#無観客の業界最大イベント
世界中で猛威を振るうCOVID-19騒動の煽りを受け、プロレス業界で
最大のイベントであるレッスルマニアも無観客での開催に。事前に行
われたRAWやSmackDownも無観客だったが、正直WWEこそ「観客」
を最も必要とする団体である、と再認識。これまで幾つかの無観客試
合をネットやCSで観戦したが、観客不在という特異過ぎる状況を逆手
に取れたのはNOAHの後楽園大会のみだった。
WMが2日間開催になった理由は、おそらく「一度に50人以上集まる
イベントを自粛せよ」という米国当局の勧告に従ったモノ。1dayで
行えば出場選手のみで余裕で50人を超えてしまうので・・・。
案の定、セミファイナルまでの全ての試合に感じる物足りなさ。
選手の必死さは伝わってくるが、リアクションの無い試合は観ている
のがやや辛くなるほど。これはまぁ仕方無い、と思っていたら・・・。
メイン、アンダーテイカーvsAJスタイルズのBoneYard Match。
WMの無観客が決定した後に決まった試合形式だと思うのだが、コレ
がオールロケ・編集アリ・BGM付き(^^;)の問題作。かなりおどろお
どろしい試合をしているのに、ニヤニヤが収まらない感じ。ダイジェ
ストがYouTubeに上がっているので、是非確認を!
・・・こういうやり方しか無いんだろうなぁ、アメリカだと。
コレはコレで全然アリだし、楽しむことは出来たのだが、同時に日本
のプロレス・・・緊張感に溢れる30分の睨み合い等・・・の優位性に気付く
ことも出来た。日本のプロレスファンは世界中でいちばん幸せなんじ
ゃないかなぁ、と思った。
明日の2日目、注目はジョン・シナvsプレイ・ワイアットの試合にど
んな工夫が凝らされるか、の一点。WWE、業界最大手の意地を魅せて
欲しいなぁ、本当に。