「怪物」の恐ろしいボクシング

米国・カリフォルニア州カーソンスタブハブ・センターで行われたボクシン
W世界戦セミファイナルに登場した日本井上尚弥は、米国・WBO7位の
アントニオ・ニエベスを相手に横綱相撲、自身の持つWB0世界スーパーフェザ
ー級王座を防衛、米マットで衝撃のデビューを果たした。

言ってしまえば、あまりに「恐ろしいボクシング」
中央に立つのは王者の井上で、ニエベスは足を使ってその周囲をサークリング
する、という展開が主なのだが、それほどフットワークを使用しているように
見えない井上の動きが鋭すぎる5ラウンドに炸裂したボディブローの印象は
かなり強烈。誰もがウゲェと思ったに違いない。

6ラウンド、王者のパンチを警戒した挑戦者が全く中に入って来ない。コレを
挑発する井上の姿はもう神懸かった格好良さ。ダウンこそ奪えなかったものの、
挑戦者に次のラウンドを闘う気力は無く、井上の6R終了TKO勝ち

山中の王座陥落以来、ちょっと寂しくなった感のある日本ボクシング界だが、
怪物感を増した若き王者のおかげで今後が俄然楽しみになってきた。惜しむら
くは、メインでリマッチに敗れたローマン・ゴンザレスとの試合が実現しなか
った(おそらく)ことくらい。

目指すのは三階級制覇でも、統一王者でも、どちらでもいい。
日本にはまだ、怪物・井上尚弥が居る!

鉄板の「うまぴょい伝説」

↑↑、某所で目撃し、完全に心を奪われてしまった曲
このVTRとはメンバー構成も環境も違うのだけど、とにかく楽曲自体が持って
いる得体の知れないノリの良さがやたら際立つ。

とにかくこの曲を最後に持ってくれば、パフォーマー観客全力疾走する筈。
その状況は「感動的」と言えるほどステキで、この手のイベントに殆ど興味の
無い僕でもリスペクトせざるを得ない光景だった。

・・・サビのフレーズ、しばらくアタマから離れそうに無い(^^;)。
高音質で聞きたい人は↓↓コチラもどーぞ!

Open Street Map

2015年の春によく解らないメーカーのポータブルナビ11,000円で購入。
地図が見れればOK、という感じで、機能的には全く期待してなかった(^^;)
のだけど、ここ2年殆ど不自由しなかったのだから驚き(^^;)。とはいえ、
2020に向けた近隣の道路拡張が目覚ましく、もう地図が古くなってきた。
こういう場合、地図データを更新する必要があるのだけど、ここ数年の間で
見事に安値安定しているポータブルナビだから、新たに本体を購入した方が
安くつく。で、↓↓をYahooショッピングで購入。

A.I.Dなる謎の会社の7インチワンセグ付きポータブルナビ
前のヤツは5インチだったけど、こちらは一回り大きくなった上に9,800円
2年後には7,000円くらいになってそうだ(^^;)。

なんでこの手のナビが安くなってるかと言うと、搭載されている地図データ
ベースがオープンソースのOpen Street Mapだから。あくまでベースだけ
ど、基本データがほぼ無料なら価格も抑えられる。この機種なんて3年間
地図更新無料。それで1万円以下か・・・。

そしてOSM、オープンソースとはいえなかなか侮れない。サイトで葛西駅
近辺を拡大表示してみると、↑↑くらい細かなタウン情報が。ゼンリンあた
りと比較しても、そこそこ使えるんじゃないかと。

・・・まぁ、地図はともかくとして、ナビとしてはまだキッチリ使っていない
のでよく解らず(^^;)。前回を考えれば、なんとなく大丈夫な気はするんだ
けどなぁ・・・。

花咲舞が黙ってない

▼花咲舞が黙ってない / 池井戸潤(Kindle版)

池井戸潤人気シリーズが、遂にタイトルロールでリリース。
同名のテレビドラマも続編の待たれる傑作であり、コレはシーズン3
制作も近いか?とか思ったのだけど、ちょっと問題アリ(^^;)。だって・・・。

銀行トラブルシュートモノ連作短編集で、無論いつもの通りメチャクチャ
面白い。全7話、捨てエピソードの類が一切無く、しかも各話を微妙にリンク
させることで、あたかも長編を読了したかのような手応え。池井戸潤の魅力
全開と言って過言の無い作品なのは絶対に間違い無い。しかも映像向き(^^;)。

じゃあ、ドラマ化になんの問題があるのか?と言うとだね・・・。
同じく大人気の銀行ドラマの主人公のあの人が・・・かなり重要な役で出てき
ちゃうのだから、ちょっと映像にするのは無理な気が(^^;)。なんつったて
こちらは日テレ系、向こうはTBSの日曜9時作品。6チャンネル側の偉い人
の大英断があり、尚且つやたらと忙しい昨年の大河主演俳優のスケジュール
が押さえられなければ・・・。やっぱ無理かなぁ(^^;)。

そういうワケである意味残念なのだが、作品にはなぁんの問題も無い(^^;)。
池井戸潤の真骨頂、お楽しみあれ!

獣神サンダー・ライガー自伝(上)

▼獣神サンダー・ライガー自伝(上) / 獣神サンダー・ライガー

“リビングレジェンド”という言葉が誰よりも相応しいプロレスラー、
獣神サンダー・ライガーの自伝。新日本プロレスのスマートフォンサイト
で連載されていたインタビュー集を加筆・訂正し、さらに素顔の山田惠一
時代を加えたモノ。

ライガーが山田惠一としてデビューしたのは1984年のことだから、その
キャリアは30年を余裕で超えている。同じようなキャリアの選手は他に
も居るが、決定的に違うのはライガーが今も第一線である、ということ。
例えば今、IWGPジュニアヘビー級選手権が他団体に流出するようなこと
があれば、ファンからは絶対にライガー待望論が起こるハズ。本人も認め
ている通り、体力や技術では今の若い選手には及ばないが、そういうもの
を超越した絶大なる「信用」ファンから勝ち取っているところが凄い。
そしてその状況は日本だけでなく、プロレスのある世界のあるゆる国に及
んでいるのだから、これを生ける伝説と呼ばずになんと呼ぶのか・・・。

・・・ライガーのことならもうエンドレスに書き続けることが出来るのだが、
そうなると下巻で書くことが無くなってしまうのでこのあたりで。つまり
この作品はそんなレジェンド、ライガーが語る自らの半生。自身が最高の
プロレスラーなのに、感覚は僕らと同じプロレスファンそのまま。僕らが
想像するだけだしか出来なかった「夢のカード」を、ライガーがどれだけ
実現してくれたか・・・。そんな人の話がつまらないワケが無い。

20年以上前、ある作家がライガーのことを「正しいプロレスラー」と表し
た。“正しい”という言葉の捉え方は人によって違うが、ライガーを正しい
プロレスラーとすることに異論を唱えるプロレスファンはおそらく一人も
居ない。

文字通り、「神」の言葉。読み終わればきっと、誰もが信者になっている。
・・・とにかく早く下巻を! いつなんだ、発売日(^^;)。