Unlimitedサービス徘徊中に発見した作品。
おそらくインディーズ系の作家で、虎渓理紗という作家名で検索してもこの
1作しか出てこない。さてどんなもんか?という感じで軽く読んでみた。
「火曜日だけ開店している魔法使いの居る喫茶店」というアイデアは悪く無
い。つまり舞台設定・キャラ設定はそれなりに魅力的で、起きる事件もそこ
そこ興味深いのだが、如何せんエピソードが1つ、というのはちょっと足り
ていない気がする。ここで発表するのではなく、もう2〜3エピソード分の話
を作り、連作短編にした方が間違い無く良かったんじゃないかと。力尽きち
ゃったのかなぁ、1話で。そのあたりがかなり残念だったりする。
Amazonレビューでの酷評も頷ける。ミステリーとしても恋愛小説としても、
下手すればライトノベルとしても不完全なのは否めないが、上記の通り発想
は全然悪く無い。次回はもう少し長い小説にチャレンジして欲しい。
・・・なんならコレの続編でも構わないので。