Branko Cikatić

#K-1Legend


K-1 WORLD GP・初代ヘビー級王者ブランコ・シカティック氏逝去。
死因は明らかにされていないが、2018年に肺塞栓症および敗血症のため
入院、近年ではパーキンソン病を患っていたという。享年65

実は日本に純粋な格闘技ブームを呼んだのはこの人だったと思う。
↑↑は第1回K-1WGP決勝戦だが、この時にブランコ(と対戦相手の
アーネスト・ホースト)の名前を知っているファンはほぼ居なかった。

このトーナメントに参加したのは佐竹雅昭モーリス・スミスピーター
・アーツチャンプア・ゲッソンリットなど、プロレスの団体で異種格闘
技戦を行った人が殆ど。決勝はスミスvsアーツが予想されていたが、上が
って来たのは全く無名だったこの2人だったのに驚いた。

今見返してみても、凄いレベルの凌ぎ合い。
カウンターのパンチと軌道の変わるキックで攻め続けるホーストを、たっ
た一発のパンチで切って落としたブランコの「強さ」に、大観衆は狂喜。
この大会一発でK-1の成功は確実なモノとなった。

全てはブランコ・シカティックが居たからこそ
尊敬すべき「伝説の拳」に、大いなるリスペクトを。また必ずどこかで。