Don’t Talk…

#疾患ソング


重病では無いのだけど、凄くタイミングの悪いところで疾患
不徳の致すところで、関係者にはもうお詫びの言葉も無いのだけど、
外出禁止にされてしまうと、もうどうしようもない。

で、こういう時に聴く歌ってなんだろ?と考えてみた。
例えば応援ソングとか失恋ソングとか、そういう風に分別される歌は
多々あるのだが、病気の時に聴く、つまり疾患ソングってそういえば
聞いたことないな、と。

そこそこ弱っている時は、いつも聴いている派手なロックは向かない
し、かと言ってAORとかJAZZに逃げるのもなんだか(^^;)。そうなる
とピッタリくるのはミディアムテンポのキャッチーな曲。

で、チョイスしてみたのが↑↑コレ。
リック・スプリングフィールドは幼き頃から大好きなアーティストな
のだが、たぶん一番最初に聴いたのがこの曲だと思う。やっぱり耳障
りが良く、痛んでいる身体と心にしっかり馴染んだ。

そして知らない人とは喋っちゃいけない、と改めて思った(^^;)。
どこで貰うかわかんないので。

▼Success Hasn’t Spoiled Me Yet / Rick Springfield

たとえば、君という裏切り

#循環する物語


▼たとえば、君という裏切り / 佐藤青南・栗俣力也(Kindle版)

楯岡絵麻シリーズ・八木小春シリーズを読み切り、熱が冷めないウチ
に、ということで単品の作品を。原案栗俣力也著者佐藤青南
いうコラボレーションタイプの一冊。

基本は3篇の物語で構成されており、それらが最後、まさかの形で融
合する、という構成。3篇それぞれのテイストが大きく異なり、最後
を読むまでは正直「なんじゃこれ?」とまで思った(^^;)。

純愛ミステリーと銘打たれた作品だが、正直「純愛」の部分について
はちょっと食い足りない感あり。おそらくはミステリー部分を強調
するための仕掛けだとは思うのだが、せっかく「人間」を描ける佐藤
青南なのだから、その辺りでも才能を発揮すべきだった気がする。

この連名著作、他にも出ている模様。
せっかくなので次の読書候補に入れておくべし。

ハロウィンの花

#PSYCHOPATH


▼ハロウィンの花 / 佐藤青南(Kindle版)

佐藤青南「犯罪心理分析班・八木小春」シリーズ3作目
今回の犯罪心理分析班・通称「C-Mas」が挑むのはハロウィンの夜に
渋谷の交差点で若い女性がコアラマスクの男に刺殺された事件。先輩
間柴に捜査協力を依頼された小春は・・・という内容。

今回の注目は小春の「葛藤」。なにをどう勘違いしたのか解らないが、
自らを「サイコパス」かもしれない、と疑い始めちゃったのが面白い。
まぁ、普段からサイコパスと接し、彼らのやり方を見ているうちにそ
ういう思いにかられてしまうのも解らないでも無いが、その葛藤を物
語の中軸に置く、という斬新なアイデア。さらにこの葛藤にもちゃん
「オチ」が付いているのだからすばらしい。

このシリーズは今のところこれが最終作品なのだが、楯岡絵麻シリー
ズ同様、続きがやたら気になる。出してくれればいくらでも読むので、
続きを早く!

AFURI辛紅・柚子白醤油らーめん

#ゆず


昨日、池袋で打ち合わせ。夕方、わりとそこそこな時間になってしまい、
1日何も食べていない身としては結構限界。ということで、池袋駅西口
界隈で適当なお店を物色。駅にほど近い↓↓ココに入ってみた。

AFURI辛紅 kara kurenai・柚子白醤油らーめん
ウリはどうやら辛い系のラーメンらしいのだが、胃腸に優しそうなコチ
ラに惹かれ、思わず食券購入してしまった次第。

いわゆる優しい系のラーメンだが、「醤油」と称しているワリにスープ
がやたらと透明柚子の香りが心地よく、食べてみてもクドさが全く無
い。具の構成は流行りの鳥白湯系と同様だが、青さ海苔が大量に入って
いるのがかなりポイント高い。

デフォルトの細麺はやたら食べやすい。もう少し体調が良ければ、間違
い無く替え玉してたような気がする。コンパクトにまとまった美味しい
ラーメンでございました!

立地的にまた行きそうなお店なのだが、次は体調を整えてウリの辛紅ラ
ーメンを食べてみようかと。どんな感じなのかなぁ、そっちは。

参考:AFURI辛紅 kara kurenai(RDB)

アイアンウルフの箱

#PSYCHOPATH


▼アイアンウルフの箱 / 佐藤青南(Kindle版)

佐藤青南「犯罪心理分析班・八木小春」シリーズ2作目
発達障害の天才プロファイラーとサイコパス2名から成る特別組織、
犯罪心理分析班・通称「C-Mas」に本格的に巻き込まれた普通の刑事
・八木小春が挑む2つめの事件。

今回の見どころはサイコパス同士の「駆け引き」かと。
正体の見えないシリアルキラーを挑発し、公の場にもう一度引っ張り
出す、という作戦なのだが、もちろんココに「相手に新たな殺人を犯
させない」というミッションも加わる。その辺りの構成に無理が無く、
流れるように事件が解決する様は非常にスリリング

そして、「普通の刑事」である小春の天然パワーも重要なアイテムと
なる筈なのだが、その印籠とも言える「閃き」出し処も抜群にタイ
ミングが良い。あざとさを感じさせないテクニックはさすがである。

やっぱり面白いなぁ、このシリーズ。
現状3作目を読んでいるところなのだが、読み終わってしまうのが惜し
い感あり。今年は注目だな、佐藤青南