東野圭吾の新作は、間もなく映画が公開される「ラプラスの魔女」の前日単と
なるエピソードを集めたモノ。これ以上無いタイミングで発売(^^;)。
全5篇からなる連作短編集。
ニューカマーの鍼灸師・工藤ナユタが語り部となり、「魔女」こと羽原円華
と共に彼の周囲の人物・・・顧客のアスリートやクリエイター、友人、恩師・・・
たちに巻き起こる事件を解決して行く物語。もちろん各篇ごとに事件はしっか
り終結するのだが、全体にキッチリと一本の芯が通っており、読後はまるで長
編を読み終わったかのような満足度。さすがです、やっぱり。
ただ、ラプラスを読んだのはもう3年前で、内容もハッキリ覚えていない(^^;)。
これ幸いとばかりに、新鮮な気持ちで映画を観ようと思っていたのだが、この
本、正直逆効果(^^;)。結局ガマン出来ずに本棚からラプラスを引っ張り出して
来ることになっちゃったのだから、ラプラス所持者はそこらへん注意(^^;)。
・・・映画の楽しみ減りそうだなぁ、マジで(^^;)。