INOUE vs DIPAEN

#PFP


井上尚弥WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王座防衛戦、今回の会場
日本・両国国技館。この年末、この試合を含めたボクシングのメガマッチ
3試合がマッチメイクされていたが、他の2試合はあえなく延期。そういう
部分でも“持っている”のが井上尚弥である。

対戦相手はタイのアラン・ディパエン。正直言って役不足、もちろん戦前の
予想は10-0井上のKO勝利。ところがこの【噛ませ犬】と思われた選手が、
とんでもない根性を魅せたのだから面白い。

井上の“恐怖のボディ”を何発喰らっても耐え続けるタフネス。倒される間際
まで足を使い続けたのだから、この男も只者では無い。もしかしたら判定も
あるかも、と思ったのだが・・・。

8R、これまでも圧倒的に試合を支配した井上がパンチをまとめ、タイミング
よく入った左ジャブでディパエンは吹っ飛ぶようなダウン。すぐに立って来た
時は驚いたが、事実上試合はここで終了した。

追撃の左フック一発でレフェリーは試合をストップ。井上尚弥はTKOで久し
ぶりのホームでの試合を完勝して魅せた。

この後井上がやるべき試合はただ一つ、ノニト・ドネアとの再戦のみ。
カシメロの所為で悲願の四団体統一は暗礁に乗り上げたが、ソレはスーパー
バンタムで叶えればいい。出来れば日本がいいなぁ・・・。