FODプレミアム

hulu・NETFLIX・amazonプライムビデオ等のVODサービスは、今や僕の
生活に無くてはならない映像ソース。各社それぞれがオリジナルコンテン
ツを所持しており、その作品群には概ね満足なのだが、一つだけ足りない
ジャンルが。そう、「フジテレビのドラマ」である。

今現在はもう見る影も無いのだが、我々の年代で“連ドラ”と言えばやっぱ
フジテレビの作品群。20〜30年前は、ドラマだけでなく音楽やバラエ
ティでも王者だった当時のフジテレビコンテンツは、時折強烈に見返した
くなるモノが多い。しかし、VOD各社には殆どコンテンツが落ちてこない。
そこで・・・。

FOD(フジテレビオンデマンド)のアカウントを開いてみた。
文字通りフジテレビが運営する配信サービスで、当然ながら自社コンテン
が充実。自社モノだけでなく、WOWOW系や海外のドラマ、映画なども
それなりの物量がある。価格も月888円と他に比べて安くいので、フジ系
のドラマで育ってきた40〜50歳台のテレビ好きには、かなり有効なサー
ビスかもしれない。

取り敢えずドラマのラインナップをザッと検索し、昨日・今日で深津絵里
主演の「恋ノチカラ」「ビーチボーイズスペシャル」などを一気に(^^;)。
今後はもっと昔のドラマにシフトしそうで怖いくらい(^^;)。

FOD、良いかも。
取り敢えず今夜はガリレオシリーズを一気に観よう♪

参考:FODプレミアム(公式)

揺るぎなし!「ビーチボーイズ」

古いDVDを整理していたら、偶然・・・というか、必然のように発見された
6枚のディスク。見つけるのは絶対に「夏」なんだよなぁ、コレが。

1997年だから、今からもう21年前の夏大ヒットした上に社会現象に近い
ところまでいっちゃったCX月9「ビーチボーイズ」。いろんな意味で、僕の
ライフスタイルを思いっきり変革してくれた連ドラである。

反町隆史・竹野内豊ダブル主演。性格も生き方も真反対男2人が、とある
きっかけで海辺の民宿に転がり込み、そこで一夏を過ごす、という、よくよく
考えてみればかなり“ありきたり”なストーリー。制作手法も典型的なトレンデ
ィドラマのソレであり、本当なら20年以上経過した後に改めて見返すような
プログラムでは無いのかもしれない。でも・・・。

自然光を大胆に活用したやたら明るい画面と、かなり考え込まれたナチュラル
な台詞回しは、今観ても全く輝きを失っていない。そして、きっと偶然だとは
思うのだが、物語の性質上、現代的なアイテムの類をほぼ必要としていない。
実際、画面には携帯電話が数回出る程度だし。そういう奇跡が重なりまくり、
年月が経っても決して「錆びない」ドラマになったのだと思う。

もちろんディテールだけでなく、この作品に出演した時期が正しく「全盛期」
だった主演反町・竹野内稲森いずみ、そして誰よりも凶悪なくらいの可愛
を醸し出す広末涼子らのハツラツとした演技は、本当に何度観ても飽きない。

このドラマに出会わなかったら、きっと今のように週に何本もドラマを観るよ
うにはならなかったし、映画以外の映像ソフト・ハードにこんなに金を使うこ
とは無かった筈。そう考えると、ちょっと複雑なのだが・・・。

・・・でも夏になるとやっちゃうんだよなぁ、このドラマの一気鑑賞(^^;)。
まぁ、いいよね、夏だし(^^;)。

▼ビーチボーイズ DVD BOX ※現在絶賛品切れ中!

Jurassic World:Fallen Kingdom

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』、シネマイクスピアリ。

25年前に公開された「ジュラシック・パーク」の第一作以来、僕の中で
は本当に特別な映画スピルバーグがメガホンを取ることを知った段階
でまずマイケル・クライトン原作を一気に読み、有楽町日劇前売り
指定席を取り、最初から最後まで口をアングリ開けた状態で画面に見
入った。

以降、続編は全て劇場鑑賞。作品によっては複数回映画館へ
もちろんDVDも全て購入し、これまでの4作はもう何十回・・・いや、ヘタ
すれば100回以上観ているハズ。だからもちろん、今回の新作もかなり
期待してレイトショーに足を運んだのだが・・・。

・・・もしかしたら、これまで観た映画の中で「最高」かもしれない。
驚異的なCG特撮はもちろん、これまでの歴史がキッチリ凝縮された
ストーリー。さらにこの作品、驚いたことにいろいろな「愛」に溢れ
ているのが凄い。

特に、今回の“主役”と言って過言の無い最高のラプトル・ブルーと、
彼女を見事に調教して最高の絆を築いたオーエンとの物語は、思わず涙
を流してしまうくらいすばらしい。

この作品、おそらく全てのバージョンで3回以上は観に行くことになる。
25年以上僕を魅了し続けた映画が、25年目にして最高の幸せを提示して
くれた。スピルバーグと故マイケル・クライトンに、同じく最高の感謝を。
・・・これが、映画だ

BANANA FISH on TV!

僕はいわゆる「読書家」。幸いなことに某所では「レビュアー」という
肩書きをいただき、書評を書くことで幾ばくかの報酬を得ることもある。
読んでいるのは今では殆どが小説で、年間100作品くらいのペースで片
っ端から読み漁っている。であるが故に、周囲からは“小説第一主義”
と思われているが、実はそうではない。

僕がいちばん好きな本とは、間違い無く「マンガ」である。
人生のターニングポイントには必ず重要なマンガがあり、ソレに影響さ
れてここまで生きてきた、と言っても間違いではない。じゃあ具体的に
どの作品なの?とか聞かれると話が長くなるので、その話題はまた別の
機会に。

そういう作品の中に、吉田秋生「BANANA FISH」がある。
1985年から約10年間、小学館の別冊少女コミックに連載された作品で、
そのあまりに生々しいストーリー展開から少女マンガの枠を軽々と越え
てしまった問題作。幼き頃から少女マンガに抵抗が無く、中高生の頃は
普通に毎月別冊少女マーガレットを購読していた僕であったが、この時
代はBANANA FISHを読むためだけに別コミを購入していた程。

そんなBANANA FISHが、作者・吉田秋生の40周年記念プロジェクト
一環としてフジテレビノイタミナ枠でアニメ化。先週からオンエアが
開始され、現状で2話まで放送されている。

あまりにも思い入れの深い作品だと、アニメ化された段階で落胆するこ
とが多い。なので、2週分のオンエアが終わるまで感想は控えていたの
だけど・・・。

すばらしいと思います、このアニメ。
いろいろあって「原作通り」というワケでは無いけども、漂う緊迫感
原作と同等がそれ以上。声優のキャスティングもイメージが全く壊れず、
初めて原作を読んだ時と同じくらい心臓の鼓動が早くなった。毎週木曜
にオンエアされるが、見逃しても1時間後にAmazonプライムに落ちて
くる。大きな楽しみが一つ増えた!

たった一つ心配なのは、この大河ドラマが途中で打ち切りになってしま
う可能性がある(^^;)こと。安定した数字が毎週稼げればいいのだけど、
視聴率だけは水モノだからなぁ・・・。

2018年7月8日放送の「笑点」

本日オンエアの「笑点」は、特別編成


若かりし頃(と言っても既に貫禄があるけど)の歌丸師匠の姿はやっぱ
り凜々しくてカッコイイ。さらに幼き頃の僕を夢中にさせた小円遊師匠
との絡みは、驚いたことに今観ても本当に面白かった

名司会ぶりを如何なく発揮出来たのは、やっぱり円楽師匠の存在があれ
ばこそ。「黄金コンビ」という代名詞を名乗っていいのは、猪木・坂口
の他には歌丸・円楽という名タッグチームのみ、と僕は思っている。

大喜利トリを取ったのは、その円楽師匠。
・・・名回答。誤解の無いように、全文を引用させていただきます。

「歌丸師匠!

一緒に回答者だった頃、そして司会になられても、私の悪口を優しく
受け止めてくれて、罵詈雑言にも耐えていただいて、どうもありがと
うございました。最後に一言言わせてください!

ジジイ! 早すぎるんだよ!」

ラストシーンで皆が客席に頭を下げる中、一人だけ中空に向かって手
を振る木久扇師匠。付き合いの長い彼には絶対、歌丸師匠の姿がそこ
に見えていた、と思う。

・・・こんな大爆笑は本当に久しぶり。でも、大笑いしているのに号泣
ている自分が、本当に不思議だった。これが「笑点」パワー。歌丸
師匠が完成させた、日本最強の演芸番組底力である。

あまりにもすばらしいプログラムを、たったあれだけの時間で作り上
げてくれた出演者制作の皆様日本テレビリスペクト感謝を。

また、来週。