HERE IS THE “MONSTER”

#PFP #LAS VEGAS


またもベガスで行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王座戦
王者井上尚弥に挑戦したのは、フィリピンのマイケル・ダスマリナス
戦前の下馬評は、ほぼ10-0で尚弥。前回に続き、比較的軽い相手・・・と
思われたのだが、よく考えればそれがオカシイことが解るハズ。だって、
ダスマリナスはIBF世界ランキング1位なのだから。

もし【怪物】が不覚を取るとするのなら、こういうノーマークの相手
の試合かも、というヘンなドキドキがあった。まがりなりにもトップラ
ンカー、そしてリーチのあるサウスポー。もしダスマリナスが隠れた強
豪だったら?という根拠の薄い(^^;)怖さ。でも・・・。

「完璧」とは、こういう試合。
1Rから距離を取って足を使い、手数を出してくるダスマリナスに対し、
尚弥はほぼベタ足のヘッドスリップのみでパンチを軽々躱す。初回に
直弥の放ったカウンターの左フックは、なんとかスリッピング・アウ
ェイで躱したダスマリナスだが、この段階で実力差を悟った模様。

以降、尚弥の懐に潜り込むことが出来なくなったダスマリナス。
結果的にその弱気が原因で、地獄の苦しみとされる直弥の悶絶ボディ
喰らって3Rで轟沈した。

ほぼ一発も有効打を喰らわずに完勝して魅せた井上尚弥。
次戦は遂にカシメロドネアとの『二冠王対決』が実現する模様。ただ、
どちらが出て来てもおそらく尚弥の牙城は崩せない、と断言できる。
おそらく次の試合で四冠を統一すれば、日本人初のPFP1位となるハズ。

・・・そろそろ次の階級での試合を考えた方が良いかも(^^;)。