#G1CLIMAX35
新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』、神奈川・横浜武道館大会。
横浜はここ2〜3年で立て続けに新しいホールがオープン、横浜武道館もその一つ
で、使い勝手が良さそうな「プロレスに丁度良い会場」な気がするのだが、今日
の中継は新日本の大失敗。ハッキリ言うが、“暗い”。この会場を使うときは、照
明をかなり大量に持ち込む必要がある、とか思った。
で、Bブロック公式戦、本日のピックアップはメイン。ただし今回は苦渋の選択。
理由は後述。
今年も“台風の目”の如く躍動するKONOSUKE TAKESHTAを迎え撃つのは、最近
ようやくファンの支持を受けつつある海野翔太。両者は開幕前から舌戦を繰り返
し、ストーリーをしっかり構築した上でのメイン。実際、試合時間は25分にも及
び、それなりに力の入った攻防が展開されたのだが・・・。
問題は「それなり」で納まってしまったこと。いやまぁ、勝利した海野のマイク
アピールまで入れれば、なんとか合格点を出せなくは無いのだけど、この二人で
あればもっとファンの心に響く試合が出来た気がする。海野はもちろんだけど、
竹下にもこの雰囲気を凌駕する“絶対感”が欲しい。それさえあれば、完全にかつ
ての飯伏幸太を存在感で上回れると思う。
正直、今日一番のインパクトは第四試合のタッグマッチ、棚橋とEVILの前哨戦で
あった。俄に信じがたいEVILの「正々堂々」発言、更に棚橋との「握手」。この
アクションが、後に行われた全ての公式戦を上回ってしまったのは、かなりいた
だけない。照明の不備も併せ、今日の興行は今G1初の『×』。う〜ん・・・。