#G1CLIMAX32
新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』、東京・大田区総合体育館2連戦を
サムライTVの生中継にて。例年に比較してG1に熱くなれていない自分
を自覚しているのだが、本日2日目の結果如何によっては「今年のG1は
もういいや・・・」と思うところだった。
初日で印象に残ったのはやっぱりジェイ・ホワイト(Bブロック)だっ
たのだが、今回は2日目のメインのみに焦点を当ててみたい。
Cブロック・棚橋弘至 vs 内藤哲也。
両者共に初戦を“伏兵”に落とされており、デッドラインである0勝1敗。
この試合を落とした方が、優勝争いから脱落する可能性がある。棚橋も
内藤も、こんなところで終わっていい選手では無いのだが・・・。
序盤、両者はかつての新日本を思わせる“ストロングスタイルの攻防”を
展開。特に棚橋の気合いは凄まじく、若さで上回る筈の内藤に食い下が
る必死のファイト。
しかし、最終的にはやはり削り合いの消耗戦に。こうなると内藤が有利
になると思われたが、ボロボロの棚橋が電光石火のスモールパッケージ
で大逆転。僕が今日望んだ結果を、棚橋は説得力抜群の技で自ら呼び込
んでくれた。
棚橋弘至は、今も姿の見えない敵と単身で闘っている。
そういう姿を等身大で魅せられる選手が主役になるべきだし、エースで
あって然るべき。いま、世界王者・ジェイの前に立ちはだかっていちば
ん絵になるのはタナだと思うし、久しく感じていない多幸感を齎してく
れるのもタナしか居ない、と僕は思っている。
結果、苦境に立たされた内藤も心配だが、今回はタナしか居ない。
優勝してくれ、マジで。