またやぶけの夕焼け

▼またやぶけの夕焼け / 高野秀行(Kindle版)

クレイジーなトラベラーとして数々の紀行文をリリースしている高野秀行が、
(おそらく)自らの幼少期の体験を延々と綴った私小説的な作品。

キャッチコピーによると、ジャンルは「青春小説」らしいのだが、感覚的に
はそれよりも随分前、男の子が思春期に入るか入らないかくらいの時期を描
いたモノ。まぁ、かんたんに言うと都下(この小説の場合は八王子)に住む
1960年代後半に生まれた小学生が、毎日をどのように過ごしていたか?が、
キッチリ理解出来るホンワカ系。ほぼ同世代の僕としては、非常に共感度が
高く、最後までしっかり楽しめたのだけど・・・。

正直、女性とかの受けは悪いかもしれない(^^;)。
男性なら、「ああ、あったあった、そんなこと!」というエピソードが満載
で、ニヤニヤしながら読めると思うけど、さすがに女の子はなぁ・・・。
ただ、作者はきっとそのあたりを全くターゲットにしていない、というのも
非常によく解る。そのあたりの潔さ、決してキライじゃ無いです、僕は。

そして、この人の文章は単純に面白い。それも、思わずプッと吹き出してし
まうような言い回しを絶妙なタイミングで使っており、読んでいて非常に楽
しい。紀行文もいいけど、こういう作品でもしっかり真価を発揮できている
のだから、この人の懐も結構深い気がする。

・・・なんかクワガタ取りに行きたくなってきた(^^;)。
ノスタルジーに浸りたい同年代男性、ぜひ読むべし!

え?カールが?

元アイドルが逮捕されたり、浅草で立てこもりがあったりと、いろいろな
ことがあった今日なのだが、その中でも僕がいちばん戦慄したニュース

参考:明治「カール」、東日本での販売終了(日経)

・・・目を疑うどころか、電車の中で思わず「ええっ!」と大声が。
僕と同じ時代をずっと一緒に生きてきたスナック菓子の金字塔が、まさか
売れていないなんて・・・。

カールの無い生活なんて、80年代初頭の新日本プロレスに藤波辰爾が居な
いようなもの。あって当然のものが無くなるのは、あまりに悲しい。
明治製菓もたいへんだとは思うけど、なんとかならないだろうか?

SSD・960GB

MacBook Pro Late2008がまたもや挙動不審。起動ディスクの読み込みにやたら
失敗し、遂には起ち上がらなくなった。内蔵のSSHDを外して外付けドライブ化し、
他のマシンで確認すると、データ領域はキッチリ生きているから、これは間違い
なくシステムの異常。で、抜本的な対策を施した。

まず、何故か今もメインになっているLate2008を完全にSub機に降格させる。
そして、Mid2009をメインに昇格させ、普段使いに耐えられるようにセットアッ
プする、という作戦。

問題はストレージの容量。Late2008には音楽や写真のデータが大量に入ってお
り、それに対応出来るように1TBSSHDを使用。これに対し、Mid2009の方は
レスポンス優先250GBSSDを入れ、ここぞ!という時に使っていたのだが・・・。

↑↑今回の買い物。
1TBには及ばないが、SunDisk製960GB・SSDを購入した。これだけの容量が
あれば、Late2008に突っ込んであるデータも移行が可能、速度が損なわれる事
も無くなる筈。Mid2009から抜いた250GBのSSDはそのままLate2008へ。余っ
た1TBのSSHDは、データの移行が済んだ段階でフォーマットし、Macに搭載され
ているTimeMachineのバックアップメディアにする、という流れ。

さて、計画通りに事が運ぶかどうか・・・。さすがにこのSSDはちょっと高かった
ら、なんとかなってくれないと困るんですけど(^^;)。

アキラとあきら

▼アキラとあきら / 池井戸潤(Kindle版)

池井戸潤の新作は、文庫電子書籍でリリース。
僕はもちろんKindle版をチョイスしたのだけど、書店で文庫の束を見たら、
これが尋常で無い厚さ(^^;)。電子書籍だとそういうのを意識することが
あまり無いのだが、なるほど確かに長かった。しかし・・・。

・・・ただただ、凄い
この長さの作品をたった2日で読了させてしまうのだから、物語のすばらし
さはとんでもないレベル。そして、氏お得意の“銀行系”にやっぱりハズレ
は無い。池井戸ワールド全開、経済モノなのに手に汗を握らせる読み応え
たっぷりの長編に仕上がっている。

今作のポイントは、やっぱり主人公が「瑛」「彬」2人であるという
こと。どちらも読みは「あきら」だが、境遇の全く違う2人がメキメキと
成長し、優秀なバンカーとなって難関に対峙する様は、ちょっとした大河
ドラマ。胸のすくような展開は、間違いなく読者を魅了すると思う。

半沢シリーズ花咲シリーズの時にも感じたのだが、この人の描く銀行員
は皆とても魅力にあふれている。例えば、読書好きの小学生・・・まぁ、高学
年になるだろうけど・・・がこの作品を読み、将来は絶対にカッコイイ銀行員
になる!とか決心してしまうかもしれない。

解説によるとこの作品、実は過去の雑誌連載(2006-2009)をまとめたも
ので、「下町ロケット」よりも古い物語である。にもかかわらず、古くささ
の類は一切感じない。逆に、どうしてこれまで寝かせていたのか、非常に
疑問が残る(^^;)。リリースされて良かった、と心から。

そしてこの作品、7月WOWOW連続ドラマW枠で映像化されるらしい!
・・・なんか凄いことになりそう♪

SHINSUKE NAKAMURA on WWE!

WWE NETWORKにてPPV「BACKLASH 2017」をタイムシフト観戦。
今回の主役は間違いなくKING OF STRONG STYLEこと中邑真輔。NXTから
上がってきた選手がPPVで一軍デビュー、というのは破格の扱い。
実際、このPPVのプロモーショングラフィック真輔のワンショットだった
のだから凄い。

対戦相手は過去に二度WWE世界王者になっているドルフ・ジグラー
アマレスをバックボーンとする基礎に忠実な選手で、日本のファンが思うよりも
かなり大物(^^;)。実は真輔とジグラーはSmack Downダークマッチで何度も
対戦しており、この段階で磨き上げられた鉄板カードだったのだと思う。

真輔はこの大物相手に終始余裕の試合運び。ちょっとくらい緊張してても良さそ
うなモン(^^;)なのに、ノリまくって試合するところはさすが。コレをやってる
のが日本人だ、というのがすっごく嬉しい。


ジグラーの持ち味を引き出し、得意技を受けきった上での貫禄勝ち。
フィニッシュは定番のリバースパワースラムからのキンシャサだったのだが、
この少し前にジグラーの片足タックルをガブり、横にスライドしてニーを決める。
というMMA的なムーブも。こういう試合をされると、もう唸るしか無い。

100点満点のデビュー。
もしかしたら、年内にWWE世界ヘビー級のベルトを巻く真輔の姿が観られるかも。
一刻も早くその時が来てくれるといいなぁ♪