大人気の池井戸潤・花咲舞シリーズの一節。
Kindle Singleと銘打たれたラインナップの一つで、人気作家の短編を切り売り
する形態。おそらく数年後にはまとまって単行本になったりすると思うのだが、
人気シリーズをつまみ食い出来る感覚はちょっと嬉しい。
ドラマで大人気になった花咲舞シリーズだが、実はシリーズと言いながらこれ
までリリースされているのは「不祥事」一冊のみ(^^;)。ドラマはシーズン2ま
で制作されてるのにもかかわらずネタ枯れしないのは、全然違う主人公が活躍
する「銀行総務特命」からもエピソードを引っ張っているから。さすがにこれ
だけ人気が出てしまうと新エピソードを執筆せざるを得なくなったんだろうな、
池井戸センセ(^^;)。いや、個人的には非常に良い傾向です。
内容はある意味で“タイトル通り”(^^;)。
すっかり杏のイメージが定着した花咲女史が、相変わらず気持ち良い花咲節を
聞かせてくれる、痛快経済モノ。なんだかんだでこの分野、完全に池井戸潤の
天下だな・・・。
199円のシングル盤としての役目は充分に果たしている。
願わくば、コレと他のエピソードをまとめた単行本を早めに出して欲しい。
でないと、ドラマのシーズン3が制作出来ない気がするので♪