後楽園ホールにて「Lucha Libre Estrella Fiesta」を観戦。
開催と参加選手が発表された段階で絶対観に行こう、と決めていた興行。
懐かしき「ユニバーサルプロレスリング連盟」の残り香を嗅ぐために・・・。
僕の本命は第三試合に登場したケンドー。
ユニバがあれだけ盛り上がったのは、間違い無くケンドーの存在があった
から。全盛期のケンドーは打たれ弱い、という致命的な弱点(^^;)こそある
ものの、ゴムマリのようなバネと立ち居振る舞いの面白さはピカイチ。
そして僕らに「応援すること」の楽しさを教えてくれたのもケンドーだった。
ケンドーも年を取り、動きはさすがに全盛期に及ばないが、その面白さだ
けは昔のまま。最後もイホ・デル・パンテーラにカンパーナを決め、見事
に勝利を奪って魅せてくれた。
そして、まさかの再来日を果たしたのがタケダ。
リングネームがタケダであった、という理由だけで日本に来たタケダは、
相変わらずマスク以外の特徴は無かった(^^;)のだが、そこに居るだけで
観客を楽しませてしまうのは凄い。
ケンドーやタケダをユニバのリングで最初に観たのはもう30年近く前。
あの頃からずっと大好きな選手(タケダはそれ程でも無いけど^^;)が、
今もリングに上がって観客に手を挙げてくれる。こんな幸せ、プロレス
ファンをやってなければ絶対に感じられない。ありがとう、ケンドー!
メインに登場したのは、これまた懐かしきエル・イホ・デル・サント。
しかも対戦相手の中にフェルサ・ゲレーラが居る。あまりの懐かしさに、
ちょっとだけ泣きそうになった。
そしてもう一人、ネグロ・カサスやエル・テハノ、そして浅井嘉浩と共に、
ユニバの「強さ」の部分を担ったシルバー・キング。ユニバ以降も各団体に
来日していたが、生で観るのは本当に久しぶり。身体は完全にヘビー級にな
っていたが、その迫力は未だ健在。いやぁ、凄ぇわ・・・。
試合内容については正直語る必要すら無いと思うのだが、敢えて言うなら、
「予想以上に良かった」としておく。何よりも、動くサントやケンドーを、
2019年の今、“観ることが出来た”という経験は何にも代え難い。
企画してくれたスターダム・ロッシー小川社長と、東京愚連隊に感謝を。
おそらくもう次は無い、と思うけど、もし2回目があるのなら、次回も必ず。
楽しかったなぁ、本当に。