSANADA・ザック・
後藤の3人が8点で追いかける状況。僕のSANADA推しは変わらないのだが、
サイアク後藤以外だったら誰でも良い気になってきた。
・・・棚橋の今後の方がよっぽど気になるなぁ、今は。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.3(13/19)

#G1 #大阪府立体育館(3)


『G1 CLIMAX 30』、岡山から中一日明けて大阪へ移動。
今年は大阪で開幕2連戦があったにも関わらず、後半でもう1日入れて来た
らちょっと驚いた。両ブロック共にリーグ戦の残りは3試合。全9試合だから、
今日から後半戦ということになる。Aブロックでチャンスがあるのは3勝3敗
以上の成績の選手たちか。今日の段階で裕二郎とコブの優勝の目は無い、と。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


ジェフ・コブ<3勝4敗>【Tour of The Island】<3勝4敗>石井智宏×
×高橋裕二郎<7敗>【Bladerunner】<5勝2敗>ジェイ・ホワイト
ウィル・オスプレイ<5勝2敗>【Storm Breaker】<3勝4敗>タイチ×
飯伏幸太<5勝2敗>【Kamigoe】<3勝4敗>鈴木みのる×
×鷹木信悟<3勝4敗>【Money Clip】<5勝2敗>オカダ・カズチカ


[本日のピックアップ]


どの試合もインパクトを残した大阪ver.3、迷いに迷ったのだが、今日は
敢えて3試合目をチョイスしてみた。

ウィル・オスプレイvsタイチ
ある意味で大器晩成、おそらく今がピークタイチと、鳴り物入りで登場し
今も音の鳴り止まないオスプレイ、ジュニア時代以来の久々の対戦。

今回のG1、僕が裏MVPに挙げているタイチが今日も大活躍。
試合内容に全くハズレが無く、どの試合も観客が異様に盛り上がるのは、間
違い無くタイチの上手さ小憎らしさが突出しているから。今日もオスプレ
イを相手に真っ向勝負を展開したのだから凄い。

あんまりこういうことを言いたく無い(^^;)のだけど、全日本四天王の流れ
を汲むタイチ「受け」には感心する。今日もオスプレイのフルコース
璧に受けきり、見事な負けっぷりで轟沈して魅せた。

オスプレイは点数を2桁に乗せ、同率首位をキープ。もしも次のオカダ戦に
勝利するようなことがあれば、高い確率でAブロックを突破しそう。そうな
ったらおもしろいんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at ジップアリーナ岡山 (12/19)

#G1 #ジップアリーナ岡山


『G1 CLIMAX 30』、広島からちょっと横に移動して岡山大会
パンチのあるカードは無いのだが、今日の結果如何で優勝戦線に残る人・脱落
する人が決まる可能性あり。現状、3敗以下の選手にはまだチャンスがありそ
うなのだが・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝5敗>【GTR】<3勝3敗>後藤洋央紀
ザック・セイバーJr.<3勝3敗>【Heel Hold】<3勝3敗>矢野通×
SANADA<3勝3敗>【O’Connor Bridge】<3勝3敗>KENTA×
内藤哲也<5勝1敗>【Destino】<3勝3敗>ジュース・ロビンソン×
×棚橋弘至<3勝3敗>【Evil】<3勝3敗>EVIL


[本日のピックアップ]


・・・いろいろ熟慮した上で、今日のピックアップは↓↓コレ。

ザック・セイバーJr.vs矢野通
今日の試合、熱戦になった試合は結果に納得がいかないし、結果が予想通り
だった試合は内容的にピリッとせず。消去法でこうなったワケなのだが・・・。

矢野通、おそらく今現在新日本最強のプロレスラーだと思われる。
しかし、本格派として活躍するにはルックスに恵まれず極悪ヒールをやる
には顔が面白すぎる。で、ようやく発見した立ち位置がコミカルファイター
というスタイル。勝っても負けても短時間で試合が終わり、悲壮感は皆無。
それはそれで全然アリなのだけど・・・。

今日の矢野の試合はやや長かった
グラウンド巧者ザックとの丸め込み合戦はやたら見応えがあり、普段の
矢野なら絶対に見せない引き出しをちょっとだけ開けてくれた感。奇想天外
な反則もいいが、こういうテクニカルなせめぎ合いをもっと観たい気が・・・。

最後は切り返し合いを制し、変形ヒールホールドを極めたザックの勝利。
しかし、コレが決まってもしばらく粘った矢野の姿に、隠れた実力者の本来
の姿を観た気がした。矢野通という存在、マジで貴重だと思う。

しかしBブロック、内藤があと3試合残して二桁を超えたのにはビックリ。
まさかこのまま行く、ということは・・・。SANADAを推してるんだけどなぁ、
今回は。


[本日までの星取表]