NJPW ROYAL QUEST in England

#何かの終わり


G1終了後の8月、新日本は海外ビッグマッチを連発。
アメリカでは初開催となる「SUPER J-CUP」二連戦の後、場所を英国
移して彼の地では初の単独開催となる「NJPW  ROYAL QUEST」開催。
これは当日にテレ朝チャンネルの生中継を観ていたのだが、キャプチャ
の関係上今日改めて。実はここで「大問題」と言うしかない事件が・・・。


まずは棚橋弘至が王者のザック・セイバーJr.に挑んだセミファイナルの
ブリティッシュヘビー級選手権。この2人の試合、要所々々で行われて
いるのだが、攻防がとにかく面白い。飛んだり跳ねたりの場面はほぼ無
く、関節技を中心とした展開なのだが、まぁ飽きないったら無い
鉄板のカードは棚橋がハイフライフローでザックを破り、ブリティッシ
ュ王座戴冠。このベルトを棚橋がどう活用するのか、注目!


メイン、オカダ・カズチカ鈴木みのるの挑戦を受けたIWGPヘビー級
選手権は、最近の流れとは全く別のカテゴリの名勝負。とにかく英国
人気絶大の鈴木が9割方攻めるのだが、何故か得意技まで持ち込めない。
これはオカダの懐が深くなった、と判断すべき。そしてG1に鈴木を出さ
なかったのはやはり失敗だったなぁ、とも思った。力の入った好勝負を
制したのはオカダ。鈴木はどう巻き返すのか?

問題はセミ前に組まれたNEVER無差別級選手権
王者の石井智宏KENTAが挑んだ試合だったのだが、この試合が本当に
最低だった。

凄く書きたくないのだが、悪いのはただ一人、勝利して新王者となった
KENTA。試合の終盤、おそらくジャーマンスープレックスの受身を失敗
して脳震盪を起こした模様。いちばん試合が盛り上がる部分で攻防すら
出来なくなってしまった。

残念ながら今のKENTAは、今の新日本でメイン級の仕事が出来る選手で
はなくなってしまった。素人が観ても「ついていけていない」という印象
が付いてしまうのだから、これはもう末期症状と言うしか・・・。

全く自分の所為ではない試合となった上で、タイトルまで取られた石井
本当に気の毒。KENTAはこのあと飯伏幸太のIWGP挑戦権利証争奪戦
組まれているのだが、正直言って中止して欲しいほど。

あのKENTAに、こういう印象を持ってしまった自分が非常に悲しい
本当はなんとかなって欲しいのだが、なんともなりそうにないな、コレ・・・。

映画・天気の子

#新海誠


小説を読んでからかなり時間が経ってしまったが、ようやく新海誠作品、
「天気の子」をシネマイクスピアリにて鑑賞。

もちろんストーリーはしっかりアタマに入っており、それがどんな映像に
なるのかを楽しみにしていたのだが、まぁ相変わらず見事としか言いよう
がない、美しくやたらリアルなCGに圧倒された。

なんといっても物語が展開する場所はおおよそが新宿界隈
それも西武新宿線・新宿駅前、つまりは歌舞伎町の入口。若い頃から今にい
たるまでずっと歌舞伎町周辺で遊んでいる僕にとって、あまりにお馴染みな
場所が、恐ろしく繊細で美しいファンタジーの舞台となる。コレ、かなり新
鮮な気分になった。

しかしまぁ・・・。
予想出来たことだが、今回はちょっと斜に構えたママで観終わってしまっ
たかも。原作を読んだ段階で予想出来たことだったのだが、物語がやっぱ
「若い」(^^;)。これは完全に年齢の所為であり、例えば20年前にこの作
品を観ていたら、やたら感動したんじゃないか?と思われる。

ただ、非常に心地よい映画なのは間違いない。
全編でほぼ降り続く「雨」は、6月生まれの僕にとって馴染みの深い状況。
この映画のラストシーンは、もしかしたら僕の理想の世界かもしれない。

ちなみに新海誠前作のファンの人は、“あの人たち”の出演シーンにも注目。
結構な見どころなので。

水曜どうでしょう・新作完成!

#5年待ったぞ、オイ!


今日のYahooトップにて、待望のニュースが流れた。
「水曜どうでしょう」最新作、ついに完成! 待ちに待った本編が、ようや
く電波に乗りそうな気配。

↑↑、あまりにティザー過ぎる(^^;)が、期待を膨らまさずにはいられない
告知映像もYouTubeに上がった。前回の「アフリカ」から実に5年。そして
ロケ開始を知らされてからも3年以上が経過している。いくらなんでも待た
せ過ぎだと思うのだが(^^;)。

・・・このブランク、ハードル高いぞ、マジで(^^;)。
よっぽどおもしろい番組じゃないと、納得しないバカが大暴れしそう(^^;)。
まぁ、暴れてもきっとすぐに元に戻っちゃうんだろうけど(^^;)。

ちなみに10月初旬の「どうでしょう祭り」にて先行上映。
最近は祭りの本番中に何話分かのが撮影されるから、オンエアは早くて
11月。遅い場合は1月くらいになりそう。その場合、5年じゃなくて6年
待つことになってしまうワケだが、まぁ文句は言いません!

ただただ楽しみ。なんなら20週とかやってくれても全然良いので♪

参考:「水曜どうでしょう」最新作、ついに完成!(どうでしょう祭り公式)

三匹の子豚

#イヤミス #狼は誰だ?


▼三匹の子豚 / 真梨幸子(Kindle版)

真梨幸子2019年3作目にして令和最初の作品。
もう鉄板。誰もが期待する通りの「完璧なるイヤミス」。ドロドロで異臭
まで漂いそうな真梨幸子ワールドを、今回もぶちかましてくれた。

モチーフはもちろん童話「三匹の子豚」ザ・童話と言えるくらい有名
な話であり、まぁ普通の人なら誰もが知っている。それを絶妙にアレンジ
しつつ、最高の悪意を混ぜた上でオトナがゾクゾクするような作品に仕上
げている。しかし、あの物語をどう解釈したらこんな話を思いつくのか?
相変わらず凄いセンスだと思う。

今回、真梨幸子作品がもう一つ進化を見せた気が。
最近はイヤミスの“ミステリー”の部分で「ミスリード」という必殺技を
駆使し、物語に深みを加えていたのだが、今回は特にミスリードを誘うよ
うな記述は見受けられない。代わりに物語が循環しつつも展開し、読み進
めるうちに謎がゆっくり解けて行く、という王道系。以前の作品でもソレ
に挑戦し、複雑になりすぎてしまったモノがあったのだが、今回はそうい
難解さは皆無。今なら普通のミステリーを書いてもヒット作が出せる気
がする。

と言いつつも、だ。
海外にこういうジャンルがあるかどうかは知らないが、真梨幸子こそおそ
らく世界最強のイヤミスメーカー。イヤミスしか書かない、という姿勢は
もうストイックと表現してもおかしくない。ブレず、コンスタントに作品
をリリースし、どれもが最高にして最悪
僕が尊敬して止まないイヤミスの教祖は、こんなにもカッコイイ

これは映像で観たいなぁ・・・。
すっごくWOWOW・連続ドラマW向きな気がするけど。

中華食堂 松葉・チャーシューメン

#ンマーイ! #まんが道


椎名町にあるシアター風姿花伝で中1日空けて観劇
椎名町と言えば誰もがピンとくる(筈)なのが伝説「トキワ荘」
手塚治虫・寺田ヒロオ・藤子不二雄・石森章太郎・赤塚不二夫・鈴木伸一
などがほぼ共同で生活していた梁山泊である。

そしてずっと行ってみたかったのが藤子不二雄Ⓐ先生の傑作「まんが道」
に何度も登場するラーメン店・松葉「ンマーイ!」の台詞と共に半ば
伝説となっている松葉に、ようやく行くことが出来た!!

中華食堂 松葉・チャーシューメン
一口食べた瞬間に、小さな声だが言った。「ンマーイ!」と(^^;)。
いや、本当に美味い。最近の奇をてらった系の味付けではなく、年月を
重ねたお店にしか出せない「ザ・醤油」なスープ。若かりし頃の先生方が
仕事終わりにこのラーメンを所望した気持ちが、ちょっとだけ解った気が
する。いやぁ、感無量

せっかくなので炒飯も注文。肉が大胆に入っており、普通サイズでも大盛
と勘違いするボリューム。こちらもたいへん美味しかったです、ええ。



店内は漫画家さんのサインがたくさんと、トキワ荘時代のお店の写真も。
まんが道世代はマジで感動すると思うし、数ある街中華の中でも超一流
味。店員さんの感じも凄く良いし、機会があれば是非行ってみて欲しい。

・・・でも聞けなかったなぁ、しのぶちゃんが実在の人物かどうか(^^;)。

参考:中華食堂 松葉(RDB)