松岡茉優に注目せよ!

7月全7話予定で始まったNHK「水族館ガール」
結局今クールでいちばん一生懸命観た連ドラになったのだが、オリンピックを
挟んだ所為で最終回オンエア9月入ってから(^^;)。さすがにこの飛び飛び感
は厳しかった(^^;)。

ただ、内容は充実の一言。
僕イチオシの松岡茉優は、最終回にして「凄み」を感じさせる演技を連発する。
喜怒哀楽の表現が本当にすばらしいし、走り去って行く後ろ姿で心情を表現し
ちゃうのだから、もう脱帽。やや抑えめに言った「みくびらないでください!」
というセリフの部分で、本当に怖さを感じたくらい。

松岡茉優、女優としてのポテンシャルは10年に1人のレベルかも。
大袈裟な話ではなく、ここ何年かで深津絵里くらいの領域に簡単に到達しそう。
NHKだけでなく民放もこの女優に注目すべき。もしかしたら演技力月9とか
を復活させちゃうかも・・・。

「笑喫茶☆つっちー」で土田に唸る!

amazonプライムビデオ限定コンテンツ「笑喫茶☆つっちー」が面白い。

今や“キング・オブ・ひな壇”芸人としての立場を確立している土田晃之MC
を担当し、毎回1組の芸人をゲストに迎えての“喫茶店トーク”を展開。
さすがに限定コンテンツらしく、かなり突っ込んだヤバい話(^^;)満載。
1時間を超えるプログラムながら、全く飽きることなくエピソード3まで観て
しまった。

以前から土田の話術はすばらしい、と思っていたのだが、この番組でのゲスト
転がしは「最強」のレベル。限定コンテンツだけでなく、地上波、下手すれば
ゴールデンに持っていっても充分に成立する気がする。

全10エピソード、残りは7本。すぐに続編を作って欲しい。マジで。

JUNGLE BOOK

シネマイクスピアリ無料券が発行されたので、有料なら微妙な映画を観
よう、ということで、ディズニーの「ジャングル・ブック」をチョイス。
あんまり期待しない状態で出掛けた。なんつたって無料だし♪

・・・いや、全然カネ払う価値あるわ、この映画(^^;)。
主人公のジャングルボーイ・モーグリを演じたニール・セディが縦横無尽に
スクリーンを駆け回る。なんといってもこの映画、ニール以外は全てCGであ
り、共演者というものが基本存在しない。にもかかわらず、そこに誰かが居
るかのような自然な演技。あのガキ、将来凄い俳優になるかもしれない。

そしてCGだけに頼っている映画、というワケではなく、ストーリーがかなり
骨太「ジャングルの掟」をキーワードに、動物たちがそれぞれのイデオロ
ギーを振り回す様は、ある意味で重厚すぎるほど。ターゲットはきっと子供
だと思うのだが、どちらかと言えばかなり大人向きな印象。実際、レイトシ
ョーの年齢層はかなり高かったと思う。

いや、本当にお見事。いわゆるネイチャー系の映像が好きな人は絶対にハマ
るし、ジャングル・ブックという古くからのお伽噺に深い思い入れのある人
でもガッカリせずに鑑賞できる筈。やっぱディズニーって凄いや(^^;)。

Le Tartuffe

劇団つばめ組・第13回公演「タルチェフ」を中野の劇場HOPEにて。
フランスのモリエール17世紀に発表した戯曲で、いわゆる古典と呼ばれる演目。
・・・こういうのはちょっと苦手(^^;)なのだけど、ちょっとした事情で観に行く事に。

古い戯曲を大胆にアレンジし、人情劇喜劇に持って行く、というアイデアは悪く
無い。脚本家も演出家もかなり頑張った、というのは非常に良く解るのだが、正直
もう一歩、という感じ。あそこまで壊すのなら、台詞ももっと短く解りやすくした
方が良かったかもしれない。

しかし、主人公タルチェフを演じた中村純猛は注目に値する。
主役なのに登場まで1時間(^^;)を要したのだが、彼が出て来てから急に芝居が動き
始めた。元フィギュアスケーターでしっかり踊れるし、ルックスが良く、動いてい
るだけで華やかなのは天性の資質。そして、いわゆる「芝居の間の取り方」がかな
本格的になってきた。台詞の前後に相手を一瞬見つめるクセがあるようなのだが、
その時の表情をシーンによってカッチリ変えて来るところが凄い。コレを天然でや
ってるのだとすれば、末恐ろしいかも・・・。

中村くん、急速成長中
ひょっとしたら、ここ1〜2年の間で大物俳優になっちゃうかも。マジで。

ONE PIECE FILM GOLD

「ONE PIECE FILM GOLD」、昨夜舞浜シネマイクスピアリのレイトショーにて。
ワンピース映画を原作者の尾田栄一郎が監修するようになってから3作目となる
作品。

前の「STRONG WORLD」「Z」は現行の連載ストーリーにリンクした、ある
意味で“重たい”映画だったのだが、今回の「GOLD」はその辺りを若干無視した
“番外編”の趣。ただし、作品としての完成度は今まででいちばん高い気がする。

2時間強の枠の中で物語がキッチリ構成されており、その中には悪役キャラであ
グラン・テゾーロ過去まで盛りつけられている。基本的には荒唐無稽で楽し
い展開だが、ワンピース独特の“深み”がちゃんと感じられる。なんなら本編で
コレをキッチリ長編にした物語が読みたいくらい。掛け値無しに良いストーリー
であった、と断言出来る内容である。

そして、ゲストキャラ声優陣がなかなか見事。
ナミの旧友・カリーナを演じた満島ひかりは当然として、セクシーダイナマイト
バカラを演じた菜々緒が妙にハマっていたのには驚いた。人気あるのもダテじ
ゃないんだね、うん。

そして今回も↑↑の入場者プレゼントをゲット。
この小冊子があるからワンピース映画が止められない、というのも・・・(^^;)。

とにかく、基本ワンピファンなら間違い無く楽しめる!
これは大きなスクリーンで観るべきだと思うな、マジで。