#タイトル
▼売春島 「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ / 高木瑞穂(Kindle版)
Kindle Unlimitedで適当に選んだノンフィクション。
高木瑞穂という作家はもちろん初めてで、コレをチョイスしたキッカケ
はストレートなタイトルにあったのだが・・・。
三重県志摩市に実在し、かつては街を挙げた「売春」行為で潤っていた
渡鹿野島に関するルポ。島のルーツや関連する人々に対する取材は綿密
で、隆盛期から衰退した現在までをしっかりフォローしている。が・・・。
ちょっと前に数作一気に読んだ國友公司作品と比較すると、臨場感に欠
ける感否めず。緊迫感を煽る書き方をしているところが正直あざとく、
今ひとつ盛り上がりに欠ける。タイトルがタイトルだけに、もう少し艶
っぽい話を混ぜることも出来た気がするが、もしかしたらそういう描写
が苦手なのでは?と勘ぐってしまう。
一応読破したが、後半はちょっと苦痛(^^;)。
他著作を調べたところ、それなりに興味を惹くモノはあるのだが、また
タイトル詐欺だったらイヤだなぁ、と。う〜ん・・・。