SHINSUKE NAKAMURA vs GREAT MUTA

#Yeaoh!


有明アリーナで行われたプロレスリング・ノア『有明凱旋』
Abemaで生中継があったので、久しぶりにTV観戦していたのだが、休憩時間
に上映された元旦武道館大会特報映像驚愕!

グレート・ムタがシングルで闘う相手は、なんと中邑真輔
正確に言えばWWEスーパースターSHINSUKE NAKAMURAが、久々に日本の
団体のリングに上がる。ここ数年で、いちばんビックリしたかもしれない。

NOAHにとっては完全にしてやったりのサプライズ。これでおそらく武道館の
客入りは完全に保証された感。個人的にも「うわ、観てぇ!」と叫んでしまっ
たくらい、ときめく発表ではあった。が・・・。

今日のNOAHは気合いの入ったカードが揃っており、内容もかなり充実してい
たのだが、この発表に完全に喰われた感があったのはちょっとだけ残念(^^;)。
試合の記事が全然上がってこないからなぁ・・・。

足跡

#絶望と希望


▼足跡 / KENTA

全日本プロレスNOAHを経て、単身米国へ渡りWWE(NXT)のリング
でファイト、現在は新日本プロレスで活躍するKENTAの自伝。G1の頃
からリング上でPRに余念の無かった本(^^;)をようやく入手した次第。

NOAHで頭角を現し始めた頃のKENTAは、最高に魅力的な選手だった。
プロレスラーとしては小兵、さらにムキムキの筋肉質では無いにも関わ
らず、2mを超える高山善廣を相手にしても小さく見えない。闘争心を
剥き出しにして闘うその姿は、ある意味プロレスラーの理想。こういう
選手が新日本に居ないのが本当に悔しかった覚えがある。

この自伝ではKENTAの誕生から少年期・青年期、プロレスラーになっ
てからの各団体でのキャリアがバランス良く語られているのだが、のめ
り込んで読めたのはやっぱりWWE入団まで。米国でも大活躍を期待され
ていたのに、度重なる大怪我で欠場を繰り返す。結局はRAWにもSDにも
登場出来ないまま退団してしまったのは、やっぱり本人にとっても思い
出したくないキャリア、ある意味黒歴史だったことが伝わって来た。
あそこでプロレスラーのKENTAは、半分終わってしまった、と判断せざ
るを得ない。

だから、このタイミングでの自伝の出版はちょっと早すぎた感。
正直、今のKENTAに「あの頃」を望むのは酷、というのは解っているが、
今の新日本で明確になりつつある『新しいKENTA』というキャラクター
は化ける可能性があると思うし、それを成功させて初めてKENTA自信の
【足跡】が刻める気が。そこまで待ってからこの作品が出ていたら、も
っとハッピーな気分になった、と僕は思う。

しっかり足跡を残し、その後にぜひこの続きを。
KENTAならきっとそれが出来るし、それをやらなければならない選手
と思うので。

武藤敬司、引退表明

#SPACE LONE WOLF


先週、新日本大阪大会同日にさいたまスーパーアリーナで行われたCyberFight
グループのビッグマッチ『Cyber Fes.2022』にて、NOAH武藤敬司引退
表明した。

武藤のデビューは1984年だから、単純に38年も現役を続けていることになる。
デビュー当時からその才能はズバ抜けており、早くからメインに抜擢されてい
たが、その“特別扱い”ぶりにファンが難色を示した。実際にブレイクしたのは
WCW遠征からの帰国時。そこから先は、名実共に日本プロレス界全体の主役
して活躍してきた。

僕が武藤を認めるようになったのは、実は結構最近で2000年を過ぎてから
90年代の武藤は頑なにアメリカンプロレスに傾倒しており、UWF的な流れ
期待する僕にはなんとも消化不良(^^;)。だから、あのUインターとの対抗戦
の時も、心の底から高田を応援していたりした。

今にして思えば、武藤の「凄さ」は明確に解る。
どんな相手を前にしても、確実に『自分の試合』が出来るのは、プロレスの
技術やスター性はもちろん、【強さ】でも他を凌駕していたからなのは明白。
でなければ、絶対にどこかで誰かにシュートを仕掛けられていた筈。

正直武藤敬司の40周年を観たい、という気持ちもあるのだが、身体のことを
考えると、さすがに認めざるを得ない。最後の対戦相手に誰を選ぶのか、ちょ
っと注目しておく。誰なんだろうなぁ・・・。

WRESTLE KINGDOM 16・3rd Day

#njwk16day3 #njwk16 #プロレスのチカラ


新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16」三日目
今年のレッスルキングダム、どちらかと言えばドーム大会が前座で、今日
横浜アリーナがメイン、という感じに。何故ならば、今大会の全試合が
新日本プロレスvsプロレスリング・ノア対抗戦だったから。
さすがに今日はAbemaTVPPVを購入。セットアップ大変だった・・・。

まずはダブルメイン1試合目について触れなければならない。
あとでしっかり考察するつもりだが、ここまでの成績は4勝4敗1分けと、
しっかりイーブンL.I.J金剛も両団体のダークヒーローズであり、今後
を考えると負けた方のダメージが大きすぎる。特に、シングル王者2人
も配しているNOAH・金剛絶対に勝ちたかったところ。

しかし、試合はL.I.Jの完勝
この結果にはちょっと唖然とした。チームの実力バランスはほぼ均等、と
思っていたのだが、実際に観ると技量差が歴然。L.I.Jは勝つべくして勝っ
た、とするしか無いのだが、ここで終わらせてしまったらNOAHファン
引くに引けない中嶋勝彦拳王はシングルでリベンジすべきだし、新日
本もそのチャンスを与えなければならないと思う、のだけど・・・。

そしてダブルメイン2試合目はもっと残酷な試合となった。
今度は新日本オカダ・カズチカ&棚橋弘至という2人の王者を登場させ、
NOAH武藤敬司清宮海斗をパートナーとして対角線へ。前の試合の結
果を考慮すると、NOAHは絶対に負けられない

この試合で主役にならなければならなかったのは、もちろん清宮
明らかに格上の3人に囲まれながら、随所で良い攻めは魅せてくれたのだ
が、如何せん役者が違いすぎた・・・。

フィニッシュのタイガースープレックスをカットされた清宮にもう引き出
しは残っておらず、オカダのレインメーカーで轟沈。試合が決した時、場
外でやり合っていたハズの棚橋武藤が、なんとも言えない表情を見せた
のが印象的。

オカダは号泣する清宮を文字通り「罵倒」
こういう態度を取るオカダを初めて見た気がするが、コレは清宮への期待
の現れ、と取りたい。以前似たような風景を観たことがある、と思い返し
てみたら、若手の頃に対抗戦に抜擢されたオカダが正に今日の清宮。あの
頃のオカダは、罵倒すらして貰えなかったのだから。

いろんな意味で対抗戦を完勝して魅せた新日本。僕は新日ファンとして何
度もNOAHに煮え湯を飲まされて来た覚えがあるのだが、今日NOAHが飲
んだ煮え湯は激アツで劇毒かも・・・。繰り返すが、この続き、無い事にして
しまったらNOAHファンは立ち直れなくなる気がする。

しかし、久しぶりにピリピリした緊張感の漂う良い興行だったのは間違い
無いと。オカダと棚橋の〆には、さすがに多幸感あり。横浜アリーナで
やっと示せたかな、【プロレスのチカラ】を。

NJPW vs NOAH Again

#対抗戦


新日本プロレスプロレスリング・ノア合同記者会見

2022年、横浜アリーナで行われる「WRESTLE KINGDOM 16」にて、
新日本とNOAHが久々にクロスすることに。今回は交流戦ではなく、完全
【対抗戦】モード。プロレスでここまでゾクッと来るニュースは本当に
久しぶりである。

ちょっと前までは「勝負にならない」と感じるところまで差の付いた両団
体の規模だが、ここ1年で状況は激変した。新体制で試合内容も観客動員
数も上げて来たNOAHに対し、ややこれまでの勢いが削がれて来た感のあ
る新日本。ここでの対抗戦開催は、どちらの団体にも起爆剤になり得る。

しかし、重要になるのは『勝ち負け』かと。
ここで負けた方の団体は、2022年が地獄になる可能性も。特に新日本は
地力をしっかり示す必要があり、結果如何では考えたくない事態に陥るか
もしれない。新日ファンとして、「NOAHに煮え湯を飲まされる」のは、
正直もうたくさんなので。

どんなカードになるか、今から楽しみ。
横浜は・・・行かなきゃならないだろうなぁ、来年。