“山中慎介”という偉大なボクサーは・・・

WBC世界バンタム級選手権
王者山中慎介日本記録となる13度目の防衛を掛け、同級1位のメキシコ、
ルイス・ネリと対戦。結果は4R・TKO「神の左」は、遂に力尽きた。

今回、僕は戦前の予想を素直に「山中のKO勝ち」に出来なかった。
理由は動画サイト等ネリのいくつかの試合を見てしまったから。フック系
強打山中ストレートにも引けを取らないし、何より若いもしかしたら
という思いもあるにはあったのだけど・・・。

それでも、最後は山中がKOしてくれる、との願望を持って観戦したのだが、
無情のTKO負け。終了直後からセコンドのタオルが早い、との指摘が多々あっ
たけど、あのまま続いていたら偉大な王者がKOされるシーンに化けたかも・・・。
そう考えると、セコンドの判断を責めることは出来ない気がする。

・・・いやぁ、想像以上に悔しい
おそらく山中は日本ボクシング史上でも「最強」のボクサーであり、ここまで
ずっと僕らに夢を魅せてくれた。だからもちろん感謝もあるし、ここまでの労
を労う気持ちもあるのだけど、ここで終わってしまうのは・・・。

キャリア的にも年齢的にも、山中に現役続行を求めるのはかもしれない。
でも、もし・・・。もし山中が2階級制覇などの他の目標に向かって走り出すのな
らば、どんな結果になろうが僕は山中に付いていく覚悟がある。

とにかく、お疲れ様でした!
しばらくの間は、何も考えずに休養してください・・・。

ネメシスの使者

▼ネメシスの使者 / 中山七里(Kindle版)

中山七里の新作。
お馴染みの渡瀬・古手川コンビが活躍するミステリー。故に、通常ならば極上
のミステリーを楽しませて貰うところなのだけど・・・。

前回読んだ「ドクター・デス」同様、この作品もやたらに「重い」
テーマになっているのは「死刑制度」死刑という極刑を配置しながら、何故
だかその判決を避ける傾向にある日本の司法に対するテーゼ、と言った感じか。

死刑判決を受けて当然の罪を犯しながら、無期懲役を勝ち取った凶悪犯たち。
死刑にすべき罪人を悉く無期懲役刑としてしまう裁判官
罪人の無期懲役刑執行後、やり場の無い怒りと絶望にさらされる被害者家族
身内だ、と言うだけで生活の全てを壊される加害者の身内
そして、彼らの狭間に立って苦悩する検察官と、“正義”に翻弄される刑事たち。

・・・まずはこの多様な登場人物たちのうち、加害者以外の誰に感情移入をして
読んだらいいのかを凄く悩む。ストーリーは決して難解では無いのだけど、
そこが確定しないうちに物語はどんどん進んでしまうので、感情のコントロー
が難しくなってしまう。速読を自負する僕だけど、この作品に関しては全く
無理。読中、章が変わる度に心を整理しないと、やりきれなくなってしまうの
だから。

氏お得意のどんでん返し展開もあるにはあるのだが、この作品に関してそこは
あまり重要では無いのかもしれない。とにかく、「考える」ポイントの多い、
ある種の問題作だと思う。

人の命の重さと軽さが交錯する、底冷えするような恐ろしい本
少なくとも現行の死刑制度の在り方一石を投じた内容である事は間違い無い。
しばらく悩みそうだな、この問題・・・。

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G1 CLIMAX 27・優勝は・・・

新日本プロレス「G1 CLIMAX 27」最終戦・両国国技館大会をNJPW Worldで。
今年のG1、ここでは開幕戦にちょっと触れたくらい。しかし興味が薄れたワケ
では無く、出張先でも毎回NJPW Worldでチェックしていた程。

決勝戦は昨年覇者のケニー・オメガと、観客の圧倒的な支持を集めて上がって
きた内藤哲也。30分を超える熱闘を制したのは、L.I.Jの内藤であった。

・・・全く文句の無い、完璧な優勝だったと思う。
僕を含む新日ファンで今の内藤を否定する人間は殆ど居ないハズ。勝つべき
選手が最高の試合内容で優勝する、という、毎年必ずいろいろあるG1の歴史
からはちょっと外れた展開。でも、コレで良いと思う。

内藤の魅力は間違い無く受けっぷりの良さ
ケニーのやんちゃで厳しい攻めをスカすことなく受けまくり、最後はキッチリ
自分の技で勝利する。だから内藤の試合は毎回面白い。
そして今では、そんな内藤にファンがしっかり付いて来ている。内藤が頂点に
辿り着くお膳立ては、もうすっかり出来ている。

来年の1.4東京ドームは、メインイベントで内藤がオカダを破ってIWGPヘビー
のベルトを巻く姿が観られる、と強く思う。「愛してまーす!」でも「金の雨」
でもなく、「・・・デ・ハポーン!」の大合唱がドームに響くのかと思うと、ちょ
っとワクワクする。来年は久しぶりに行こうかな・・・。

SAYONARA Hawaii…

ハワイ最終日。というか、午後2時の飛行機で帰国する日。
まぁ充実した滞在だったのだけど、ハワイに来てやっていないことが一つ。
無論「ビーチに出て海に浸かる」こと。

ということで、ホテルの11時チェックアウトに甘え、歩いて5分くらいの
アラモアナビーチへ。朝8時30分からの海水浴、ちょっと水が冷たいのか
なぁ、と思っていたら、逆にちょうど良い感じ。ふと気付いたのだけど、
最後に海水浴に行った日が全く思い出せない(^^;)。絶対に10年以上経過
してる筈なんだよなぁ(^^;)。

海水浴の後は最後の食事。朝日グリルの名物、オックステールスープ
フライドライス。大量のパクチーの中に、大型のテールがゴロゴロ(^^;)。
これも文句なく美味かった。今回のハワイ、食事に全くハズレが無かっ
のが凄い。そういう意味でも幸運だった。

食後、一路ホノルル空港へ。
正直ちょっと後ろ髪を引かれる思いだったのだけど、あんまり楽しむのも
ちょっと心苦しい(^^;)から、予定通り帰国。
・・・近いうちに行くぞ、もう一度!

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MAHALO!

ハワイ現場、二回目の本番にして業務最終日
↑↑この会場、おそらく一生忘れない(^^;)。なんと言っても、ダントツで
今年いちばん楽しい仕事だった、と断言できるんだから。

始める前はやたらビクビクしてたんだけどねぇ(^^;)・・・。
やっぱりいいなぁ、ハワイ