素敵な日本人

▼素敵な日本人 / 東野圭吾

東野圭吾の新作。
9篇ミステリーが収録された短編集で、最近定番になりつつあるソフトカバー。
東野圭吾の場合、連作短編の秀作は山のようにあるのだが、“純粋な短編集”とし
ては2011年に発売された「あの頃の誰か」以来。従って、氏にしては非常に珍し
い構成かと。

僕の東野圭吾歴は、連作短編集の「探偵ガリレオ」から始まっている。東野歴、
と言うより、僕の今みたいにミステリーを中心とした小説作品をバカみたいに読
、というスタイルは完全にこの偉大な作家の影響。特別すぎるほど特別な作家
が、僕の原点でもある短編集を出す、というのだから、コレは期待しないわけに
はいかない。果たして・・・。

・・・いやぁ、凄いわ、コレ
充分に練られたトリックと、澱みが全く無くスパッと入ってくる文章。「あ、オレ
今東野圭吾読んでる」と感じさせてくれる、すばらしい一冊に仕上がってると思う。

全9篇にハズレは一切なし。内容とあまり関係の無いタイトルかと思いきや、読了
してみればなるほどどれもが“日本的”なミステリー。久々に光の速さで読み終わり、
さらにもう2〜3篇読みたくなっちゃうのだから、正直脱帽である。

オススメは猫好きなら感涙してしまう「サファイアの奇跡」と、まさかのオチ
驚愕せざるを得ない「君の瞳に乾杯」。というか、全部面白いのでミステリー好き
なら確実に入手すべし! もちろん、良質な短編を探してる人もぜひ!

トイラボを守れ!

最近ずっとご無沙汰なフィルムカメラ。少し前にポジを1本撮り終えたので、
ひさびさに現像に出そう、とトイラボさんのホームページを見たら、どうも
様子がおかしい

・・・作業遅延の報告。
ここ1年で一気に現像のオーダーが増え、設備と人員が追いつかない、と記載
してあったのだけど、根本的な原因は現像料金の未収金増加。つまり、作業を
して貰っているにもかかわらず、料金を支払わない、というクソみたいなヤツ
が大勢居る、ということらしい。

前のブログにも書いたことがあるんだけど、この現像所は本当に誠実
トラブルがあれば必ず連絡をくれるし、こちらの不手際にまで対応してくれる
すっげぇ会社。正直、無くなったら困る人がたくさん居ると思うんだけど・・・。

トイラボはマイページでオーダー情報を記入したあと、郵送でフィルムを送り、
現像が終了したら即データをダウンロード出来る。その後に現像済みフィルム
が返送されてくるのだが、そこにコンビニ払い込み用紙が同封されている、と
いう仕組み。ユーザー側は完全に「後払い」であり、性善説に則ったシステム
で運用してくれてたのだが・・・。

そこを悪用するヤツが何人も居る、というのが許せないし、同じフィルムを弄
っている人間として悲しい。どういう神経をしてるんだろう・・・。

料金を多少値上げしても構わないから、クレジットカード決済のような前金制
に移行してくれてもいいよ、トイラボさん。
なんなら、希望者のみカード手数料を上乗せした金額先に決済出来る、みた
いな感じでも全然構わない。もしトイラボに何かあったら、本当に寸借詐欺
連中を徹底的に糾弾するぞ、マジで。

村田諒太・世界挑戦決定!

緊急とも言えるスケジュールで決まったWBA世界ミドル級王座決定戦
12戦12勝0敗9KO、現在WBAミドル級ランキング2位村田諒太(帝拳)が、
元WBO同級世界王者・現WBA同級暫定王者のアッサン・エンダム(フランス)
と拳を交える。

会場は有明コロシアム、日時は5月20日(土)
正直、この日に仕事を入れてしまっていることを、心から後悔している。

ところでこの試合にちょっとミソを付けているのが「王座決定戦」であること。
実際、現在のミドル級はカザフスタンのゲンナジー・ゴロフキン一強状態。
WBC・IBF統一王者であると共に、WBAはスーパー王者として別格扱いする
チャンピオンで、彼のスーパー昇格で正規王者に空きが出来たからこそ実現し
たタイトルマッチ。そりゃあボクシングファンは突っ込むよなぁ・・・。

しかし、エンダムは元WBO王者でもある強打者
村田はこの強い暫定王者に是非とも完封勝ちして貰い、ゴロフキンとの統一戦
に持ち込んで欲しいところ。これまで強い相手と闘っていない、と揶揄される
村田だが、ここで完勝すれば誰も文句は言わなくなる筈。イケると思うんだけ
どなぁ・・・。

鳥貴族

先週土曜日にフジテレビでオンエアされたENGEIグランドスラム
4時間近く漫才・コントはどれも見応え充分だったのだが、最高に衝撃を
受けたのがキャイ〜ンのネタ、「ものまね芸人鈴木三郎」

ウド鈴木が延々とものまねになっていないものまね(^^;)を繰り返す、とい
うキャイ〜ンらしいネタだったのだが、その一節が最高。YouTubeで同じ
ネタを見つけたので張っておく。

・・・鳥貴族ものまね、という概念がもう凄い。
鳩さん・カラスさん・フクロウさんの件については、今日の現場中にずっと
リフレインしていたくらい。前半のブルゾンちえみのものまねも最高だった。

このネタ、キャイ〜ンの最高傑作だと思う!
ちゃんとしたVが早く上がらないかなぁ・・・。

週末の一本勝負

特に意味があるワケでもないけど、ちょっと気になること。
毎週末、19時直前になると勝負を仕掛けてくる一児の母が居る。昔はかなり
大人だと思っていたけど、今や完全に年下あの人

・・・コレに負けると、次の一週間がマジで憂鬱になる(^^;)。
僕の場合、クセでチョキを出しがちなのだけど、そういうときに限ってアイツ
グーを出す。2週続けてグーを出しやがった時は、やや怒りを覚えた。

昔は投げ食いして「ンガググ」とほざくだけだったのになぁ・・・。
サザエ、恐るべし。ちなみに今週もチョキ出して負けたよ・・・。