ブッカーKが見た激動の時代

▼ブッカーKが見た激動の時代 / 川崎浩市

昨日書いたライガーの自伝と一緒に購入したプロレス檄活字シリーズ
第四弾。ちなみに第三弾著者との相性の問題(^^;)でまだ買っていない
のだけど、まぁコレが先でも大丈夫かと。

著者は川崎浩市氏。
90年代後半格闘技ブームの頃、ヘンゾ・ハイアングレイシーチーム
ヴァンダレイ・シウバを擁するシュートボクセ・アカデミーの選手を
PRIDEにブッキングしていたことで有名。異名は「ブッカーK」

新生UWFからK-1・PRIDE全盛期までの舞台裏を至近距離から観ていた人
の回顧録。特にPRIDE創世記のエピソードは凄まじくリアルで生々しく、
あの頃の異様なブームの裏が、やっぱりとんでもなかったこと(^^;)が
非常によく解る。そこに登場する某団体の代表者は、いけしゃあしゃあ
新興格闘技イベントの中枢に居るのだが、本気で潰れりゃいい、と思
ってるな、僕は(^^;)。

しかし、この本の本当の見どころはそこではない!
川崎氏が新生UWF・藤原組(メガネスーパー)・リングスでフロントを
勤めていたことはなんとなく知っていたのだけど、まさか新生Uの後に
社長副社長が興した株式会社スペースプレゼンツに関わり、しばらく
そこで働いていた、という驚愕の事実が。今までずっとだったスペー
ス社怪しい業務内容にまで踏み込んでいるのが凄い。

そういう意味で、すれっからし系のプロレスファンは必読の書。
もちろん、それ以外の人は読んでも少しも面白く無いと思う(^^;)ので、
ご注意を!