iPhone4S = 最強のiPod

#iPhone #iPod


僕がいちばん長く使用しているiOS機器は↑↑のiPhone4S
2011年に購入し、5Sに機種変更するまでメインのスマホとして使用して
いたのだが、その後はオーディオ専用の端末として活躍。まもなく10年に
なるのに、バッテリーの消耗も殆ど無く、普通に使えている。

一時期はJBなどして実験用にも使っていたのだが、今はiOS9.3.5にて普通
に活用。余計なアプリは一切入れず、iPodとして使用している。

引退端末としてはiPhone5・5S・6Sとこれより高機能なモノもあるのだが、
あえて4Sを使っているのには理由がある。クルマで音楽を聴く時に使用して
いるトランスミッターDockコネクタタイプで、コレを買い換えるのが面倒、
という(^^;)。64GBという容量も丁度良く、これが満杯にならない限りは他を
使用する気にはならないと思う。

4S(おそらくコレ以降のiPod touch等含む)がiPod Classicに比較して優秀
なのは、bluetoothが使えることと、プレイリスト単位でシャッフル再生
出来る、ということ。それが搭載されてれば、今でもメイン機はiPod U2
ったと思うなぁ・・・。

さてこの端末、いつまで保つのか?
乗り換え対象に魅力的な機種が無いから、あと5年はバッテリーに頑張って
欲しい。最悪「バッテリー交換」も考えてるけど(^^;)。

証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実

#破壊王


▼証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実 / V.A

宝島「証言」シリーズ最新作。
前回の「1.4」に続き、「晩年の橋本真也」にスポットを当てた企画本。
99.1.4以降、新日本退団前後から逝去までの間に橋本に関わった人たち
の証言集となっている。

読後ただただ思ったのは、橋本真也というプロレスラーの稀有な存在感
お世辞にもルックスは良くないし、大事な筈の試合ではコロコロ負けたし、
オンナ関係もよろしくない噂の飛び交う人だったのに、おおよそのプロレ
スファンは未だに強烈な印象を持っている。豪快で、無茶苦茶で、見るか
らに強そう、という、最近ではほぼ存在しなくなったタイプのプロレスラー
が、もうこの世に居ない、という事実が悲しくてならない。そんな思いが
新たになるような、印象的な証言集に仕上がっている。

今回インタビューに応えた人物の中に、当時の新日本プロレス社長だっ
藤波辰爾の名前があるのがポイント。「優柔不断」と一刀両断される
ことの多い藤波だが、あの時期の新日本で社長をやった場合、優柔不断
にならざるを得なかったのではないか、という同情心が。まぁ、元々僕
藤波信者だというのも大きな原因なのだが(^^;)。

もし「証言」シリーズがもう一度橋本関連の本を出すのであれば、次回
小川直也アントニオ猪木を引っ張り出すべき。特に小川のコメント
が取れれば、このシリーズは「傑作」として後世に名を残すと思う。

なかなかの良作。宝島のこの路線、凄く良いと思います!

WRESTLING DONTAKU 2019

#Back to Wrestling


新日本プロレス「レスリングどんたく2019」博多大会をNJPW WORLDにて。
ゴールデンウィークのビッグマッチとして定着した博多大会だが、今年はなん
2days。新日本、無理してないか?とちょっと心配になった(^^;)。

今日の注目は↑↑、石森太二のタッグパートナー・Xとして登場したイギリス
エル・ファンタズモ。評判は聞いていたのだが、これが相当な実力者

あのオスプレイを相手に全く互角の展開。僕のオスプレイの評価はかなり高い
のだが、空中技・パワー・打たれ強さ・テクニック4点で全く引けを取らない。
それどころか、最後はそのオスプレイをフォールしてしまったのだから凄い。
BOSJに参加するようだが、今日の一試合で優勝候補に躍り出た。今後が楽しみ。

メインはオカダ・カズチカIWGPヘビー級王座SANADAが挑んだ一戦。
正直期待していなかったのだけど、これが僕好みの名勝負となった。


両者共に切り返しの応酬。最近の「削り合い」的な試合にちょっと食傷気味
だったのだが、こういう“ザ・レスリング”的な展開こそ新日本プロレスだと
思う。31歳同士メインでこういう試合を魅せてくれるのだから、今の新日
懐は深い。当面は一人勝ちが続く気がする。

防衛したオカダの次の相手は、なんとクリス・ジェリコ
AEWと新日本の両方に出られるオプションを持っている2人のうち、1人が
早くも新日本に出てくることに。これでもしジェリコがタイトルを取ったら、
今後のWRESTLING POLITICS混沌とするハズ。

・・・本当は新日本にはAEWとも絡んで欲しいんだよなぁ(^^;)。
ここはジェリコに期待!

潔白

#冤罪


▼潔白 / 青木俊(Kindle版)

EJ推薦図書
いわゆる司法ミステリーなのだが、これがとんでもない骨太な内容。扱われ
ているのは「冤罪」。それも「最悪」と言って良い状況の案件なのだから。

以下、ネタバレ注意で!

母子2名殺害で逮捕された男は、一貫して無罪を主張しながらも死刑を宣告さ
れてしまう。決め手はDNA鑑定で、被害者の女性から検出された体液が男の
DNAと一致したため。当然男は上告の準備をするが、驚くほどの短さで死刑
執行されてしまう。しかし、当時のDNA鑑定はあまりに未成熟で、現在の
技術で再鑑定すれば違う結果が出る可能性が高いという。男の無罪を信じる
は再審を訴えるが、容疑者死刑という結果を既に出してしまっている検察
側はそれをなんとか阻止しようとして・・・という内容。

・・・いやぁ、恐ろしい
正直、中盤で誰が真犯人なのかはおおよそ検討が付くし、ソレに関する伏線
の貼り方もやや強引な感。つまり、ミステリーとしてはやや稚拙なのだが、
そんなことはもうどうでも良くなるほどの人間ドラマが、これでもか!とば
かりに展開される。そして、各所に織り交ぜられている他の冤罪に関しては、
殆どが実話なため、もしかしたら現実の「日本の司法」も、コレと似たよう
な状況かもしれない、と考えさせられる程の圧倒的なリアリティ。それが最
初から最後までずっと持続しているのだから凄い。

青木俊、只者じゃねぇぞ・・・。
取り敢えず別作品を調べてみたが、著作はこの作品を含めて3つしか無い。
あっという間に読んじゃう気がするな、3つとも。

GREEN BOOK

#世界一ステキな実話


グリーンブック@舞浜シネマイクスピアリ。
何かで予告を観た時からちょっと気になっていた映画なのだが、3/1の
公開初日から2ヶ月以上過ぎてもまだロードショーされている、という
事実が気になり、映画館へ足を運んでしまった。

・・・すばらしい映画
大袈裟で無く、今年観た映画の中では「最良」と言っても良いくらい。

舞台は1960年代、まだ人種差別の色が濃かった時代のアメリカ
黒人ピアニスト運転手として雇われた主人公のイタリア系移民が、
アメリカ各地を旅しながら二人の友情を育んでいく、という物語。
ちなみに「実話」を元に制作されたらしい。

自らも黒人差別主義者だったハズの主人公の心が、どんどん変わって
行く様が如実に見える。派手なシーンやヤマ場も殆ど無く、淡々とした
旅の描写だけで観る者の心をジーンとさせてくれる。「人種差別」とい
う難しい問題に対する静かで力強いアンチテーゼを終始感じさせてくれ
るところが、本当に凄いと思った。

この手の映画は久しぶりに観たのだが、これまでに観たいわゆる「ロー
ドムービー」の中でも1・2を争うすばらしい作品。吹替版も上映されて
いるらしいので、そっちの方も観に行ってみようかと。

かなりオススメ。清々しく感動したい人はぜひ!