LIVE BOXING 7

#NEXT MONSTER


Prime Video Presents LIVE BOXING 7
今大会のメインはWBA世界バンタム級王者井上拓真が、ジュルイン・アン
カハスの挑戦を受けたタイトルマッチ。しかし、それどころで無い試合が・・・。

セミファイナルに組まれたWBC世界バンタム級タイトルマッチ
アレハンドロ・サンティアゴはメキシコの選手で、あのノニト・ドネアを破っ
て王者になった選手。挑んだのは“ネクスト・モンスター”こと、中谷潤人

この試合に勝利すれば三階級制覇となる中谷が、圧巻のボクシングを展開。
ドネアとフルラウンド闘えるスタミナを有するサンティアゴに対し、“距離”
を譲らない完璧ゲームメイク。左右にスイッチするスタイルでサンティア
ゴを懐に入り込ませず、時折強烈なストレートを打ち込む。

6R、王者のサンティアゴは見るからにヘロヘロ。一方の中谷は余裕の表情。
ここを勝負と見たのか、中谷はラウンド開始40秒で強烈な左ストレート
なんとか立ったサンティアゴだが余力は全く無く、中谷のラッシュを浴びて
轟沈。中谷は転級初戦世界タイトルを獲得してみせた。

中谷の試合は何度も観ているのだが、今回が一番のインパクト
これまでも凄まじい試合を連発していたが、今日の試合で間違い無くレベル
が一段上がった。年齢や体格から考えると、将来的にライト級くらいまでの
階級上げも無理な話では無い。7階級制覇?・・・充分にあり得る

そして、もしかしたら・・・。
井上尚弥互角に勝負できる選手が居るとするならば、それは中谷潤人なの
ではないか?、という可能性すら出て来た。あと2〜3試合キャリアを積めば、
中谷はきっと『完成』する。そんな中谷が、尚弥と闘ったら・・・。

いやぁ、コレはマジで楽しみ。
MONSTER vs NEXT MONSTER、どんな試合になるんだろうか??

FANTASTICAMANIA 2024・最終戦

#njcmll


新日本プロレス『FANTASTICAMANIA 2024』が、本日最終戦
今年のファンタスティかマニアハズレの選手が一人も居ない、という
非常に珍しい状況。今日も全試合がすばらしい内容だったのだが、ココ
はやっぱりメインにフォーカスして。

メインイベントは、初来日二代目マスカラ・ドラダが、いつの間にか
ルードに転向し、ゲレーロス入りしていたストゥーカJr.と一騎打ち。
初来日で新日本プロレスのメインを任されたドラダも凄いが、これまで
毎年来日を重ねていたストゥーカがトリを取る、というシチュエーショ
ンもかなりエモい

両者共に難易度E・難易度E恐ろしい技を交換し合う展開。
特に二代目ドラダの空中殺法のキレは凄まじく、あり得ないムーブを
連発。インパクトでは同じくハイフライヤーであったリコシェ飯伏
幸太、そしてあのウィル・オスプレイに引けを取らない。マジでこの
まま新日本に定着してくれないかな?と思った。

消耗戦を制したのは、二代目ドラダ
シューティングスタープレスの美しさはこれまででピカイチだったかも。

いやもう、本当に良いシリーズでした!
今日の主役だったドラダに加え、エチセロ・ソベラーノJr.・アトランテ
ィスJr.・テンプラリオ辺りは、もっと頻繁に来日して欲しい。
来年は久しぶりに行っちゃおうかな、後楽園ホール♪

LIMIT BREAK

#Team Noah #limitbreak


いろんな事情が重なり、潮崎豪が起ち上げたTeam Noah自主興行
後楽園ホールにて生観戦。正直、どうなることかと思っていたのだが・・・。

全6試合、どれも力の入った好勝負が展開された。
雰囲気的には、まだ辛うじて武道館興行を定期的にやれていた頃、
杉浦や潮崎がブレイクした頃のNOAH。

ここで一気に気を吐いたのは小峠篤志
小峠は潮崎と組み、メインで永田裕志&秋山準とタッグで闘った。

盟友の原田が不慮の疾患で引退し、そこから存在感が失われつつあった
かつてのNOAHジュニアのエース。自分以外は全員ヘビー級の実力者
というシチュエーションで、あの秋山を標的に鬼の攻め。観客席は一瞬
で小峠を支持し、場内の声援を集める。ちょっとグッと来た

・・・ただ。
小峠の繰り出したヘッドバットが、僕の心を抉った
NOAHに参戦し始めた頃、小峠はこの頭突きを何度も繰り出した。見て
いるだけで「痛い」技なのは明白だが、こちらが心配になるくらい全力
で打っている。こんな技を続けていたら、いつかヤバイことになるので
はないか?と心配していた。

ある時期から小峠はこの技をほぼ封印し、どちらかと言えばコミカル
ファイトにチェンジした。おそらく今後のキャリアを考慮しての措置
もう強い小峠は望めないし、それはそれで正解だと思っていた。

しかし小峠は今日、完全に封印を解いた
リング上の佇まいは明らかに何かの覚悟をした男のソレであり、猛者た
ちに囲まれても全く見劣りしなかった。彼は、この大会に全てを賭けて
いた、と思う。

小峠の態度もそうだが、今日のTeam Nohaの興行に妙な違和感がある。
・・・コレって、新団体の旗揚げなのでは?と。

同じNOAHを名乗っていながら、現在のNOAHとは趣が全く異なる
近い将来、このグループはNOAH本体から完全に独立し、独自の道を歩
むのではないか?と思わされた。

期待感不安感が半々。今後、Team Noahはどこに行くのかな?

FANTASTICAMANIA 2024・開幕戦

#njcmll


冬恒例の新日本プロレス『FANTASTICAMANIA』が、昨日と同じエディ
オンアリーナ大阪で開幕。まぁ、今日は第二(狭い方)なんだけど。
毎年このシリーズはチェックしているのだが、ココで書くのは随分久し
ぶり。取り敢えずメインに関して。

注目は“二代目”となるマスカラ・ドラダ初来日
初代ドラダ(いまどうしてる?)よりも細身だが長身ハイフライヤー
で、空中殺法の美しさが半端ない。その割にしっかりしたグランドテク
ニックもあり、体幹も強そう。

メインで棚橋・ミスティコと組み、ゲレーロ&ストゥーカJr.&アキラ
対戦したが、名だたるメインイベンターたちを完全に喰う動き。挙げ句
の果てには、なんとゲレーロ親分からフォールを奪って勝利してしまっ
たのだから凄い。

現在ウェルター級世界王者らしいが、今の動きのままでのウェートア
ップに成功すれば、手の付けられないプロレスラーになりそう。もしか
したらあのラ・ソンブラを超える存在になるかも!

今年のFANTASTICAMANIAは、ドラダのおかげで注目度が高い。
このスター候補生新日本に定期参戦してくれないかなぁ・・・。

NEW BIGINNING in OSAKA

#njnbg


新日本プロレス『NEW BIGINNING in OSAKA』エディオンアリーナ大会。
心持ちとしては「遂にこの日が来たか・・・」という感じ。

第6試合に組まれたオカダ・カズチカvs棚橋弘至のシングルマッチ。
既に退団が成立しているオカダはフリーとして参戦し、おそらくコレが
最後になる棚橋との一騎打ち

試合内容云々は、もう語る必要は無い気がする。
・・・オカダ、ちょっと泣きすぎ(;^;)。とにかく毎回貰い泣きしちゃうから、
そろそろ勘弁して欲しい。残りの出場はあと2試合。せめて最後くらいは
あの憎たらしい笑顔を魅せて欲しい。

セミファイナル、ブライアン・ダニエルソンvsザック・セイバーJr.
ベストテクニカルレスラー決定戦と銘打って行われた試合だが、コレが
極上の名勝負となる。

UWFともCACCとも違う、この二人にしか出来ないテクニカルマッチ
関節の取り合い、打撃戦、丸め込み合戦と、プロレスのおもしろさが全
て詰まった最高の攻防ザック3カウントを取った時は、思わずTVの
前でガッツポーズを取ってしまった。

そしてメイン、DOG POUND CAGE MATCH
まさかこんな形式の試合が、ウィル・オスプレイ新日本最後の試合にな
るとは思わなかった。しかし・・・。

試合は完全なるハードコアマッチ。僕はこの手の試合に免疫はある方だ
と思っていたが、コレを60分続けた10選手に正直舌を巻いた。特に、
BC WAR DOGSの面々のポテンシャルは凄い。もしかしたら、これまで
バレットクラブの中でも最強のチームになるかも・・・。

完全に粉砕されたオスプレイだが、試合後は顔面を血で真っ赤にしなが
らも惜別のマイク。超満員のエディオンアリーナから響くオスプレイへ
サンキューチャントを聴いていたら、涙腺の制御が出来なくなった。

派手さ強さをしっかり併せ持った、新日本プロレスにいちばん相応し
い選手、それがウィル・オスプレイ。8年間、新日本プロレスに参加し
てくれて本当にありがとう!オスプレイならAEWでも絶対にトップを取
れるよ!寂しいけど、ガンバレ!!