3150 FIGHT vol.4

#超一流プロモーター


さて今日はボクシング
前回非常に面白かった亀田興毅興行『3150 FIGHT』vol.4をAbemaの
生中継で観戦。今回は他競技の要素を殆ど入れず、世界戦2試合を中心に
した全9試合の構成。

まずは第六試合・WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座戦
王者木村吉光に、OPBF同級王座を返上した力石政法が挑んだ試合が
殊の外凄かった。双方共にイケメンでスター性もあり、勝った方が世界
へ行く、と銘打たれたアジア覇者決定戦。最初は木村有利と思っていた
僕だが、力石の自力は完全に王者を上回り、三度ダウンを奪ってKO勝ち
スーパーフェザーは激戦区だが、力石なら取れるかもしれない。亀田フ
ァウンダーの手腕に期待!

第七試合・ヘビー級8回戦但馬ミツロvsスタット・カーラレック
ミツロは生前のアントニオ猪木からテーマ曲使用の許可が下りている。
そうなった以上、もうミツロに負けは許されない

・・・見事な1RKO勝利
カーラレックは直前オファーで決まった対戦相手とはいえ、京太郎との
試合を判定まで持ち込んだ選手なのに、ミツロの圧力に手も足も出ず。
まだまだ世界ランカーに通用するとは思わないが、ちょっと夢を見たく
なってきた「闘魂」を背負う以上、天辺まで行って欲しいところ。

vol.3の時も書いたのだけど、プロモーターとしての亀田興毅は文字通り
最高な気がする。世界戦が二試合あるとはいえ、双方とも注目度の高く
ないミニマム級、それも残念な結果に終わってしまったが、アンダーカ
ードの充実ぶりと、そのアピールの仕方は、全ボクサーにとって「希望」
になりそうな興行となる気配。このまま一大ブランドになれば・・・。

NEW YEAR DASH!!

#njpw #njdash


昨日のビッグマッチ・イッテンヨンから一夜明け、すぐに“お年玉興行”
を組んじゃうのが新日本プロレスの凄いところ。ちょっと前までドーム
後は後楽園ホール、というのが定番だったのだが、今年はちょっとキャ
パの大きな大田区総合体育館普通に客が入っているのが気持ちいい。

今日は例年通り事前のカード発表が行われない構成。
年末からドームにかけて諸々の動きがあった新日本だが、ちょっと嬉し
かったのがザックTMDK加入。かつてのNOAHの匂いを感じさせてく
れるだけでも嬉しいのに、コレに今の新日本の若手で一番の有望株であ
藤田晃生が加入した模様。マジ応援するわ、TMDK

唯一カード発表のあったKOPW2023王座決定4wayマッチは、2022の
王者だった鷹木信悟が意地の勝利。結局KOPWもベルトになっちゃった
ので、新日本の管理するシングル王座は8個目(^^;)。多く無いか、さす
がに(^^;)。試合は昨日の4wayと比べると・・・。う〜ん・・・。

そしてメイン、オカダケニーがタッグを組む、というサプライズ
世界王者US王者の並ぶ姿は圧倒的なプレミア感。チームワークも悪く
はなく、見事にお年玉興行を締めてくれた。ケニーの防衛スケジュール
が気になるところだけど、定期的に来日してくれると嬉しい。

・・・心配なのは、今日も浮かない顔で試合をしたウィル・オスプレイ
1年間は新日本でファイトする、と宣言したが、その後に他団体とかは
マジで勘弁して欲しい。飯伏に続いてオスプレイまで失うことになった
ら、興味半減どころじゃないぞ、新日本・・・。

WRESTLE KINGDOM 17

#njpw #wk17


恒例のイッテンヨン新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 17」
丸三年ぶりに、ようやく新日ドーム『歓声』が戻ってきた、それだけ
でもう感無量なのだが(^^)。

まず最初に
今年はNOAH元旦興行最高の内容だったので、ある意味カード編成
に詰まった状態新日本ドームは厳しいかな、と思っていたが、さすが
老舗のパワーはダテでは無かった。興行全体のレベルは異様に高く、
捨て試合が一つも無かったのは見事。スクリーンショットを貼り付ける
ととんでもないことになりそうなので、今回は止めにしときます!

個人的なベストバウトは、第七試合に組まれたIWGP Jr.王座戦4way
王者石森太二に加え、高橋ヒロムエル・デスペラードマスター・
ワトの4人が一斉に闘い、最初にフォールかギブアップを奪った選手が
新王者になる、という変則ルール。ここで大活躍を魅せたのが正直ノー
マークだったワト先輩3人から順番に事実上のフォールを奪っており、
正直今日新王者になれなかった事に憤り(^^;)すら感じた。
ようやくワトの時代が来るな、今年は。

そして、ダブルメイン第一試合のIWGP USヘビー級選手権
王者ウィル・オスプレイに、久しぶりの新日本参戦となるケニー・
オメガが挑んだのだが、この試合はちょっと問題作な気が。
・・・あんまり言いたく無いのだが、この4年でケニーとオスプレイの間に
明確な差が付いた、と僕は思う。ケニーも非凡な選手なのだが、である
からこそ攻防の一つ々々の説得力でオスプレイが上回ってしまった、と
いう事実。ケニーがここまで弱く見えたのは、正直初めてである。
しかし、結果はケニーが王座奪取。その要因がオスプレイの流血にある
のは間違い無いのだが、この流血が・・・。こんな理由で王座を陥落して
しまうオスプレイ、もう新日本に出たくないのかな・・・。

メインはG1覇者オカダ・カズチカ王者ジェイ・ホワイトに挑んだ
IWGP世界ヘビー級選手権。正直一つ前の試合の割を食い、やや緊張感に
欠ける試合になったことは否めない。ジェイはヒールとして何とか試合
を盛り上げようとしていたのはよく解ったが、オカダに少しだけ何かが
足りない気が。内藤棚橋飯伏にもある「色気」のようなモノがもう
少し表に出せれば、盤石な気がするんだけど・・・。
しかし、〆のマイクはマジで感動した。アレでチャラでいいよ、うん。

最初に書いた通り、終わってみれば「さすが新日本!」という内容。
今年のおみくじは文句無く『大吉』でOK。本当に良いことが起きてく
れればいいんだけど(^^;)。

Burning Down One Side

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
僕の2023年の始まりに相応しいというか、なんというか(^^;)。とにかく、
80年代前半のロックシーンの中の、隠れた名曲の一つ。

Burning Down One Side by Robert Plant.
82年、レッド・ツェッペリン解散後、ボーカルのロバート・プラント
ソロで最初に出したアルバム、『11時の肖像』1曲目

このソロ、良い意味でも悪い意味でもツェッペリンを引き摺っており、こ
の時期に洋楽にハマッた僕は、普通にツェッペリンの「続き」としてこの
アルバムを聴いた。まだ現役バリバリだったプラントの声は圧倒的な存在
感を示しており、僕の中の名盤ベスト10に入っている。

しかし、このアルバムはそこそこヒットこそしたモノの、ツェッペリンの
頃のようなバカ売れはしなかった。おそらくコレを機にプラントはセール
スという概念に興味を無くした気が(^^;)。その証拠に、このアルバム以降
のプラントの音楽性は、どんどん洗練されてオトナになっていった。まぁ、
それはそれで凄くカッコイイんだけど。

とにかくハードロックが好きな人は絶対に聴いておくべき名盤なので是非!

▼Pictures At Eleven / Robert Plant

NOAH “THE NEW YEAR” 2023

#遭遇


毎年恒例になりつつあるNOAH元旦武道館興行を昨日ABEMAにて観戦。
武道館は全盛期のようにほぼソールドアウト、観客の反応も良い。しかし、
今年の元旦興行はやっぱりいつもと様子が違う

ダブルメインの第一試合、つまり事実上のセミファイナルが、GHCヘビー
級選手権。屈辱に燃えた清宮拳王は、とんでもないくらい激しい試合を
魅せてくれた。この試合を超えるのは辛いかな、とか思っていたが・・・。

ダブルメイン第二試合グレート・ムタシンスケ・ナカムラのスペシャ
ルマッチ。この試合の二人が、文字通り『役者』が違った

前半はジックリした立ち上がり。ムタもナカムラも自分の色を出しつつ、
「新日本流ストロングスタイル」の攻防を展開。武藤ならともかく、ムタ
でこのスタイルをチョイスするところが武藤敬司のセンス

一方、現役のWWEスーパースターもダテでは無く、ムタは何度も窮地に
陥るが、その度に毒霧を噴射して逆転。ここまで観て、この試合でもゲー
ムメイクしていたのは武藤だ、という事実を理解。こういうプロレスラー
がいなくなってしまって大丈夫なんだろか?と切実に思った。

しかし、ナカムラも非凡なセンスを発揮。ムタの毒霧をキスで吸い取り、
逆にムタの顔面目がけて噴射。すかさず必殺のキンシャサを決め、見事な
スリーカウントを奪って魅せた。

日本でグレート・ムタがデビューしてから今日まで、ここまでの「完敗」
を喫した事実は無い。おそらくムタは自分を打ち負かす相手を探しており、
その眼鏡に適ったのがナカムラ・・・いや、中邑真輔だった気がする。
こういう試合は、やっぱりメインになるべきだった、と改めて思った。

さて、NOAHは今後どうなるのか?
ナカムラはこの一試合で米国へ帰還するし、武藤も2月にはいなくなる。
そいうなると、やっぱりGHC王者絶対的なブランドになるべきで、ソレ
が出来るのはもう清宮海人しか居ない気が。

ここ1年で清宮が本物になれるかどうか、にかかっている気がするなぁ・・・。