#HULKAMANIA
2025年7月24日、アメリカンプロレスの象徴であるハルク・ホーガン氏が逝去。
ホーガンは5月に頸椎固定の手術を受けたところ、合併症を併発し健康状態が
著しく悪化。療養を続けていたが、7月24日朝9時頃、医療通報を受けた消防
隊と州警察により、フロリダ州クリアウォーターの自宅で心停止の状態で発見
され、近隣の病院に緊急搬送されたが、同日11時17分、死亡が確認された。
享年71。
かつてはステロイドを常用していた、とされるホーガン。それが事実であった、
と考えるのであれば、よくここまで長生きしてくれた、とすら思う。筋肉マン
タイプのプロレスラーは殆どが短すぎる生涯を終えていたが、ホーガンはそれ
すら乗り越えて魅せた。感謝すると共に、最大限のリスペクトを贈りたい。
・・・思い出せる試合はいくらでもある。
あのストロング小林を“カリフォルニア・クラッシュ”なるアバランシュホール
ドで秒殺した初来日、黒のショートタイツに「一番」の文字を載せ、日本陣営
としてアブドーラ・ザ・ブッチャーと繰り広げた大流血戦、アンドレ・ザ・ジ
ャイアントから3カウントを奪った最初のレッスルマニア・・・。勿論、いちばん
インパクトがあったのは、アントニオ猪木を失神KOに追いやった第一回IWGP、
ということになるのだが・・・。
全日本にはファンクスやマスカラスが居たが、新日本では初の外国人ベビーフ
ェイスとなったホーガン。僕自身が多感であった頃であるが故に、この行動の
インパクトは凄かったし、心の底から応援できるガイジンレスラーであった。
そのキャラクターのまま成り上がり、世界でいちばん有名なプロレスラー、と
いうところまで成り上がってくれた。どこまで最高な人なんだろう・・・。
元WWF世界ヘビー・WCW世界ヘビー級チャンピオン。そして、第一回IWGP
トーナメント初代チャンピオン。『超人』として存在してくれたことに、改め
て感謝とリスペクトを。
そして、これであのカードがマッチメイク可能になった。
馬場&アンドレvs猪木&ホーガン・・・。この試合は絶対に見逃せない!
だからまた必ず、どこかで。
※生涯プロレス界のアイコンで在り続けた故人に敬意を表し、一部敬称を略さ
せていただきました。