glee -DON’T STOP BELIEVIN’-

#This Time


hulu「glee」全6シーズン・合計121エピソードを全て見終わった。
なんというかもう、毎エピソードで必ず1曲は合唱してしまうくらい、
エキサイティングなドラマだった。

リアルタイムで観なかったことを最初は少し後悔したが、ブームが治まっ
てからの鑑賞はもしかしたら良かったのかも。おかげで毎週次が楽しみで
もどかしい思いをすることも、DVDのレンタル待ちで歯ぎしりすることも
無かった。

ドラマ視聴と並行してサントラ音源も集めたが、こちらも本当にすばらし
かった。リビングでかける音楽もしばらくglee castの曲だけになったのだ
から恐れ入る。影響されまくった約2ヶ月間だった。

・・・そして、歌や音楽とは違う部分でもいろいろ考えさせられたドラマでも
あった。なによりも各種の「差別」に真っ向から立ち向かう制作陣の姿勢
が印象的。それをブレることなく演じきった登場する全てのglee castの皆
に、最大級のリスペクトと、心からの拍手を贈りたい。

Don’t Stop Believin’・・・。
中学生の頃に歌詞を覚えたこの曲が、またもや最高に印象に残る曲となった。
ありがとう、glee & ALL glee casts! …and R.I.P. Cory Allan Monteith…。

イアリー 見えない顔 on WOWOW

#カルト教団の野望


久々にデスクワークに勤しんでいるため、今日も録画済みWOWOW
連続ドラマWを一気に。今日の作品はちょっと前にオンエアされていた
オダギリジョー主演のサスペンス「イアリー 見えない顔」

原作は前川裕。いつか読もうと思っていた作家なので、このタイミングで
ドラマ版が観られたのはラッキーだったかも。

連続ドラマWはどの作品もかなりレベルが高いのだが、オダギリジョーが
出演している作品はその中でもかなり良い作品になる場合が多い。このド
ラマも例外ではなく、彼のポーカーフェース全体感を創り出しちゃって
いるところが凄い。

そしてこの作品、他のキャスト陣名人級が揃えられているため、とにか
緊張感が半端ない。民放のドラマではここまでやれねぇだろうなぁ、と
改めて思った。

ネタバレになるので詳しくストーリーには触れないが、カルト教団の巧妙
さと恐ろしさがジワジワくる名作。もうすぐDVDが出るらしいので、興味
のある方は是非!

ダイイング・アイ on WOWOW

#忘却の彼方


録画しておいたWOWOW連続ドラマW「ダイイング・アイ」を一気に。
東野圭吾原作のドラマ、ということは、原作を間違い無く読んでいる筈な
のだが、ストーリーを全く覚えていなかった(^^;)。あまりにピンと来な
いので過去AREAを調べてみたら、やっぱりレビューが書いてある(^^;)。
ただしその内容はスカスカ、あんまり印象に残らなかったのが如実に解っ
たのだが・・・。

ということで、期せずして「初めて観る」感に溢れたドラマ(^^;)。
主役バーテンダーを演じる三浦春馬が一貫して「渋い男」を演じており、
それがキッチリとハマっている。女性キャスト陣にやや役不足を感じたの
だが、春馬の存在感がそのあたりをしっかりフォローしており、結果ハー
ドなサイコミステリーに仕上がっている。ドラマとしては相当優秀かと。

・・・ただ、やっぱりストーリーにちょっと難あり、かな?
確かに東野圭吾マニアの中にはこの作品を「ワースト」と表現する人たち
も多く、その意見にもやや頷ける気がする。ドラマの出来が良いだけに、
ちょっと残念。東野圭吾作品といえども、なんでもかんでもドラマ化しな
い方がいいかも。

GREEN BOOK

#世界一ステキな実話


グリーンブック@舞浜シネマイクスピアリ。
何かで予告を観た時からちょっと気になっていた映画なのだが、3/1の
公開初日から2ヶ月以上過ぎてもまだロードショーされている、という
事実が気になり、映画館へ足を運んでしまった。

・・・すばらしい映画
大袈裟で無く、今年観た映画の中では「最良」と言っても良いくらい。

舞台は1960年代、まだ人種差別の色が濃かった時代のアメリカ
黒人ピアニスト運転手として雇われた主人公のイタリア系移民が、
アメリカ各地を旅しながら二人の友情を育んでいく、という物語。
ちなみに「実話」を元に制作されたらしい。

自らも黒人差別主義者だったハズの主人公の心が、どんどん変わって
行く様が如実に見える。派手なシーンやヤマ場も殆ど無く、淡々とした
旅の描写だけで観る者の心をジーンとさせてくれる。「人種差別」とい
う難しい問題に対する静かで力強いアンチテーゼを終始感じさせてくれ
るところが、本当に凄いと思った。

この手の映画は久しぶりに観たのだが、これまでに観たいわゆる「ロー
ドムービー」の中でも1・2を争うすばらしい作品。吹替版も上映されて
いるらしいので、そっちの方も観に行ってみようかと。

かなりオススメ。清々しく感動したい人はぜひ!

BOHEMIAN RHAPSODY

#FLASH


昨年度最大のヒット作と言われている「BOHEMIAN RHAPSODY」のBDを
購入した。名シーンと言われている「LIVE AID」の部分がノーカット収録
されているのがポイント。

購入したパッケージは本編がBD+DVDの2枚組に特典ディスク、Tシャツ
がセットになったもの。このセットがどうやらバカ売れしてるらしい。

クイーンは僕の中では決して重要なバンドでは無かった
これはおそらくこのバンドを知ったタイミングの問題で、当時のクイーン
はやや迷走していた時代(Hot Spaceの頃)。さらに自分がバンド活動を
始めた時期でもあり、ゴリゴリのヘビーメタルでも無く、パッションが先
に立つパンク・ニューウェイブでも無かったクイーンは我々の琴線に触れ
ず、であるから全盛期と思われるこの前の時代のクイーンを振り返ること
も無かった。

しかし、クイーンは世間に届くタイプの音楽を提供していた。
バンド活動を止め、リスナーに徹するようになると、名曲として昔の楽曲
がいくらでも入ってきた。そうやってようやくクイーンを認められそうに
なった頃に届いた凶報。それが、フレディ・マーキュリーAIDSによる
であった。

この映画は、そのフレディを主役に制作されたモノ。
実は劇場で観たのだが、レビューが出来ないままでいた。ラミ・マレック
の演じるフレディがあまりに真に迫っており、その衝撃を文章にすること
が困難であったのが原因。その気持ちは今も変わらないのだけど・・・。

クイーンの全盛期をもし僕が体験していたとしたら、この映画をどう感じ
たのかなぁ、と考える。もっと斜に構えるか、大号泣するかのどちらかだ
と思うのだが、おそらく前者になる可能性が強い。そういう意味で言えば、
彼らの全盛期を知らなかった、という事実が無ければ、この伝記映画でこ
こまで感動出来なかった気がする。

ただ、LIVE AIDでのクイーンに関しては・・・。
あのイベントは日本でも長時間生中継されており、ほぼ完徹で全てを観て
いたのだが、クイーンのパフォーマンスが始まったところで完全に眠気が
飛び、呆気にとられたことを鮮明に覚えている。ソレをほぼ完璧に再現
た部分は、鳥肌が立つほどすばらしかった。

やはり観るべき「映画」
そしてクイーン楽曲の凄さを、全ての人が再認識すべきだと思う。

・・・ところで、この映画で「Born to Love You」がほぼ使われていないの
は、ちゃんと理由がある。興味のある人は調べてみると面白いかも。