獣神サンダー・ライガー

新日本プロレス・旗揚げ記念日@大田区総合体育館をNJPW WORLDにて。
興味深いカードが多々組まれたのだが、僕の興味は一点のみ。
リアル・リビング・レジェンド獣神サンダー・ライガーが、石森太二
持つIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦したタイトルマッチがソレ。

入場から場内にこだまする大ライガーコール
平成時代の新日本をずっと引っ張ってきた選手は、もうライガーしか居ない。
観客もそのことをよ〜く解っている。


その存在自体が「日本の誇り」と言っても全く過言の無いプロレスラーは、
一回り以上若い王者を翻弄し、そして追い込んだ。試合の主導権の8割を握
りながらも、最後は石森のYESロックに無念のギブアップ・・・。

試合後にライガーは、
「石森が強くて、俺が弱かった。それだけ。俺なりにいろいろ考えることも
あって、近いうちにいろいろ語らせてもらう。ただ、俺が弱かった、これが
現実」、さらに「あれだけ応援してもらって、それに応えることができなか
った。ある意味、プロ失格だと思うし。口下手な俺が、あとでまた語らせて
もらいますので。今日はそれだけ。ごめん!」と語ったらしい。

・・・ライガーの凄いところは、新日ジュニアという世界で認められている場所
に、自らの後継者を多々創ったこと。いや、ジュニアだけではなく、例えば
現在WWEでトップを取っている殆どのレスラーが、スーパージュニア時代
ライガーに少なからず影響を受けている。一世代以上前のレスラーなのにも
かかわらず、現役でリングに上がり、世界中で尊敬を受けている。でも・・・。

ライガーも今年で55歳(な筈)。
だとするのなら、僕らもそろそろ覚悟した方がいいのかもしれない。その前に
もう一度だけ・・・。IWGPジュニアのベルトを巻く獣神サンダー・ライガーの姿
を観たい。

Please, One more Fight, LIGER!