ムーディー幕張

昨日より幕張近辺に宿泊中。明日チェックアウトする予定で、今回は二泊。
それ自体はまぁ、別段どうってこと無いのだが、知らぬ間に我々の常宿
なっているホテルがえらくムーディーな場所にある。

↑↑周囲の風景はこんな感じ(^^;)。
近隣の人ならピンと来ると思うのだが、いわゆるモーテル系密集地である。
こんなにたくさんあって、採算取れてるところあるんだろうか?と、要らぬ
心配をしてしまう程。

・・・朝がなんとなく憂鬱になるんだよなぁ(^^;)。

「フラジャイル」長瀬智也の恐ろしき才能

CX水10「フラジャイル」が文句無く面白い。
病院モノのドラマはこれまでいくつもあり、もうネタなんて無いだろ、と
思われたところで聞きつけない「病理」というワード。コレを発見しただけ
でもう勝ちは確定してるのだが、そこにやっぱり拍車を掛けるキャストが。

個人的に、長瀬智也ジャニーズ最強の俳優である、と評価する。
ジャニーズ系の人たちがドラマに主演する場合、良くも悪くもそれぞれの
「型」が優先される。こうなるとどうしても「キャストありきのドラマ」に
寄ってしまいがち。例えば「HERO」木村拓哉はもちろんハマり役だが、
アレは木村拓哉のために書かれた台本。だからこそ面白いのだが、木村拓哉
の存在無しに出来た作品では無い。

しかし、これまで長瀬の演じた役は性格もルックスも職業も立場もバラバラ
台本も長瀬ありき、というモノは殆ど無かった気がする。にもかかわらず、
どの作品にも強烈に「長瀬智也」を刻み込んでいる、という事実。
このフラジャイルでも、これまでと違う一面を魅せながら、存在感はしっかり
長瀬智也のまま。これって結構凄いことだと思う。

毎週のオンエアが本当にに楽しみ。
今クールいちばんの良作、最終回まで目を逸らさずに長瀬を追う!!

幸せのかたち

▼幸せのかたち / 松村比呂美(Kindle版)

調子に乗って松村比呂美作品をもう一つ。
他に比べてタイトルがいちばん普通だったこの作品を選んでみた。

主人公は3名。もちろん女性。もちろんいろいろワケあり(^^;)。
どんなワケがあるのか、を書いてしまうと完全なネタバレになってしまう
ので、詳細は省くしか無いのだが、女性特有の冷酷さが要所をチクチク突
いてくる流れは本作でも健在である。

タイトルにもちゃんと意味があり、三人三様「幸せのかたち」が描かれ
ているのは間違い無いが、読了後にもう一度考えてみるとソレが非常に
ということに気付く、という、良い意味で意地悪な構成。

しかし今回はちょっとだけ食い足りなかったかも。どうせならもっと強烈な
ラストでも良かったし、なんならあと30ページくらい長くても良かった気が
する。それだけ退屈せずに一気に読める佳作、ということだとは思うが・・・。

とはいえ、サイコテイストサスペンス好きにはかなりオススメ。
やっぱりハマったな、この作家。

果実の誤解

▼果実の誤解 / 松村比呂美(Kindle版)

短期間で3つ目、ちょっとハマった松村比呂美の作品。
こちらは全6話の短編集だが、電子書籍オリジナルらしい。Kindleのヘビー
ユーザーとしては、こういう付加価値がちょっと嬉しかったりする。

内容はどれも基本はホラーで、どの篇も主人公は女性
各篇のタイトルに果物(「溶ける日」除く)が配置されており、それらが
絶妙な不気味さを増進する。そして「後を引く」系の話が多く、彼女らの
その後を想像するだけで背筋が寒くなる程。

今作では単に怖いだけではなく、最終話の「マスカットの空」では、ちょ
っとした幸福感まで出してきた。この作家、やっぱり只者では無い。

しばらくの間、読む本に困った時は「Kindleストアで松村作品」が定番に
なりそうな気配。男性の僕でも充分楽しめるのだが、もしかしたら女性の
方が10倍共感出来るかも。オススメです、松村比呂美。

麺屋永吉 花鳥風月・特製らーめん

ウチの近所は名店と呼ばれるラーメン屋が多々ある、という幸せな立地。
激戦区、とまでは言わないが、思い立った時にすぐ行ける、というのは
実にありがたい。んで、ここ数年でほぼ一番人気を獲得してるのがココ。

葛西・麺屋永吉 花鳥風月特製らーめん
このお店、カリーつけ麺で全国的に注目されているお店。カリーつけ麺
は昔のAREAでレポートしたことがあるのだが、実はまだカリーつけ麺
以外を食べていない、という(^^;)。で、チャレンジしてみた。

・・・美味い
いや、正統派の醤油ラーメンなのだが、なんか凄く突き詰めてる感じが
良い。人によってはもっと強烈な味が欲しい人も居ると思うが、年老い
てくるとこのザ・ラーメン的トータルパッケージ感が嬉しい。

カリーつけ麺も必食の逸品だが、通常のラーメンも絶対食べるべき。
・・・次はノーマルのつけ麺にチャレンジだな、うん。

参考:麺屋永吉・花鳥風月(RDB)