タコピーの原罪

#大問題作


▼タコピーの原罪 / タイザン5(Kindle版・上下巻)

ジャンプ+で連載されていた大問題作タコピーの原罪」。
ネットでは各所で話題になっており、僕も早い段階で上巻は読んでいた
のだが、ここに来て下巻がリリース。いいタイミングなので、物語を通
したカタチでレビューを。

ゆるキャラにしか見えない主人公の宇宙人・タコピーが放り込まれたの
は、残酷すぎるイジメの渦中に居る女の子の側ハッピー星人であるタ
コピーは、その少女をなんとか楽しくさせようとするのだが、やること
なすことが全て裏目に出て・・・という内容。

とにかく、話題になる理由明白。それは「イジメ」の描写がリアルを
通り越して【恐ろしさ】を感じるレベルであるから。

僕らの世代からハッキリとしたカタチを見せ始めた「イジメ」の現状は、
加担する側・される側のどちらかに、強制的に属されてしまう場合が多い。
今から思えば吐き気のする状況なのだけど、だからこそいじめている人の
気持ちも、いじめられている人の気持ちも、それなりに解ってしまう。
普通の人間なら、そこでジレンマを感じるハズ。

この作品で現出するイジメは相当酷いモノで、その加害者は因果応報と
ばかりに恐ろしい目に遭うのだが、その後に「何故そうなったのか?」が
しっかりと明らかになる。ここで生じるジレンマは、僕がこれまで味わっ
て来た同種のモノの中でも相当な根深さで、深刻なトラウマになったほど。
正直、少年マンガのカテゴリーに入れるのもどうかと思ったのだが・・・。

まさか、こういう落とし処があるとは!と思わず感心したラスト
ある種無理矢理な感こそあるものの、この終わり方であればなんとか心の
モヤモヤを払拭できる。いや、本当に良かった、マジで。

とにかくジャンプ+の連載は要チェック
今年の「このマンガがすごい!」、取るだろうな、きっと。

#伝説の終わり


昼過ぎに突然入ってきたニュース。
マンガ家の藤子不二雄Ⓐ(敬称略)こと、安孫子素雄さんが川崎市の自宅で死去。
自宅敷地内で倒れているところを発見された模様で、死因は今のところ不明。
遺体に目立った外傷は無し。享年88

・・・いつかこの日が来る、とは思っていたが、事実として記事が配信されると
やはりショック。いや、ショックという言葉で片付けられないくらい、心が
ざわつき、喪失感に苛まれた。

大袈裟で無く、Ⓐ先生は僕の人生に大きな影響を与えてくれた偉大なマンガ家。
「ドラえもん」のブレイクからずっと続く藤子不二雄ブームは、その殆どが
藤子・F・不二雄先生由来だが、少年期を超えて今に至るまでずっと、僕らの
心を鷲掴みにし続けたのは、間違い無くⒶ先生その人。同じ時代を生きたF先生
手塚治虫先生石ノ森章太郎先生赤塚不二夫先生矢口高雄先生らが鬼籍に
入ってからもなお、僕らのシンボルとして君臨し続けてくれた。

あの尾田栄一郎をして「かないません!」と言わしめた最強のマンガ家。
つい最近まで現役で仕事を続け、新しい刺激をずっと送り続けてくれたことは、
感謝してもしきれない。

史上最高の天才マンガ家は、遂に新しい道へ。
まずは久しぶりにF先生と合流し、少太陽の最新号から始めてみるのはどうか?
そうであるのなら、僕もこの後に大きな楽しみができるので。

Ⓐ先生、本当にお疲れ様でした。
そして、僕に「まんが道」を、「魔太郎がくる!!」を、「怪物くん」を、
「愛・・・しりそめし頃に・・・」を、「オバケのQ太郎」を届けてくれて、本当に、
本当にありがとうございます。そして、メチャクチャ寂しいです・・・。

だからまた必ず、どこかで。アチラで読める新作を、楽しみにしています。

▼まんが道① 藤子不二雄Ⓐデジタルセレクション / 藤子不二雄Ⓐ

Kindle版全25巻

さくら・2022

#SAKURA


2日間降り続いた雨の所為で、もしかしたら今年は散っちゃってるかも・・・と
思われた近所のさくらトンネル付近。取り敢えずダメ元で行ってみたら・・・。

・・・今年のさくら、根性あります(^^;)。
もちろん満開は終わってしまったけど、あの雨に耐えてしっかりトンネル化
した風景を醸成してくれているんだから、もう感謝しかない。

さくらの木の下で酒を呑んで騒げるのは、来年くらいかな?
そして今年は、まだ江戸川花火大会の中止アナウンスが出ていない。もしか
したら、ちょっと期待できるのかな?

TRACE

#時をかける新人


▼TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 / 内藤了(Kindle版)

内藤了東京駅おもてうら交番・堀北恵平シリーズ第七弾
新人女性警察官・堀北恵平、通称ケッペーちゃんと、先輩刑事・平野
はそろそろタイムリミットが近い。うら交番「謎」とは・・・。

今回は完全に終幕前のクライマックスうら交番柏村さんは冒頭か
らずっと出ずっぱり状態の上、未来から来た二人を完全に受け入れて、
長きに渡った謎を解決する気満々。一方、ケッペーちゃんは現代の東
京駅で、大事な人を失う・・・という感じ。

シリーズ第一作から散りばめてきた伏線は続々回収されているのだが、
肝心なところの謎は謎のママ(^^;)。もちろん、こうじゃないかなぁ、
という予測は立つが、それが最後まで楽しめる構成になっているのは
さすが。

おそらくメインタイトルに『LAST』の付く次回作(このシリーズは最
後に次回作の触りが記載される)が最後になるかと。ずいぶん長いシリ
ーズと思っていたが、その歴史は約4年。皆が納得する“ラスト”を期待
します!

“THE GAME” is OVER…

#HHH #WrestleMania


WWEレッスルマニア38・ダラス2日目。
今日に限っては試合ではなく、冒頭に登場した偉大なプロレスラーについて。

重度の心臓疾患が原因で、現役引退を表明していたトリプルHが登場。
昨日のストーンコールド同様、そのオーラが只事では無いレベル。大きな病気
をしているようには、正直見えないのだが・・・。

稀代の名レスラーは、往年と寸分違わぬ格好良さで水吹きパフォーマンスを展
開した上でリングイン。しばし大観衆の声援を堪能した後、マイクを取った。

発した言葉は観客への感謝、そして「Welcome to Wrestlemania!」の一言。
ファイナルメッセージがレッスルマニア開始の合図であり、この言葉をきっか
けに大会開始を告げるパイロが鳴り響く。画面がリング上に戻ると、そこには
ひっそりとマイクリングシューズが置かれていた。

最後まで本当に格好良かったトリプルH。これまで本当にありがとう。
どうか、家族の皆様とお幸せに。次世代のアメリカンプロレスを、よろしくお
願いいたします。