水曜どうでしょう・2019年新作の件

#迷走、だが最高のBプラン


水曜どうでしょう・2019年の新作、昨日関東ローカル・MXでオンエア
されたのは第九夜

どうバカの皆様は非常にエチケットが出来ており、ネット検索をかけて
ネタバレ的な内容は殆ど出てこない。というわけでココでもスクショ
を貼るのははばかられるので、予告編ムービーにて。

ただニュースサイトでなんとなく知ってしまったのが、北海道での放送
では今日が「最終夜」ということ(^^;)。壮大な企画になると思ったのに、
前作のアフリカレベルまで到達しない、というのが若干寂しい。

とにかく来週・再来週のオンエアを観るまで情報はシャットアウトして
おこうかと。なんかありそうなんだよなぁ、この番組だと(^^;)。

・・・でも、今回どうでしょうがオンエアされていて本当に助かった
10年前、心が壊れそうになる仕事をしていた頃、唯一観ていた映像は
どうでしょうのDVD。今回、久しぶりに辛さに塗れているけど、この
新作がオンエアされている、という事実に、またもや救われた

ありがたい!!、と心から思ってますよ! > どうでしょう班の皆様♪

鉄人ルー・テーズ自伝

#鉄人 #岩石落とし


▼鉄人ルー・テーズ自伝 / ルー・テーズ(著) 流智美 (訳)(Kindle版)

Kindleのリコメンドに出てきた作品。
当初、僕はもうとっくにこの本を読んでいる、とばかり思っていたのだが、
内容がとんと思い出せず。せっかくKindle版が出ているのだから、念の為
に買ってみよう、ということで手に入れたのだが、驚いたことに初見(^^;)。
こういう勘違いもあるのか、と。

誰もが二十世紀最高のプロレスラーと評価し、バックドロップという説得
力に溢れた技を駆使して、NWA世界王座6度も就いた不世出の名選手。
連勝記録936。937戦目にレオ・ノメリーニのタックルでリングアウト
負けを喫したが、すぐにリベンジ。その後も精力的に闘い続け、50代
なっても各地で世界王者になっている。

・・・というのが僕の中に小学校低学年の頃にアタマに叩き込まれたルー・
テーズの知識(^^;)。全盛期のテーズの姿はもちろんリアルタイムで観てい
ないが、少なくとも“鉄人”ルー・テーズに関する知識はかなり持っている、
と思っていた。が・・・。

知らないことばかりだった、と猛省
おそらくテーズ自身が日本のコアなファン向けに書いたと思われる文章は
無駄を全く感じないコンパクトさ。かといって手が抜かれているワケでは
なく、必要なことは全て網羅されているのが凄い。

やはり全盛期の世界王者時代の話がやたら面白く、テーズの頃のプロレス
今とは別のモノであったことを改めて認識できる。もしあの時代にMMA
が存在していたら、トップはプロレスラーが独占していたに違いない、と
確信出来る。

そして注目は章間にインサートされている翻訳者・流智美氏の解説。
時代背景を整理した上に、流氏ならではのトピックが記載されているので、
飽きることなく読める。

プロレスラーの「自伝」の類は何冊も読んできたが、コレはその中でも特
秀逸。何故読んだ気になっていたのかは、未だに謎なんだけど。

PIONEERのCD-ROMドライブ

#これが「国産メーカー」の底力


部屋の備品を整理していたら、凄く懐かしいモノを発見。
かなり埃だらけで汚れていたので、そのまま捨てようと思っていた
だが、何故だか掃除して電源を入れてみることに。

PIONEER12倍速ポータブルCD-ROMドライブ・PCP-PR2M
発売されたのは1997年で、当時の定価は49,800円。いつのタイミン
グで手に入れたのか全く覚えていないのだが・・・。

インターフェースは今は懐かしきSCSI。確かどこかにUSBに変換する
ケーブルがあったはずだけど、残念ながらそれを探す気にはならず。
じゃあなんでわざわざ電源を入れる気になったのかと言うと・・・。

この手の機種に昔よくあった機能として「ポータブルCDプレーヤーと
して使用可能」というのが。アナログダイヤルボリュームヘッド
フォン端子に加え、LINE-OUT端子まで備えている。パイオニアと言え
ば、かつて音質で日本のオーディオをリードしたメーカー。CDが聴け
るのであれば、ということでチェックする気になったのだが・・・。

CD-ROMドライブは言わば光学機器。長期間使用しない場合、自然に
ピックアップが汚れていき、使い物にならなくなる、というのはよく
あること。20年近くほったらかしにしておいた機器なので、動かなく
て当然、と思いながら電源を入れてみたら・・・。

見事に稼働した。
この機種、電源を入れなければCDトレイが開かない作りになっており、
ピックアップ部分が密閉されていたのが功を奏したのかと。単三電池
でも動く仕様になっており、少し大きいがポータブルCDプレーヤーと
して充分に使える。

ボリュームにガリも無く、ヘッドフォン端子のサビも無い。ヘッドフォ
ンを繋いでCDを聴いてみたが、最新のメモリーオーディオと比較して
遜色ない音質。というか、iPodより良い音かもしれない。

光学機器が20年経ってもしっかり動くことに感嘆した。
S社の製品はソ●ータイマーのおかげで長持ちしないらしい(^^;)が、
パイオニアはそうでは無いらしい。ちゃんとした音響メーカーの製品っ
てやっぱり凄いなぁ、と。値打ちモノになるかもしれないから、しっか
り密閉して保存しておこう!

NO PEOPLE GATE

#最終兵器・麻優


スターダム、後楽園ホール大会開催
いつもと徹底的に違うのは、この大会がノーピープル、つまり無観客で行
われたこと。この興行が無観客になることは、かなり早い段階で発表され
ていた。

↑↑、本日の全試合
YouTubeでしばらくアーカイブしてあるらしいので、是非観て欲しい。

感心したのは、無観客状態でもこの表情を自然に創れる女王・岩谷麻優
カイリ全盛期に何度もスターダムの興行を観に行ったが、あの岩谷がここ
まで魅力的なプロレスラーになるとは正直思わなかった。今現在、麻優は
僕の中で歴代No.1の女子プロレスラー。場面ごとにクルクル入れ替わる
表情は、彼女しか持ち得ない個性だと思う。

いつもの興行と遜色のないすばらしい大会だった。
だけど、やっぱりプロレスは観客が居て初めて成立するパフォーマンス
はやくこんな状態が終わってくれるといいなぁ、本当に。

古今東西プロレスラー伝説

#元祖あやしい日本人


▼古今東西プロレスラー伝説 / タイガー服部

ジャパンプロレス全日本プロレス新日本プロレス、そして伝説のWJ
レフェリーとして活躍し、先日引退したタイガー服部氏の著書。
基本は週刊プロレスの連載記事「YOUなに聞きたい!?」をまとめ、そこに
新規で行われた対談やインタビューを付加したモノ。

服部さんは間違い無く長州一派。ということは、僕が好きになることは無
い位置に居る人なのだが、何故だか昔からこの人に悪い印象が無い。口髭
をたくわえた小柄な姿がユーモラスなことと、リング上でのキビキビした
レフェリングがその要因。何よりも「完璧なブロークンイングリッシュ」
で外人選手たちとニコニコ会話する姿のあやしさが、非常に魅力的だった。

この本に登場するプロレスラーはオールドタイムから現在までバラエティ
に富んでいる。服部さんの語り口もおもしろく、かなり楽しめる内容なの
は間違い無いのだが、ちょっと問題が。

この本はよくある口述筆記・・・著者が語り、それを聞いた編集者が文章を
起こすスタイル・・・だと思うのだが、編集者の技量に疑問を感じる。米国
生活の長い服部さんは日本語がある意味不自由であるのに加え、おそらく
年齢の影響で何度か同じことを繰り返し喋ってしまうらしい。それが読ん
でいるこちらに解ってしまう、というのはどうかと思う。もう少ししっか
りした編集が付けば、もっと傑作になった気がするんだけど・・・。

とにかく、服部さんの偉大なるキャリアを改めてリスペクト。そして今さ
らながらなんだけど、なんで「タイガー」なんだろうなぁ、この人(^^;)。