JOVI JOVA “REBOOT” !

脚本家・映画監督の福田雄一が主催するコントユニット「U-1グランプリ」
の一環として、2014年に突如復活した伝説のコント集団ジョビジョバ。
これを機会に本格的に復活する模様。

主宰のマギーが語るところによると、「再起動」
もしかしたら、パーマネントな活動が継続する可能性もある。再起動第一弾は
「Keep On Monkeys」品川プリンスホテル・クラブexにて5月、ついにあの
ジョビジョバが復活する。

いろんな意味で、僕の中でジョビジョバを超える劇団は未だに存在しない
これは絶対に観たい! なんとかチケット取れないかなぁ・・・。

ろくでもないやつら

▼ろくでもないやつら / 角田妃呂美(Kindle版)

瞬間的に読むモノに困り、電車の中でチョイスしたUnlimited作品。
ひらがなだけのインパクトのあるタイトルと、ミステリーっぽい雰囲気の
(のデザイン)に惹かれてダウンロード。いわゆるKindleインディーズ系
作品で、もちろん過度な期待はせずに購入したのだが・・・。

なかなかどうして、というタイプの作品。
いわゆる叙述トリック系であり、全体のアイデアに関してはかなりイケてる
思う。わりと意外な人が犯人でラストはちょっとびっくりしたし(^^;)。
しかし残念ながら、あまりに短い(^^;)。短編と言っても良いくらいの文章量
にはちょっと肩すかしを食らったかも。そのへん、実に惜しい。

なぜ惜しいかというと、この角田妃呂美という作家の文体はかなりの緊迫感に
溢れており、長編ミステリーサスペンスにかなり向いていると思うから。
もう少し頑張ってせめて倍くらいの量を書いていれば、もっと強烈な印象を残
してくれたような気がする。

Kindle書籍にはアップデート機能があるので、出来ればコレを改稿してもう少
本格的なミステリーに近づけて欲しい。あと、絶対縦書きレイアウトに!
横組みはどうも小説には向いてないような気がするので。

イヤミス短篇集

▼イヤミス短篇集  / 真梨幸子(Kindle版)

我が教祖にしてイヤミスの女王真梨幸子サマ短編集
ところが幸子サマが文庫新刊を出した、というのにもかかわらず、Amazon
レビュー欄それらしくない評価(星の数)が多々見える。どういうことだ!
と憤りつつ内容を確認してみると・・・。

煽り文句として「著者初の短篇集」とあるのだが、どうやらこれが虚偽(^^;)。
全6篇のうち、半分の3作品が連作短編である「プライベートフィクション」
収録されていたもの。そりゃあまぁ、怒る人も居るよな、とは思ったのだが。

「プライベートフィクション」は2012年に発売された新書。いわば幸子サマ
が教祖の位置に上がる前の“層雲期”に当たる作品であり、コレを読んでいるの
は間違いなく僕と同じく真梨幸子作品を全読破している人としか思えない(^^;)。
評価は辛辣だが、ある意味この状況は勲章なのかもしれない。

ただ、出版社(もしくはこの本の広報・宣伝担当者)には猛省を促す。つまら
ない嘘をつかなければ、この状況は生まれなかったと思うよ、マジで。
ということで、僕は初出の3篇を目当てに購入。解っていれば全く問題無いん
だけどなぁ・・・。

さて、ここからがレビュー(^^;)。
収録作品タイトルは「一九九九年の同窓会」「いつまでも、仲良く。」「シー
クレットロマンス」「初恋」「小田原市ランタン町の惨劇」「ネイルアート」
このうち、1999・いつまでも・小田原の3篇が既出で、他の3篇は初めて読む
作品。どれも相変わらずものすごい悪意に満ちているのだが、少し古い時代
インターネット黎明期システムコンテンツを題材にしたラスト「ネイルア
ート」には、久々に震撼した。身体中がムズムズする程の恐ろしい描写は、
真梨幸子にしか出来ない芸当。この後味の悪さ、本当にになる(^^;)。

734円で新しい短編が3つも読めるのであれば、下手すればお買い得(^^;)かも。
そして久々に読み返した「1999」は、ジワッとした恐ろしさが最後に真っ逆さ
まに落ちる。今をときめくイヤミスの女王の原型とも言える良(?)作
そしてこの作品、我々の永遠の課題である「ファンタゴールデンアップル問題」
を大胆に採り上げているところもポイント。

正直、イヤミスおよび真梨幸子初心者には超オススメの短編集!
個人的には、新規の3作品が読めただけで大満足です。そしてまもなく新作が!
そちらも楽しみに待っておりますよ、幸子サマ!

さようなライオン・・・

この土日でMacBook Pro Late2008HDD換装およびOSアップデートが完了。
手順は前回のエントリで書いた通り。新SSHDに交換した途端、あれだけ頻発
していたリンゴループが全く発生しなくなった。もっと早くやるべきだった、
と少し後悔した。

作業はそれなりに大変
新しいマシンをセットアップしながら、旧環境を出来るだけ再現しなくてはな
らない。具体的にはFirefoxアドオン調整iTunes音源プレイリスト
アプリの取り込み、parallels desktopの仮想環境のインポートなど。Macだけ
でなく、接続するiOS機器関連の認証作業などもあり、実に半日を費やす。

取り敢えず普通に使えるようにはなったのだが、やっぱりYosemiteを動かす
にはLate2008非力かも(^^;)。SSHDではなく、SSDを載せればかなりマシ
になるのは解っていたのだが、やはり今回は容量優先。今の段階で400GB
使っているのだから、SSDは無理だね、やっぱり。

長いことお世話になったMacOSX LIONさん、どうもありがとう!
おそらくこれまででいちばん長く使っているMacOSだと思う。他のマシンで
はまだしばらく使うけど、取り敢えず御礼申し上げておきます。

しかし、Macintoshって凄いよなぁ・・・。9年前のマシンが、まだ普通に使え
ちゃうんだから。

WWE ROYAL RUMBLE 2017

所用でリアルタイム観戦ならなかったWWE「ROYAL RUMBLE」WWEN
でようやくチェック。メインで行われる30人参加のランンブル戦(1vs1で
開始し、2分ごとに選手入場、決着はオーバー・ザ・トップロープのみ)の
勝者がWWE年間最大のPPV「WRESTLEMANIA」のメインでWWE王座か
WWEユニバーサル王座に挑戦出来る、というルール。新日本で言えばG1
当たる大会で、非常に重要な位置づけなのだが・・・。

今年ほど「優勝は誰か?」気にならなかった大会は無い。
注目はブロック・レズナーゴールドバーグ、そしてアンダーテイカー
いつ登場するのか?、そして3人同時にリングに立つ時間はあるのか?
2点のみ。本当はそれじゃいけない気がしないでも無いんだけど(^^;)。


まずはレズナー26番目に登場。リングインした瞬間に残っていた選手を
バッタバッタとなぎ倒し、1人仁王立ちでゴールドバーグの登場を待つ。
この4分間はまさしく怒濤。これでこそレズナー、なのだけど・・・。


ゴールドバーグ28番目に登場。リングインした瞬間に待ち受けていた
レズナーをスピアで吹っ飛ばし、そのままリング下へ放り投げる。なんと、
サマースラムに続いてゴールドバーグはレズナーを秒殺。これであの3人
がリングで睨み合うシーンは消えた(^^;)。ちょっと残念。

29番目に登場のアンダーテイカー、ゴールドバーグとの絡みは短いながら
お見事な出来。上手く隙を突いたテイカーがゴールドバーグを落とし、
ここでゴールドバーグ脱落。その後すぐにテイカーもローマン・レインズ
に落とされた。この段階でもう終わりでも良かった気がする(^^;)。

優勝したのはワイアット・ファミリーに加入したランディ・オートン
レインズにカウンターのRKOを見事に決めてリング下へ。これでオートン
レッスルマニア・メインへの出場権を獲得。果たして対戦相手は・・・。

・・・いやぁ、面白かった。
ランブル戦は日本の団体もたびたび行っているのだが、何故かグダグダ
なる場合が多い(^^;)。考えてみたらWWEは「たかが時間差バトルロイヤル」
であるハズのランブル戦をキッチリ「作品」として魅せてくれる。
日本の団体はこういうところを見習って欲しい。今のままじゃ追いつけない
ぞ、マジで。