“カリフォルニアの太陽”の異名を欲しいままにした往年の名レスラー、
チャボ・ゲレロ氏が逝去。死因は肝臓癌、享年68。
獲得したタイトルはNWA世界ジュニアヘビー級、アメリカス・ヘビー級、
そしてNWAインターナショナルジュニアヘビー級など多数。父はゴリー、
弟はマンド、ヘクター、そしてエディ、息子のジュニアもプロレスラー
という、典型的なプロレスリング・ファミリーの象徴であった。
藤波辰爾と共に、日本のプロレスに「ジュニアヘビー級」という概念を
持ち込んだ偉人。底なしのスタミナに加え、華麗な飛び技、強烈な関節技
をも駆使。ジュニアの枠に居ながら、ヘビー級の世界王者クラスと互角に
渡り合う、ワールドクラスなスーパースターだった。
レジェンド扱いとはいえ、昨年まで日本のリングにも上がり、元気な姿を
魅せてくれていたのに、まさか末期の癌だったとは・・・。
昭和53年、寝屋川での藤波とのWWWF選手権は、あれからずっと忘れら
れない名勝負。あの試合が無かったら、僕はこんなに長くプロレスを観る
ことも無かったかもしれない。
世界一偉大な“小さな巨人”がこの世に存在してくれた事実に、僕は本当に
感謝します。また必ず観に行くので、その時はぜひエディとのタッグを。
本当にお疲れ様でした・・・。