TEAM NACS「PARAMUSHIR」

TEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」
会場は赤坂ACTシアター、全国57公演の千秋楽を観てきた。

NACSの異名「日本で一番チケットの取れない劇団」
僕の“死ぬまでに一度観ておきたいモノ”リストの上位に、「TEAM NACSの
本公演を観る」というのがずっと入っており、言ってしまえば今日また一つ
夢が叶った、ということ。その夢が、実際はどうだったのかと言うと・・・。

NACSの過去公演については、DVD等で入手出来る映像化されたモノは全て
所持しており、それぞれをもう何十回となく繰り返し観てきた。だから、僕
は彼らの技量は理解しているつもりだったし、その評価はかなり高かった。
でも・・・。

TEAM NACSとは、もうそれどころの存在では無かった
ただただ「凄い」という言葉しか出てこないくらい、完全に圧倒された

ハッキリ言ってテーマは非常に重たく、いつもの楽しげなコメディ要素が殆
ど無い、観続けるのが辛くなる程の重厚なストーリー。しかし公演中、板上
の5人から全く目が離せない。数メートル先で繰り広げられるせめぎ合い
終始翻弄され、涙腺が全く制御出来ず。

僕はおそらく普通の人よりたくさんの舞台に触れている。間違い無く言える
のは、そのどれよりも心に突き刺さる、凄い「作品」だったと思う。
彼ら5人が舞台で展開したのは、演劇とカテゴライズするのが適当なのかど
うなのかも解らない。実に乱暴な言い方なのを自覚した上で言うのなら、
「命」のやり取りを間近で魅せつけられたかのような・・・・

一生でこんなに短く感じた2時間は、これまで無かった。
リアルな「北の最終兵器」とは、今やTEAM NACSのことである。

この超プラチナチケットを融通してくれたNさんに最高級の感謝。
そして、NACSの存在を認識させてくれた「水曜どうでしょう」にも感謝を。
これでまた、思い残しが一つ無くなりました。ありがとう!

めちゃイケ、最後の咆哮

フジテレビ土曜8時バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」最終回
5時間を超えるスペシャル編成、回顧シーンの殆ど無い気合いの入った内容。
22年間続いたお化けバラエティは、相応しい扱いで相応しい最期を遂げた。

フジテレビの土曜8時とは、「オレたちひょうきん族」から続く伝統のバラ
エティ枠。そもそも裏のモンスターショー「8時だヨ!全員集合」に真っ向
から勝負を挑み、勝利し、紆余曲折がありながらもフジテレビがずっと保持
し続けたお笑い枠。その枠に22年居座り続けためちゃイケは、やはり偉大な
プログラムだったと思う。

これはきっとめちゃイケの最終回のみならず、フジテレビバラエティ一時
代が終了した、ということ。今後もフジテレビでバラエティは制作されるし、
似たような形態の番組も多々生まれると思う。しかし、これから番組制作に
携わるクリエイターの人たちは、ひょうきん族もフジテレビの全盛期も体感
していない層となる。おそらく彼らの作る番組は我々の年代には響かない

・・・しかし、響かないのは、もうすぐ居なくなる我々のみ。
新しい層・新しい視聴者にはガンガン響く番組が、今後どんどん生まれて来
るに違いない。BPOやコンプライアンスの隙を突くような、凄いヤツが。

「変わる、フジ 変える、テレビ」
このスローガンで良いと思うし、逆に言えばこのスローガンしかあり得ない、
とも思う。ひょうきん族の時のように、勇気を持って爺どもを切り捨てて欲
しい。もちろん、我々も含めて

僕らの時代、全盛期を極め、我が世の春を謳歌したフジテレビは、最後の砦
だっためちゃイケと共に僕の中では本日終了。明日からきっと、全く新しい
フジテレビが始まる・・・筈。

NetflixでONE PIECE

Netflix「ONE PIECE」の配信開始。
現状でシーズン1からシーズン4まで、かんたんに言うとアラバスタを片付け
ニコ・ロビンが仲間になるまでド〜ンと一挙に。

現状のハイビジョンワイド画面に慣れちゃってるので、4:3画面がやたら新鮮。
そして初期のエピソードは本当にグッと来るモノが多く、各エピソードのクラ
イマックスでイチイチ大号泣する始末。しかもここ3日間アーロンを倒すと
ころまで一気に観ちゃってるのだから、自分で自分に呆れる(^^;)。

そして、アニメ版でチョコチョコ混じるTVオリジナルストーリー、今になっ
て観るとこれまたやたら興味深い。特に今観ているローグタウン編サイド
ストーリー原作では殆ど描かれていないエピソード。そういう意味で、ア
ニメ版の初期はワンピースを深く知る上で絶対に押さえておかなければなら
ない作品だと思う。

しかし、この様子だと期間にして3年分のエピソードを2週間くらいで観終わ
ってしまいそう(^^;)。ホントにヤバいよな、ワンピースって(^^;)。

fireTV(not stick)

Amazonタイムセールに乗じてfireTVを購入した。
fireTVはこれで3台目となるのだが、今回はstickの付かないタイプをチョ
イス。僕にしてはかなり短期間での買い換えなのだが、それには理由
ちゃんとある。

最初に買った初代fireTV Stick、ある時期まで全然文句は無かった
のだが、外部アプリのNJPW WORLDの動きがややカクカクしてたので、
セールで最新版のスティックに買い換え。これでCPUの遅さから来ると思
われる不具合は完全に解消したのだが、今度は別の問題が・・・。

・・・おそらく初期不良だと思われるが、番組選択画面で再起動を繰り返す
触ってみると本体が凄いを持っていたりするから、電源アダプタを差し
っぱなしにすることが出来ない、というトホホな状況。

で、今回の買い換えとなったワケだが、さすがに動作は今まででいちばん
安定してるかも。形状がGoogleのアレにちょっと似てるのはナンだが、実
Stickと大きさにあまり違いが無い、というのがGood。

この手のハードウェアはいっぱいあるが、Amazon関連製品はすっかり
アタマ一つ抜けた感。自社コンテンツを持ちながら、他社のアプリにも
しっかり対応してるのが良かったんだろうなぁ、きっと。

これでしばし安泰。
なんかAmazonに踊らされてる気がしないでもないでもないけど。

スマッシュヒット!「海月姫」

として瀕死状態(^^;)のフジテレビ・月9
とにかく殆どの番組が過去最低視聴率を更新しまくりで、もしかしたらこの
枠でドラマの放送が無くなるかも、なんて噂も。今クールのドラマも発表さ
れた段階では全く興味が沸かず、これは最低記録更新か、と思っていたら・・・。

「海月姫」が、途中からやたら面白かった♪
原作は東村アキコの同名漫画で、講談社漫画賞少女部門受賞作。ただ、内容
的にはかなり読者層を選ぶ感があり、コレをあの月9に持ち込むのはかなりの
冒険だった、と思う。月9がこんな状態でなければ、おそらく承認されなかっ
た配置かと。

主演の朝ドラ女優・芳根京子がすっごく頑張った。
彼女本来のスペックはかなり高めなのは間違い無いが、よくもまぁこんなに
華の無い役を受けたなぁ、と。最終的に三つ編みメガネが愛おしいくらいに
なっちゃったのだから、この女優の才能はホンモノ。すばらしいと思います。

そして、男のクセに驚異的な美麗さを誇った瀬戸康史
時折「女装」を忘れるくらいカワイイ、ってのは、逆に問題かも(^^;)。
今後、この手の役しか来なくなる可能性もある気がします。とにかく拍手!

数字は振るわなかったらしいけど、月9史上最低は回避(注)。ただし巷の
評判は全然悪く無く、10%取れなかったのが不思議なくらい。こういうドラ
マで
数字が取れるのがいちばん良いんだけどなぁ、本当は。

(注)実は回避出来てない可能性あり!