SURVIVOR SERIES 2017

WWE年間4大PPVの一つ「Survivor Series 2017」WWE Networkにて。
レズナーvsAJという大注目のカードがあったのだが、取り敢えずはメインに組まれ
エリミネーション形式10人タッグマッチのみ確認。

・・・いやぁ、やっぱり面白いわ、WWE。
こういうアトラクション的な大会でもキッチリストーリーが出来ているし、手抜き
が全く無い。RAWとSDで本気で抗争してる感がアリアリだし、もちろんタレントも
揃っている。そりゃあすげぇ試合になるな、うん。

その中にもう普通中邑真輔が居るのが非常に誇らしい。
今年は王座に就くことは叶わなかった(?)けど、果たして来年は?
・・・4月までAJがチャンピオンだったら、祭典での戴冠があるかもしれない。
魅せて欲しいなぁ、中邑のベルト姿を。

KAIRI WIN!

WWE「MAY YOUNG CLASSIC」トーナメントファイナル。
決勝に上がってきたのはMMAをバックボーンとするシェイナ・ベイズラー
と、我らが日本のカイリ・セイン。大方の予想通りのマッチアップ。

既に大人気となっているカイリ、入場時にこの笑顔
大舞台なのに緊張する素振りが全く無い、というのがカイリらしい(^^;)。


ペースを握ったのはシェイナ。MMAファイターとは言え、スターダム
参戦経験もあるある種“日本向き”の選手。師匠のジョシュ・バーネット
ばりのアームロックスリーパーで攻勢に出るが、やや力が入りすぎ。


シェイナの技が尽きたところでカイリの時間に。
スターダム時代からの得意技、マリンスパイクを発射し、場内最高潮。
最後は完全無欠ダイビング・エルボーをズバリと決め、見事にMYC杯
を制して魅せた。

試合前から試合後まで、いろいろな表情が魅せられるのがカイリの強み。
この表情を見ていると、もしかしたら、今WWEに居る日本人の中でいち
ばん出世するのはカイリかも、とか思ってしまった。

カイリ・セイン、次は空位のNXT女子王座決定戦に挑むらしい。
すっかり手の届かないところに行っちゃった宝ちゃんだけど、このまま
行けるところまで一直線で! NXT、一発で取ってください!

KAIRI SANE on MYC

WWE NetworkにてMae Young Classicが配信開始。
コレは昨年のCWCみたいなトーナメントで、参加するのは世界各国から
エントリーした女子選手。CWCでやたら熱くなったから、今回のもかな
り期待していたのだけど、残念ながらイマイチ面白くない(^^;)。
いくつかの試合は完全に早送りしちゃったのだけど・・・。

オオトリで出てきたのが、日本カイリ・セイン
我らが宝城カイリ、遂にWWE系のリングでデビュー。試合前から歓声が
もの凄く、この日の客が誰を観に来たのか、如実に解る展開。


そして、カイリはやっぱりカイリだった
対戦相手のテッサ・ブランチャードスターダムで何度か闘っている選手
であり、ジャパニーズスタイルがしっかり成立。これまでずっと退屈だっ
たリング上にいきなりを産み出したのだから凄い。


カイリのファイトスタイルは殆ど日本の頃と変わらないのだけど、やや
違ったのはフィニッシュまでの行程。肘を指さしながら観客に大見得を
切るカイリの姿に、思わずゾクゾクした。そしてなにより、彼女の代名
詞とも言えるダイビングエルボーがまた観られたのが非常に嬉しい。

トーナメントの他の試合には期待出来ないけど、カイリの試合はやっぱり
凄い。このシリーズが終わったら、きっとカイリはもうスーパースター
なっていそう。普通に優勝しそうだけど、果たして・・・。

中邑真輔、千載一遇を逃す・・・


WWE年間4大PPVの一つ、「SUMMERSLUM」
今年はニューヨーク・ブルックリンで開催。上から下までそれなりに良い
カードが揃い、大入り満員だったらしいのだけど、日本人としては注目カ
ードは一つだけ。もちろん、王者のジンダー・マハル中邑真輔が挑んだ
WWE世界ヘビー級選手権である。


挑戦者決定戦であのジョン・シナを破って上がってきた真輔は、終始ノリ
ノリで“らしさ”を魅せる。リング上での風格はもちろん、プロレスラーと
しての技術も実力も間違い無く真輔がマハルの上を行く。これは来るぞ!、
と思ってたのだけど・・・。

ジンダー・マハル、これまで全く注目していなかったのだが、この選手は
単純に“強い”気がする。フィジカルでは真輔を上回り、その強引な攻めに
やや苦戦する真輔。ただ、最後は決めてくれる、と信じていた。が・・・。

真輔がマハルのセコンドに付いたシン・ブラザーズ乱入に気を取られ、
その隙を突いたマハルのコブラクラッチバスターに轟沈。あっけなくピン
フォールを取られ、日本人2人目(←ココ拘り処^^;)のWWE王座戴冠
ならなかった。観客ももちろん、僕も呆然・・・。


真輔にしては珍しく負け方もちょっと酷く、この後遺症はしばらく残るか
もしれない。タイトル挑戦の順番待ち、もう一度最初から並び直しだ・・・。
取る、と思ってだけにあまりに悔しい。これはちょっと・・・。

NXT TAKEOVER Brooklyn III

サマースラム目前のニューヨーク、本日はNXT TAKEOVER Brooklyn III
中邑が昇格して以来、あまり観なくなったNXTだが、今回はちょっと興味
があって。試合順に関係なく、まずはこういうのから。

NXT女子王者ASUKA、さすがに今回は“負ける”と思っていたら、なんと
エンバー・ムーンを相手に王座防衛。結局エンバーはASUKAの牙城を崩す
ことは叶わなかったが、どうやらこの試合を最後に昇格しそうな気配。
逆に、ココ(NXT)で絶対王者となってしまったASUKAは果たして・・・。

そして、ニューカマーがNXTへ。
難攻不落のオーサーズ・オブ・ペインを下し、新NXTタッグ王者となった
SAnitYエリック・ヤング&アレキサンダー・ウルフ。しかし、試合後に
カイル・オライリー&ボビー・フィッシュレッドラゴンが乱入。新旧の
王者ボコボコにする、という凄い展開。

そしてこの乱入はココで終わらず、メインでボビー・ルードを破ってNXT
新王者となったドリュー・マッキンタイアを、再びレッドラゴンと元ROH
世界王者にしてバレット・クラブのアダム・コールが急襲。これは驚き!
テイクオーバーのファイナルショットが元新日本の3人。いやぁ・・・。


問題はセミ前で組まれたヒデオ・イタミvsアレイスター・ブラックのシン
グルマッチ。イタミことKENTA、残念ながら身体に張りが全く無く、すっ
かり魅力の乏しい二線級に成り下がってしまった。さすがに随所でらしさ
は魅せたものの、負け方非常によろしくない。この状態ではもう上に上
がる目は無い気がする・・・。

おそらく明日のサマースラムで中邑真輔WWE王者になる。
フィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)もサモア・ジョーも重要な
試合が組まれている。ここまで差を付けられて、悔しく無いのかなぁ・・・。

もう可能性はかなり少ないかもしれないが、それでもKENTAの巻き返し
期待する。ここで終わっちゃったら、もう日本にも居場所無いぞ・・・。