Take On Me

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
今改めて考えると、究極【一発屋】とはこの人たちのことではないか?
と思わざるを得ないバンドの代表曲。

Take On Me by a-ha.
大雑把に言うと、1985年頃傑作のMVをキッカケに世界中で大ヒット
た曲。何が凄いのかというと、そんな昔の曲なのにも関わらず、未だに
もが知っているメロディである、ということ。仮に曲名やバンド名は知ら
なかったとしても、チラッと口ずさんでみれば何故か皆知っている(^^;)。
それだけ印象的でキャッチーなメロディだからだと思うのだけど。

そして、これだけ「他の曲」に印象が無いバンドも珍しい。
調べてみると、映画・007の挿入歌やリレハンメルパラリンピックのテー
マ曲とか出しているらしく、音源として僕も持っていたのだが、聴いても
全くピンと来ない

僕の一発屋感で言えば、久保田早紀と双璧を成すアーティスト。
さすがに『異邦人』は知らない人も居るとは思うんだけど(^^;)。

▼Hunting High and Low / a-ha

Kinky Afro

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
ストーン・ローゼスと並び、【マッドチェスター】を形成した二大バンド
のもう一方の雄。

Kinky Afro by Happy Mondays.
ローゼスが「それでもロックバンド」だったのに対し、マンデーズに対す
る印象は「それでは無い何か」。とにかく“楽しげにやたら踊りまくる人”
が多々登場する意味不明なMVでお馴染みのキンキー・アフロだが、この
人たちはライブでも普通に同じことをやる(^^;)のが凄い。

ボーカルのショーン・ライダー、好みはハッキリ別れると思うが、アシッ
ド・レイヴ側に思い切り振った歌い方は個人的に好み。この頃マンチェス
ター系にハマっていた僕だが、どういうワケかマンデーズだけは生で観て
いないのは個人的に不思議。

とにかくハウスサウンドの究極の変異種中毒に注意。
このバンド、おそらく今もまだ活動中なんだよね・・・。

▼Pills ‘N’ Thrills And Bellyaches / Happy Mondays

Cars and Girls

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
1980年代の終わり、いわゆる「バブル」に差し掛かる頃のアーティスト。

Cars and Girls by Prefab Sprout.
破壊力抜群のパンク・ニューウェーブが終わり、ニューロマンティクス
灼爛期を迎えた英国音楽界が、ハウス・マッドチェスターの前にソッと提
示したバンド、と個人的には思っている。

この頃の音楽は大前提としてミドルテンポで、耳障りの良いモノが多い。
バブル時代に「お洒落」系と言われた人たちは、こういう音楽を好んで聴
いていたのだが、そういう音はパンクを経験した僕らには毒にも薬にもな
らず、全く響かなかった。具体的に誰とは言わないけど(^^;)。

最初はプレファブ・・・我々の世代はプリファブとは言わない(^^;)・・・もそ
の一つ、高を括っていたのだが・・・。当時勤務していた会社で、先輩がこ
のバンドのCDを好んでかけていた。その人は当然お洒落でもなんでもな
く、どちらかと言えばリアルなパンクムーブメントをきっちり経験した
筋金入りのヤバイ人(^^;)。この人がこんなの聴くの?という疑問すら沸
いたんだけど・・・。

・・・数回聴いていると、もうやたら気持ち良くなってくる
計算し尽くされた音の運びは、よくありそうなのに実は唯一無二。そして
プレーヤー、特にギターベースがとんでもないテクニシャンである、と
いうことが非常によく解る。

軟弱そうに見えて筋金入り、というのがいちばんカッコイイ
ちなみに、80′sのBGMを依頼されると僕は必ずこの曲を入れるのだけど、
反応してくれる人も皆一様に一癖ある人ばかり(^^;)なのがおもしろい。
偉大だな、プレファブ。

▼From Langley Park to Memphis / Prefab Sprout

ステレオ時代

#オーディオ専門誌


▼ステレオ時代 vol.17(Kindle版)

ここ最近、ヒマがあればダウンロードして読んでいる専門誌
タイトルから想像出来る通り、オーディオ関係の雑誌なのだが、基本的に
70〜80年代のイクイップメント、具体的にはカセット・レコード・ラジオ
高品位に聴くための機器をネタにしているところがポイント。

今この世にかつての【オーディオマニア】という人たちが存在している、と
いう嬉しい事実が確認出来るだけでも存在意義のある雑誌。特に僕らの世代
には馴染みの深いカセットテープカセットデッキを特集した号は凄まじい
までの偏愛が感じられる。

誤解の無いように明言しておくと、僕は別に過去テクノロジー絶対主義者で
は無い。mp3プレーヤーはiPod登場以前からいち早く使用していたし、ハイ
レゾ音源の聴ける環境もしっかり構築している。それでも、アナログ時代に
その最強を極めようとしていた職人たちの『仕事』には、強烈なシンパシー
を感じてしまう。

こういう雑誌が不定期とは言え継続刊行されている、という奇跡
しかも、Kindle Unlimitedでバックナンバーが全てサブスクで読める、という
のはあまりに幸せな状況。今のところ全19冊、感謝して読んでます!

ハイスクールはダンステリア

#ONGAKU-SENKA

『今日のiPod「POP」から流れた曲』
忘れもしない1984年1本のビデオで僕を完全KOした偉大なアーティスト
『テーマソング』とされる名曲。

Girls Just Want to Have Fun by Cyndi Lauper.
オールタイムで歴代女性シンガーのトップ5を選んだとすれば、確実にラン
クインすると思われるシンディ・ローパーブレイク曲である。

スカートを振り回しながら歌いまくるシンディの姿は鳥肌モノ
格好やパフォーマンスは良い意味で奇天烈なのに、聴こえてくるのは圧倒的
な歌唱力を醸し出す独特の「声」。この時期、僕はマジで世界でいちばんイ
イ女をシンディ・ローパーだと思っていた。

ただ、正直【一発屋】で終わる可能性もある、と思っていたのも事実。
しかし、この曲の後もシンディはヒット曲を連発し、その中には永遠の名曲
とされる『Time After Time』もあった。彼女はここで神の領域に入った。

シンディについては、他にも語るべきことが幾つもある。
USA for Africa参加時の神歌唱はもちろん、WWEのレッスルマニア登場など、
僕の琴線に触れまくる事象が後を絶たない。もうすぐ70に手が届こうか、と
いう現在も、相変わらず“イイ女”であり続けるシンディを、僕は敬愛して止ま
ない。

ところで、この曲の邦題「ハイスクールはダンステリア」(^^;)って、何人の
人が覚えているのかなぁ・・・。正しいとは思えないけど、キライじゃないんだ、
実は(^^;)。

▼She’s So Unusual / Cyndi Lauper