2019年度プロレス大賞

#東スポアワード


東京スポーツ新聞社制定「2019年度プロレス大賞」表彰式。
各賞は既に発表になっているのだが、一応改めて記載すると・・・。

▼最優秀選手賞【MVP】:
オカダ・カズチカ (新日本プロレス)

▼年間最高試合賞【ベストバウト】:
オカダ・カズチカ vs SANADA(新日本プロレス・10/14両国)

▼最優秀タッグチーム賞:
諏訪魔&石川修司(全日本プロレス)

▼殊勲賞:
宮原健斗(全日本プロレス)

▼敢闘賞:
清宮海斗(プロレスリング・ノア)

▼技能賞:
飯伏幸太 (新日本プロレス)

▼新人賞:
ストロングマシーン・J(ドラゴン・ゲート)

▼女子プロレス大賞:
岩谷麻優(スターダム)

▼特別賞:
青木篤志(全日本プロレス)
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オカダは4年ぶり4度目MVPおよび6年連続ベストバウト受賞。
6年間ずっと主役で居続けたのは「偉業」の域だが、今年は同年代
SANADAとの試合が選ばれたのがポイント。

今の状況が続く限りMVP・ベストバウトはしばらく新日本が独占しそう。
全日本とNOAHにはもっと頑張って貰わないと、さすがにつまらない。

岩谷の女子プロレス大賞及び他各賞の受賞は妥当。
今年はぜひ、飯伏幸太に大賞を獲得して貰いたいなぁ、個人的に。

スマホを落としただけなのに

#現代リアルサスペンス


▼スマホを落としただけなのに / 志駕晃(Kindle版)

数年前の「このミス」で話題となり、既に映画化もされている小説。
作者の志駕晃とはペンネームで、中の人はLFプロジェクト取締役
かつてニッポン放送にこの人あり、とされる程の超大物ディレクタ
で、小説をリリースする前から僕も名前だけは知っていた人。

そんなワケでかなり早い段階から興味はあったのだが、タイミング
が合わずに今の今まで読めず。読む本が尽きたところで運良く思い
出し、ようやく読むことができた。

・・・いやぁ、恐ろしい(^^;)。
物語のキッカケは主人公の女性派遣社員の彼氏がタクシーにスマホ
を置き忘れた、というタイトル通りの小さな日常ミス。我々の生活
の中でも充分に起こりうることなのに、そこから個人情報が丸裸に
されていく様は正しく「恐怖」。仮にココに書いてある通りのこと
を実践すれば、世界中の誰もがクラッカーたり得てしまう、という
事実に身震いした程。

正直、やや平淡な文体に迫力の欠ける感はあるが、反面不気味さ
増す、という理想的な構成。若干先読み出来てしまった(^^;)のだが、
ミステリーとしての伏線も各所に散りばめられ、しかもラストでし
っかり回収されているのは、評価すべきポイントだと思う。

どうやらシリーズになっているらしく、続編が幾つかある模様。
現代テクノロジーの中で生きる者としては、読んでおくべきかもし
れない。ちなみに僕はもうfacebookは絶対やりません(^^;)!コレ
を読み終えたら皆そう思う気がするな、きっと。

宅ふぁいる便、サービス終了

#最初のスタンダード


ファイルストレージサービス老舗「宅ふぁいる便」が、3月31日を以て
正式にサービス終了。例のハッキングからの情報漏洩問題は結局解決せず、
残念ながらサービスそのものが消えて行くことになった。

「ファイルストレージ」という概念が、当時はコロンブスのタマゴ的な
サービスであり、それを誰もが使えるようにしてくれた宅ふぁいる便には
本当にお世話になった。宅ふぁいる便がサービスインした頃は、「アップ
ロードしてそのURLをメールで送る」という手順をwebでほぼ完結出来る、
というのは画期的な考え方。肥大化する一方の書類データをなんとかやり
とりするには、宅ふぁいる便に頼るしか無かった時代があった。

今はもう他に幾らでも同様でいて高機能なサービスがある。
現実、宅ふぁいる便は全く使っていなかったし、停止しても何の問題も無
いのだが、切り捨てられていく「古いモノ」にはシンパシーも。

・・・「明日は我が身」だな、きっと。

FANTASTICA MANIA 2020

#正月明けの祭典


今年も新日本とメキシコ・CMLLの合同興行「FANTASTICA MANIA」
10日の大阪大会で開幕。毎年この時期はヒマなことが多いため、中継は
リアルタイムで観てたのだが、今年は今日になってやっと(^^;)。
何故かと言うと・・・。

↑↑が今年の参加選手なのだが、正直ちょっとパンチに欠ける感あり。
常連のアトランティス・ボラドールJr.・新ミスティコらが居ないのも寂し
いし、初来日組の魅力・実力が未知数なのもその要因。まぁ、その代わり
ネグロ・カサスが久々に来日してくれたりするのは嬉しいのだが。

今回敢えて注目したい選手は、19日の後楽園ホールでウルティモ・ゲレ
ーロの保持するCMLL世界ヘビー級王座に挑戦が決まっている小島聡

現状、失礼だが長いこと「冷や飯」を喰わされ続けている第三世代4人
中で、唯一今シリーズ全戦で試合が組まれているのが小島。もしかしたら
最後のチャンスかもしれないし、ここでタイトルを奪取してメキシコ遠征
とかすれば再浮上のキッカケになるかも。正直勝ち目は薄いとは言わざる
を得ないが、なんとか意地を見せて欲しいところ。

後は開幕戦を見る限り調子の良い新ディナミタの3人と、ニエブラ兄弟
も注目しておくと良いかも。オカマちゃんのドゥルセ・ガルデニアはもう
少し様子見。終盤には良くなってる気がするけど。

ケンドー・ナガサキ

#剣道鬼


深夜になって飛び込んできたニュース。
「ケンドー・ナガサキ」のリングネームで知られるプロレスラーの
桜田一男氏が死去。死因は不明だが、心臓ペースメーカーの故障が
原因との情報も。享年71

日本プロレスの時代から活躍したいわゆる「職人」タイプのレスラー。
オリエンタルギミックで海外でも活躍したが、日本では「喧嘩日本一」
の異名を取るほど実力で一目置かれた選手だった。

昨年自伝を出したばかりであり、今年新日本のドーム裏で行われたコ
ンベンションにも元気な姿を見せていたという。昭和の名選手がまた
一人逝った。

個人的に印象深いのは、ドラゴン・マスターの名前でFMWに1度だけ
参戦した時の試合。手加減の全く無いイス攻撃戦慄した覚えがある。
あんなに強い人でも、やっぱり死んじゃうんだよなぁ・・・。

ご冥福をお祈りします。
あの恐ろしさに溢れたイス攻撃を、また必ずどこかで。