DOMINION 2021

#闘龍門


緊急事態宣言を受け、開催が1日延期となった新日本プロレスの大阪
ビッグマッチ『DOMINION in OSAKA JO HALL』。上半期の総決算的
な大会で、重要な試合がいくつも組まれたのだが、注目すべきはやは
りこの試合。

第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦オカダ・カズチカvs鷹木信悟
2代目世界王者、ウィル・オスプレイの長期欠場を受け、緊急で組ま
れた決定戦である。両者共にバックボーンは【闘龍門】だが、さすが
にこの試合はオカダが意地でも取る、と思っていたのだが・・・。

序盤から快調に飛ばす鷹木に対し、イマイチ表情がピリッとしない
病み上がりのオカダ。終盤ではなんとか盛り返したモノの、試合の
主導権が全く握れない。コレはコロナ云々ではなく、腰の具合が相
当悪いのでは無いか? 試合中に「オカダが勝つ」というイメージを
持てなかったのは久しぶりである。

レインメーカーを完璧にかわし、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決
めた鷹木信悟激勝。新日本に参戦してからまだ5年は経っていない
と思うが、まさか鷹木がこんな短期間で頂点まで上り詰めるとは・・・。
驚くと共に納得【IWGP世界】価値を創っていける選手である。

次の防衛戦は初代王者・飯伏幸太。ここで防衛出来れば、鷹木の価値
はトップ戦線からしばらく外れないハズ。心情的には飯伏なのだけど、
鷹木への期待感はソレ以上にあるかもしれない。

第3代IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟
この痛快な事実を、脳に刻み込んでおくことにする。