映画・天気の子

#新海誠


小説を読んでからかなり時間が経ってしまったが、ようやく新海誠作品、
「天気の子」をシネマイクスピアリにて鑑賞。

もちろんストーリーはしっかりアタマに入っており、それがどんな映像に
なるのかを楽しみにしていたのだが、まぁ相変わらず見事としか言いよう
がない、美しくやたらリアルなCGに圧倒された。

なんといっても物語が展開する場所はおおよそが新宿界隈
それも西武新宿線・新宿駅前、つまりは歌舞伎町の入口。若い頃から今にい
たるまでずっと歌舞伎町周辺で遊んでいる僕にとって、あまりにお馴染みな
場所が、恐ろしく繊細で美しいファンタジーの舞台となる。コレ、かなり新
鮮な気分になった。

しかしまぁ・・・。
予想出来たことだが、今回はちょっと斜に構えたママで観終わってしまっ
たかも。原作を読んだ段階で予想出来たことだったのだが、物語がやっぱ
「若い」(^^;)。これは完全に年齢の所為であり、例えば20年前にこの作
品を観ていたら、やたら感動したんじゃないか?と思われる。

ただ、非常に心地よい映画なのは間違いない。
全編でほぼ降り続く「雨」は、6月生まれの僕にとって馴染みの深い状況。
この映画のラストシーンは、もしかしたら僕の理想の世界かもしれない。

ちなみに新海誠前作のファンの人は、“あの人たち”の出演シーンにも注目。
結構な見どころなので。