引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで

#「成長」の見本


▼引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで
/ 岩谷麻優(Kindle版)

スターダム所属の「女子プロレスのアイコン」岩谷麻優自叙伝
何故だかKindle Unlimitedになっていたので、せっかくだから読んでみよう、
ということで。

岩谷はスターダムの一期生であり、旗揚げから同団体に所属し続けているの
はもう彼女一人。デビュー当時の岩谷、控えめに言ってもかなり酷い(^^;)。
いや、極端な話、良いところを探す作業すら難しく、無理に言えば「スタイ
ルが良い」くらい。こりゃあ長続きしないだろうなぁ、という選手だった。

ところが、宝城カイリ・紫雷イオと並び、『スリーダム』と呼ばれるように
なってから様子が変わってくる。対戦相手の技は全て受け、その上で逆転
て魅せる。攻めはハッキリと厳しく、単純な打撃技なのにやたら痛そう(^^;)。
気が付いたら、しっかり団体のエースが勤まる選手になっていた。

重要なのは、その頃から「容姿」も数段グレードアップして来たこと。
髪型やメイクもあると思うが、何よりもプロレスに対する”自信”が彼女を
キレイにしたんじゃないかと。カイリもイオもスターダムから去って行った
が、「麻優さえいればいい!」というファンもたくさん出来た。

そんな麻優の自叙伝は、『等身大の岩谷麻優』がギッシリ詰まった一冊。
内容的にはファンブックの域を出ていないが、さすがに麻優ファン以外の人
がこの本を読むとも思えない(^^;)ので、この構成で正解だと思う。

誤解を恐れずに言うと、文体からも溢れ出る素直さ・バカっぽさ(^^;)こそ
岩谷麻優の魅力。なるべく長く、現役を続けて欲しいなぁ・・・。
・・・あと、タイトル長ぇ(^^;)。

2022・G1-32 武道館3/3

#G1CLIMAX32


新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』決勝戦
急な仕事でライブ観戦が叶わなかったのだけど、特に残念な感は無く
何故なら・・・。

・・・優勝オカダ・カズチカ
・・・うん、まぁね、それしか選択肢は無かったとは思うんだけど。

新日本の魅力は『定期的に狂う予定調和』じゃ無かったのか、と。
ココでオスプレイが勝てば、来年1.4ドームのメインが外国人対決とな
ってしまうが、そこまでに展開を作ればまだなんとかなったハズ。何年
か前に飯伏「権利証の防衛に失敗」した流れは、今思えばそれなりに
良く出来たストーリーラインだった。出来れば今回も一工夫があれば良
かったんじゃないかな・・・。

G1の決勝なのに武道館すら満員にならない
「コロナ禍」は最早言い訳に出来ない。何故なら、同じブシロードグル
ープの女子プロレス・スターダムは、同じ状況なのに普通に客が入って
いるのだから。

考え方を根本的に変えないと、新日本はこの現状から抜け出せない気が
する。【思った通り】なプロレスが、いちばんつまらないのだから。

2022・G1-32 武道館2/3

#G1CLIMAX32


新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』武道館三連戦二日目
今日は準決勝2試合行われるのだが、どうも緊張感に欠ける。テレ朝
チャンネルの予約すら忘れてたし・・・。

セミファイナル、準決勝第一試合はオカダ・カズチカ vs タマ・トンガ
さすがに力の入った好勝負だったのだが、結果は正直言って予想通り
今回のG1、昨年に比較してオカダの覇気が薄く感じられたのだが、それ
でも勝利。う〜ん・・・。

メインの準決勝第二試合、内藤哲也 vs ウィル・オスプレイ
オスプレイに優勝の目があるのなら推したいが、昨日書いた通り決勝に
行くのは日本勢な気がするので、内藤の勝ち上がりを期待。もちろん、
メインに相応しい内容だったのだが、地力に勝ったオスプレイが激勝。

2022年のG1決勝戦はオカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイ
試合内容は鉄板だと思うが、今年のG1が心に残るかどうかは、結果
どうなるかにかかっている。ちょっとだけ期待してみるかな・・・。

2022・G1-32 武道館1/3

#G1CLIMAX32


新日本プロレス『G1 CLIMAX 32』武道館三連戦初日
棚橋の決勝トーナメント進出が絶望になった段階で完全に興味を失った
今年のG1。今の新日本のマッチメイカーさんと心を通わすのは、おそら
く無理だと判断せざるを得ない。

ということで、本日は各ブロックの1位通過者が決定。

Aブロックオカダ・カズチカBブロックタマ・トンガで、明日の
セミファイナルでこの二人が対戦。よっぽどの事が無い限りオカダの勝ち
は固そうな気配。

Cブロック内藤哲也Dブロックウィル・オスプレイ
この二人のシングルに全く覚えが無いので、おそらく初対決ということに
なると思うのだが、この勝敗予想はちょっと難しい。・・・内藤が行く?

もう誰が優勝しても構わないけど、決勝に残った日本人選手が優勝、かな?
さすがにドームのメインを外国人対決にするのは勇気が要るし・・・。
もしそういう結果が出たら、逆に新日本プロレスを見直すかも(^^;)。

伏魔殿のポリスマン

#JUDO


米国『グラップリング・マスター』と称される元プロレスラー・柔道家
“JUDO”ジン・ラベール氏が逝去。享年89の大往生。

UFCに出場したロンダ・ラウジーコーチとして有名になったが、古く
からのプロレスファンなら誰でもその名前を知っている【顔役】

かつてマイク・ラベールがプロモートしたLANWA HOLLYWOOD
ポリスマンであり、バックボーンである柔道の腕前は五輪レベル
旧オリンピックオーデトリアムでは、ジンに逆らう選手は皆無だったと
いうまことしやかなウワサが。

日本との繋がりも深く、旗揚げ直後の新日本プロレスと提携し、ハリウ
ッド・ブロンドス等の渋めのレスラーをブッキング。そして何よりも、
伝説の『猪木vsアリ』レフェリーを務めた事実は、その後彼の名前を
世界的なモノにした。

力道山時代から【伏魔殿】と称されたロスマット
しかし、新日本・WWEを含む現在のメジャーと呼ばれる団体はある意味
ロスマットの拡大解釈。良い意味での胡散臭さが溢れているので、今改
めて各種文献を読み返すと本当に興味深い。そういう団体で、言うこと
を聞かない選手・・・マスカラスも含まれていたとか・・・を実力で従わせる、
というのが恐ろしい。

その実績に感謝しつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします。

ちなみに、ジンのフルネームを英語で書くと『Gene LeBell』となる。
この名字を「ラベール」と読むか、「ラーベル」と読むかが悩ましい
ところ(^^;)。個人的にはラベールの方がしっくり来るんだけど。