ZERO

▼ZERO 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 / 内藤了(Kindle版)

藤堂比奈子シリーズ第五弾
今のところこの第五弾がシリーズ最終作であり、ここで一段落付けるかなぁ、
と思っていたのだけど・・・。

なんと、シリーズ初の連続モノ(^^;)。
今作内では事件は解決せず、次回作「ONE」へ繋がる構成。ラストも完全に
「続きは来週」的な仕上がり。いや、次作が既にリリースされているのなら
全く問題無いのだけど、秋まで待たなきゃいけない、ってのはちょっと(^^;)。

今回の作品ではこれまでのシリーズに登場した“稀代のヒール”が不気味な復活
を果たす。以降で「悪の首領」的な動きをするのはもう明白であり、一方的な
比奈子への因縁をどう転がしていくのかが焦点となる。そう考えるとフリにな
ったこの「ZERO」は良く言えばターニングポイントとも言えるのだが、にし
てもこの溢れ出す“ツナギ感”はさすがになぁ(^^;)。

おそらく次作の「ZERO」と併せて評価するのが良いかと。
我慢の効かない人は「ZERO」のリリースまで待った方が良いと思います。
失敗したな、実際(^^;)。