MONSTER on hulu

#最強のヒューマンミステリー


ここ2週間、huluでずっと見続けていたアニメ「MONSTER」
浦沢直樹最高傑作とされるサイコミステリーが原作であり、それを日本
アニメの最高峰とされるマッドハウスが制作したモノ。

何度も観ている筈なのに、見始めるともう止まらない
全74話という大作だが、とにかくあっという間に時間が過ぎる。ミステリ
ー作品として実写・アニメを問わず、世界最高レベルの作品だと思う。

この作品がビンジウォッチング出来る、というのは相当幸せかもしれない。
出来る事なら、HDリマスター16:9高品位映像に作り直して欲しい。
こういう作品こそワイド化を。

・・・とにかく恐ろしい作品
日本はもっと浦沢直樹とマッドハウスを世界に誇るべきだな、本当に。

参考:MONSTER(hulu)

井上尚弥 / ノニト・ドネア

#This is THE BOXING #怪物 #WBSS


待ちに待ったWORLD BOXING SUPER SIRIES・バンタム級決勝戦
超満員のさいたまスーパーアリーナ、カードは井上尚弥vsノニト・ドネア
早いラウンドでのKO勝利が期待された井上だが、この試合がとんでもない
ことになった。


1Rの攻防では、明らかにパンチ力で上回る井上の快勝が予想されたのだが、
2Rにドネアのフックで井上が右瞼をカット。井上のこれまでのキャリアで
初の流血。このラウンド以降、ずっと井上はハンデを背負う事になる。

それでも中盤の5Rは井上らしい展開でドネアを追い込む。しかし、これま
ではこの必勝パターンでKOに繋がらなかったことは無かった。そもそも、
5Rかかるなんて・・・。

ピンチを凌いだドネアは井上の強打に「閃光」と呼ばれる左フックで対抗。
9Rには見事な一撃を当て、怪物をふらつかせる。クリンチに行く井上の姿
なんて、これまで見たことが無い。もしかしたら、という悪い予感が・・・。


ところが11R、接近戦で井上の「恐怖」と呼ばれる左ボディ・肝臓打ち
炸裂。これにはたまらずドネアもダウン。10カウント入ったかと思われた
が、ギリギリで立ち上がるドネア。フラフラだが、目は死んでいない

最終ラウンドに入っても全く手を止めようとしない両者。あまりにすばら
しい「THE BOXING」に、感動を抑えることが出来なかった。


12R終了のゴングと同時にノーサイド。判定も聞かずに抱き合う両者に、
万雷の拍手が。こんな試合、今後また観られるかどうか解らない

WBSSバンタム級覇者井上尚弥
ただ、今回の主役は間違い無く36歳五階級制覇王者ノニト・ドネア
だったような気がする。

井上尚弥が「辛勝」を経験してしまうのがボクシングの怖さ。でも、こ
の試合でまた1段階井上は強くなる、と確信した次第。

次の相手は弟・井上拓真を破ってWBCバンタム級統一王者となったウー
バーリ、あるいは「日本ボクシング界の天敵」か。まだまだ井上尚弥か
ら目が離せない状況は続く!

ひよっこ社労士のヒナコ

#労務ミステリー


▼ひよっこ社労士のヒナコ / 水生大海(Kindle版)

Kindleのリコメンドに出てきた作品。
小説のタイトルに「社労士」の文字が躍る違和感に惹かれ、思わず購入。
もちろん水生大海の作品は初めて。

新卒で就職が叶わず、派遣でOLとして働き、一念発起して国家資格であ
社会保険労務士となった朝倉雛子・26歳が主人公。ちなみに社労士と
は、企業の依頼を受けて労働問題の相談に乗ったり、社保・年金などの
管理・アドバイスをする有資格者を指す。

僕はこれまで社労士が入るような会社で働いたことが無いのだが、故に
経理関係の雑務を自らこなすことはママある。したがってこの手の仕事
どんなに面倒かはよ〜く知っており、ソレのスペシャリストになろう、
などとは夢にも思わない(^^;)。だからこそ、若干26歳で資格まで取り、
初々しくも一生懸命仕事をする主人公が可愛くて仕方ない。まるで親に
でもなったかのように、「オイオイ、それは違うよ」とか「大丈夫だ、
ガンバレ」とかイチイチ思ってしまった。

正直、国を挙げてコンプライアンスを声高に叫ぶ今の風潮には納得出来
ない部分もあるのだが、間違い無く現実でも起こりうる事象がこの作品
の中に多々ある。大きくなりつつある会社の経営陣はきっと参考になる
と思う。

・・・ウチは当分要らないなぁ、社労士(^^;)。なんつっても一人だから。

最強の系譜

#ストロングスタイルの源流


▼最強の系譜 プロレス史 百花繚乱 / 那嵯涼介

ある意味「待望」の本が遂に出版。
著者は那嵯涼介氏。小泉悦次氏・ミック博士氏と並び、僕が個人的に尊敬
している「プロレス史」探求家が、もの凄い“ボリューム”の本を出してく
れた。

基本はG SPIRITSに掲載された記事をまとめたもの。ということは、全て
を既に読んでおり、どの記事にも唸らされた覚えがビンビンにあるのだが、
こうやってまとめて読むとやっぱり唸る。巻末の参考文献一覧までをしっ
かり読んだ後、しばらくの間呆けてしまうくらい、凄まじい本である。

カール・ゴッチダニー・ホッジローラン・ボックに関する記述はお
そらく世界一の精度と内容を誇り、その手の、いわゆる”シューター”
“フッカー”と目されるプロレスラーに興味を持たざるを得ない我々のよ
うな昭和プロレス者にはやたらと響く内容。コレに加え、幼い頃に秋田
書店プロレス入門で読んだ「恐怖のトルコ人」こと、ユーソフ・イシ
ュマイロロ(本編ではユーソフ・イスマイロと表記)の件やトルコレス
リングの解説が詳細に描かれており、そのあたりを鬼のように読み込ん
でしまう。三つ子の魂、ってヤツなのかなぁ・・・。

本体価格2,000円はかなり高めの設定だと思われるだろうが、実際に本
を手に取り、ページをめくってみればそ値段がかなり「安い」という事
実に気付くと思う。最低でもプロレスに興味のある人しかターゲットに
なり得ない本だが、一度でも「プロレスこそ最強の格闘技」を信じた人
なら持っていなければいけない作品

作者の冒頭の言葉を、僕も拝借させていただく。
「プロレスラーに”強さ”を求めて何が悪い」と。

バック・ステージ

#舞台裏ミステリー


▼バック・ステージ / 芦沢央(Kindle版)

ずいぶん久々の芦沢央作品。
最初に読んだのは5年前、彼女のデビュー作。あの時は気合いの入った
イヤミスを期待しながらも食い足りなかった印象があったのだが、果た
してコレは?という感じで。

基本は連作短編集。主軸としては1本の舞台公演があり、そこにまつわ
る人々の悲喜こもごもを描いたヒューマンミステリーである。「まつわ
る人」のチョイスが秀逸で、俳優・女優はもちろん、PR会社の人や舞台
を観ようとしている、挙げ句は近くの図書館に居た小学生の母親など
という、全く関係の無さそうな人たち。ソレらをキレイに繋げ、舞台仕
立ての構成で一本の物語を作ってしまっているのだから恐れ入る。

ユーモア溢れる文体に加え、いくつかある恋愛系のエピソードがかなり
ツボ。しっかり欺された上になんとなくホンワカした気分になれたのは、
ちょっと意外だった。

芦沢央、凄くいい作家に成長している模様。
あれからかなり著作が溜まっているようだし、しばらく読むモノに困る
ことは無さそう。なかなかやるじゃん!