ウツボカズラの甘い息

▼ウツボカズラの甘い息 / 柚月裕子(Kindle版)

柚月裕子強化月間継続中
特に意識したワケでなく、「まだ読んでいない」という理由でチョイスしたの
だが、これがまたとんでもなくハードミステリー。ネタは基本的に「マルチ」
である。

マルチとはいわゆるマルチ商法のことで、悪い言葉で言えばネズミ講、良さそ
げな言葉で言えばネットワークビジネスのアレ。マルチの細かな解説があるワ
ケではなく、あくまで物語の重要な部分の盛り上げとして使われているところ
がポイント。

人を騙す、という行為のメカニズムが一目瞭然。
どちらかと言えば僕は騙す側の人間だと思っていたが、この作品に登場する連
中に比べたらまだまだひよっこだな、と思った(^^;)。

もう慣れてもおかしくない頃なのだが、相変わらずこの人の作風は漢臭い
「漢」とは言っても、冴えない中年サラリーマン連中がなんだかんだで読んで
いる実話系週刊誌の世界であり、コレを女性が書いている、というのが非常に
興味深い。どんな生い立ちなんだろうなぁ、柚月先生・・・。

そんなことを言っている間に全読破間近。さて次は・・・。

心や・中華そば全部入り

京王新線・幡ヶ谷駅近辺で一仕事終え、折角だから皆でラーメンを食おう!
ということに。もちろんこの辺りのラーメン屋には明るくなく、スマホ検索
の結果、満場一致で決まったお店。

心や・中華そば全部入り
まず、お店の作りからして美味そうだったのだが、こういうお店は得てして
期待外れに終わる場合が多い。しかし、ココはハッキリと大当たり!

いわゆる背脂チャッチャ系の醤油ラーメンで、スープは長岡式竹岡式
間くらい、というナイスバランス。チョイスにやや悩んだので、オススメに
なっていた全部入りをオーダーしたのだが、ちょっと変わった岩海苔という
トッピングがやたら美味くて驚いた。

今年も幡ヶ谷には定期的に通うことになりそうなのだが、これは終了後定番
のお店になりそう。良いお店みつけました! ご馳走様でした!

参考:心や(RDB)

00:00 SAT 23th JUNE 2018

昨日深夜、リアルタイムで僕を祝福してくれたのは↑↑彼ら(?)2名
のみ(^^;)。どうだろうか、この友だち居なさ加減(^^;)。

とにかく半世紀をお祝いしてくれたけんさくえんじん、更に彼らを
マネジメントするYahoo! JAPANさんには感謝を。

さぁ終盤、始めよう!

Beef Stew 2

明日から泊まりで現場なので、今日は特別に料理をする日に設定。
前回で味をしめたビーフシチュー、本日2回目のチャレンジ。この料理、
美味しいのだがやっぱり手間がかかる(^^;)。なんつったって、仕込み
から完成まで20時間近くかけちゃったんだから(^^;)。

基本的な作り方は前回のトピック参照。
変更はマッシュルームを入れずに肉の量を増やしたのと、料理用のワイン
を使わずに通常の赤ワインを使用したこと。

今回は漬け置きの時間を倍増させた。
前日の深夜にタマネギとベビーキャロット、たっぷりの牛肉を鍋に敷き、
具材がヒタヒタになるまでワインを入れ、冷蔵庫にしまう。たっぷり10
時間漬け込んだのだが、ワインを多めに入れたおかげで水分の不足が発生
せずに済んだ。一度牛肉だけ取り出し、フライパンで焼くのだが、その時
の牛肉が飴色に光って非常に良い感じだった。

↑↑コレが今回の完成形
実はジャガイモを入れるのを忘れて後入れしたのだが、逆にその方が好み
かもしれない。味の評判は非常に良く、前回を大きく上回る評価を獲得。
ビーフシチュー、もう得意料理ってことでいいかな、うん。

・・・しかし次回は圧力鍋をデビューさせるつもり(^^;)。
さすがに半日以上はキツいな、やっぱり(^^;)。

BIG VAN VADER

・・・昨夜飛び込んできた訃報。
“皇帝戦士”ビッグバン・ベイダー逝去。死因について、詳細は不明だが、1ヶ月
前に重度の肺炎を患い、闘病中だったと言う。享年63。自信の公式twitterアカ
ウントにて、同じくプロレスラーの息子、ジェシー・ホワイトが明らかにした。

ベイダーの日本デビューは1987年12月27日・両国国技館
ビートたけし率いるTPG(たけしプロレス軍団)の刺客として、アントニオ猪木
に対戦を迫った。当日、長州とのシングルが決まっていた猪木はベイダーのアピ
ールを受けて試合の変更を指示。これに不服な観客が、大暴動を起こした「両国
の乱」は、あまりに有名なエピソード。

僕はこの両国の乱を現場で実際に体感している。
正直、猪木vs長州というカードに当時殆ど思い入れが無く、当日のカード変更を
好ましく思っていたほど。甲冑をまとって入場するベイダーに度肝を抜かれ、結
果2試合目ではあったが、あの猪木を子ども扱いした強さに感嘆したのを覚えて
いる。

デビューではミソの付いたベイダーだが、その後あっという間に新日本の外国人
エースに変貌。猪木・藤波との試合は本当に見応えがあった。


新日本でのベイダーは外国人対決でも無類の強さを発揮した。
象徴的な試合東京ドームで組まれたスタン・ハンセンとのタイトルマッチ。目
を腫らし、マスクを捨てながらもあのハンセンに一歩も引かない肉弾戦を展開。
あの日を境に、ベイダーは特別なプロレスラーとなった。


もう一つ忘れられないのが、UWFインターでの一連の闘い。
高田延彦とのシリアスマッチの緊張感は未だに身体が覚えているし、ゲイリー・
オブライトとの頂上決戦は本当に身体が震えた。

・・・ずっと観てきた大好きな選手が、いなくなってしまうのは本当に悲しい。
自らの全盛期を、ずっと日本のファンに魅せてくれた偉大な選手に、心からの
リスペクトを。

また必ず、どこかで。